支離滅裂の政府経済認識 | 経済あらかると

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 日本はインフレが問題なのかデフレが問題なのか、政府はわかっているのでしょうか。そんな不安を感じる今朝の木原幹事長代理の発言でした。

 

 木原氏は今朝のフジテレビの番組で、定額減税の継続の可能性に触れました。今回の定額減税、当初は岸田総理の選挙対策として提示されたものですが、解散の決断ができず、今回これを物価高対策の柱として再利用しました。

 

 これに対して、木原幹事長代理は、「仮に物価状況が改善せず、またデフレに戻る可能性があれば、来年だって定額減税は考えなくてはならない」と述べました。物価高対策として減税するのか、デフレ対策として減税をするのか、定見はないようで、政治的に減税を続けて得点にしたいとの思惑が見え隠れします。

 

 それにしても政府は物価高とデフレの分別があるのか、インフレでもデフレでも減税、というのはいかがなものでしょうか。