敬神崇祖(けいしんすうそ)の思い | 羽黒神社宮司のブログ

敬神崇祖(けいしんすうそ)の思い

久しぶりに金沢へ行っておりました。

 

本年1月を以て、今上陛下御在位30年の、いとめでたき節目を奉祝し、記念式典に参加するためでございまして、

 

会場は、金沢駅のすぐ前の、ホテル金沢でございます。

 

石川県神社庁、並びに神道政治連盟石川県本部の協賛で、石川県の神職、及び氏子総代様方、約500人ほどが参加されました。

 

式典に先立ち、富山県高岡市の雅楽団体、羊遊会(ようゆうかい)によります、舞楽「萬歳楽」の演奏がございました。

 

平調調子の舞入りから始まる、スバラシイ演奏でございますが、あまりのレベルの高さに、見てるだけなのに、汗かいちゃいますね・・・(;^_^A

 

羊遊会には、石川県内の神職で、篳篥講師のO畠氏と、龍笛講師の、やまちゃんこと、柯亭さんが所属しておられるのですが、

歳とってきたら、遠くのものが見えづらくなっちゃって、一番後ろで見ていたら、楽師の顔までは判別できず、

O畠氏は、なんとか確認できたんですけど、やまちゃんどこや!?ということでしたが、

 

帰宅して、PCで拡大したら、たしかにおられましたわ(^▽^;)

音頭(おんどう)という、龍笛のソロから始まる、曲全体を取り仕切る大役でございます。

おつかれさまでござんした(。-人-。)

 

 

式典は、国歌斉唱にはじまり、

当県神社庁長、ならびに御来賓各位の祝辞、

 

そして、参議院議員、ありむら治子氏の、記念講演がございました。

ありむら氏の講演は、これまでも何度か拝聴いたしておりますが、

 

ちょうど一ヶ月前に、神道政治連盟の研修会に参加した折、東京自民党本部にて、懇談を交わさせていただいたばかりでございます。

 

当然、今回は陛下と皇室について。

「天皇は、権力の中枢にはおられず、権威としておられる」というのは、「象徴天皇」としての戦後憲法下のことだと勘違いされている人が多いですが、それは古代から(飛鳥時代くらい?)一貫した、まさに我が国の「国柄」でございます。

 

ありむら氏のお話は、いつも解りやすく、面白く、理論的であります。

(ありむら氏の仰られた事と、私の見解とがごちゃまぜなので、誤解のないように^^;)

 

印象に残りましたのは、

天皇、皇室のことを、学校では教えない、教わらないから、子供たちは何も知らない、

 

付け加えますと、もうすでに、教える立場の人に、知っている人がいないのであります。

 

無知は時として暴力となります。

(↑「私の」見解です、誤解のないように)

 

 

敬神崇祖(けいしんすうそ)

我々に恩恵を与えてくださり、日々お守りくださる、八萬神(やおよろずのかみ)を敬い、自分へと連綿と繋がる多くの祖先を敬う、

あたりまえのことでありますが、日々、是を実践し、国民が幸せでありますように願っておられるのが、天皇であります。

 

まあ、その他諸々、おもろいハナシもいっぱいあったんですけどね(^◇^;)

 

この有名な、新元号が発表された「平成」の文字。
(ありむらさんが持ってるのは、もちろん複写です)

時の、某総理の自宅に保管されていて、そのお孫さんの、某タレントの、「うぃ~しゅっ」って言ってる人が、テレビの鑑定番組に持ち込んで、怒られちゃったんだって~ヽ((◎д◎ ))ゝ

 

あったよ、Youtubeに・・・(-"-;A

で、それは、あまりにもマズすぎるので、後に国に「寄贈(本当は「返還」)」というカタチで、今は国立公文書館に保管されているそうです。しらんかった~・・・

(コピーのクリアファイルが買えるらしいですけどね^^;)

 

 

またまたハナシがどうでもよくなっちゃいましたが、

 

式典の終わりに、聖壽万歳を三唱し、平成の御代に感謝を申し上げ、

人が少なくなったロビーで、

ちゃっかり、ありむら氏に、東京での研修会でのお礼と、今後のご活躍をご期待する旨、お伝え申し上げました(^^ゞ

 

 

いただきました、金沢の老舗、(ウチのお下がりの紋菓も作っていただいている)諸江屋さんの、餡入り落雁!!

かっちょいい~♪ヾ(@°▽°@)ノ

 

食べるのもったいない~(^o^;)

 

珠洲から金沢まで、往復5時間は、年寄りにはだいぶキツイですが、

そういうのが吹っ飛ぶくらい、有意義な一日でございましたm(_ _ )m