ベージュブック、インフレ再燃リスク | 経済あらかると

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 6月のFOMCでたたき台となる「ベージュブック」が公表されました。景気は消費に一部で節約の動きがみられるものの、緩やかな拡大を続けているとしていますが、物価で注目材料が指摘されました。

 

 つまり、インフレ圧力が再び加速する兆しがあると指摘しています。例えば、多くの地区で原価が継続的に上昇していて、今後数か月でモノのインフレが加速する可能性がある、としています。

 

 このため、長期金利が一段と上昇、2年国債利回りは一時5%を付けました。市場は年内の利下げ予想をこれまでの2回から1回に減じています。そして米国の長期金利上昇が日本にも波及、日本の10年国債利回りは一時1.1%に乗せました。米国の金利上昇が原因のため、日本の金利上昇でもドル円は157円台まで円安となっています。