米金利フラット化急 | 経済あらかると

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 米国金利が急速にフラット化しています。2年国債と10年国債利回りの差は、ついに4bpまで縮小、逆イールドの可能性も出てきました。

 

 2年・10年の金利差が逆転すると間もなく景気後退に入るのが米国では一般的となっています。FRBは米国景気は強く、需要超過にあり、労働市場もタイトだから利上げを進めても失業率は高まらない、と説明しています。

 

 しかし、市場は米国景気の悪化を見ているようです。年内にFF金利が2%以上に引き上げられれば、景気への負担が大きいと見ているようです。折しも、中国がゼロコロナにこだわり、上海をロックダウンしたことも、景気への不安を呼び、原油価格も大きく下落しました。

 

 当面、イールドカーブの動きが注目されます。逆転すれば株にも影響が懸念されます。