昨今は格差の拡大、ダイバーシティ(多様性)の時代と言われますが、桜の世界にも格差が広がっています。
ソメイヨシノは通常、シンクロ化がみられ、同じ地域ではほぼ同時に開花し、同時に満開になり、同時に葉桜になる傾向がありました。しかし、今年は異変が見られます。
我が家の周り、半径1キロ以内に多くの桜の木がありますが、その約半分は満開が過ぎて花びらが散り始めました。そして1割近くはすでにほぼ葉桜になっていますが、近所の桜の木は1本がまだ7分咲き、もう1本はまだ4分咲きです。周りを人歩きすれば、葉桜から満開の桜、まだ4分咲きの桜と、いろいろな桜が楽しめます。
なぜこんなに差が出たのでしょうか。この2週間は暑いくらいの日があったり、雨で寒かったりで、そのちょっとしたセンサーの感じ方で早く開いたり、出遅れたりすることになったのかもしれません。これまで花見ができなかった人にも、まだ桜を楽しむチャンスがあります。