中国の貿易は昨年11月に続いて12月も大幅な減少となりました。
ドルベースの輸出は前年比9.9%の減少と、11月の8.7%減からさらに悪化しました。一方輸入は前年比7.5%減と、前月の10.6%減ほどではありませんが、引き続き大幅減少となりました。
中国政府は12月初旬にコロナ規制を大幅緩和した結果、感染が急拡大し、一部に経済の混乱も見られました。市場は感染のピークアウトで年後半には景気回復が進むと見ていますが、不動産問題も悪化しているだけに、それほど単純ではなさそうです。
少なくとも10-12月の中国のGDPはかなり悪い数字になると見られますが、当局がどんな数字にしてくるのか、そこも注目です。