イラン当局者は本日、ロイターの記者に対し、ライシ大統領と外相が搭乗したヘリが墜落して死亡したと伝えました。事故の原因については言及していません。
アゼルバイジャンからの帰途で事故にあいましたが、3機のヘリのうち、大統領の搭乗したヘリだけが墜落しただけに、思惑を呼んでいます。現地は吹雪で視界が悪かったようですが、事故とテロの両方の捜査がなされそうです。
イランの最高責任者はハメネイ師ですが、高齢のハメネイ師の後継候補としてライシ大統領が有力視されていました。保守強硬派と目されていますが、イスラエルなどの挑発に乗らない冷静さを持ち合わせていました。
単なる天候による事故でないとすれば、戦争を煽る勢力の関与も考えられます。もっとも、イスラムによるテロならば犯行声明も出ますが、影の戦争屋の仕掛けなら、表に出ないまま両勢力を揺さぶり続ける懸念があります。そうであれば、イランが挑発に乗らないことを祈るばかりです。