カタルーニャ独立宣言の波紋 | 経済あらかると

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 スペインのカタルーニャ自治州議会は27日、独立に関する動議を賛成多数で可決、独立を宣言しました。

 

 これを受けてスペイン中央政府は上院の承認を得て、カタルーニャの自治権をはく奪、ラホイ首相は、プチダモン州首相を解任し、州警察の直接統治に乗り出しました。

 

 ラホイ首相、プチダモン州首相ともに「冷静な対応」を呼び掛けていますが、事態は緊張を高めています。

 

 目下のところ、EUや米国政府などはカタルーニャの独立を一蹴、認めていませんが、米政府とは別にネオコン勢はカタルーニャ独立を後押ししたと見られます。

 

 地元警察もどちらの管理下で動くか混乱も見られ、今後しばらくはカタルーニャを巡ってスペインの混乱が予想されます。この影響ですでにバルセロナの観光客が減り、地元の日系企業(特に飲食店)には影響が出始めています。