トランプ大統領も含め、世界が注目した中国特使の訪朝が、結局金正恩委員長と会えずに帰国しました。トランプ大統領は、これを見て北朝鮮を改めて「テロ支援国家」に再度指定し、北の核ミサイル開発に関わる中国企業や北朝鮮企業、船舶に新たな制裁を加えることになりました。
中国が間に入って外交交渉が進むという一縷の期待も崩れたことで、米国はいよいよ北に対してハードな路線で攻めることになりそうです。
中国は金委員長との面談が実現しない可能性も考えて、常務委員クラスの特使ではなく、宋部長クラスを派遣し、面談できなくても面子がつぶれないようにしていたとも言います。
また米国は脱北兵士を追いかける北朝鮮兵が、38度線を超えてしまった「証拠」フィルムを公開しました。米国はすでに「カード」を手にしたとも言えます。