自民大勝は北朝鮮のおかげ | 経済あらかると

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  舌禍事件の多い麻生副総理ですが、26日夕刻、自民党議員のパーティで、自民大勝は北朝鮮のおかげ、と発言し、物議をかもしています。二階幹事長は「ジョークではないか」と言っていますが、本音が出たと見られています。

 

 安倍政権と北朝鮮との協力関係については、いくつかのルートで存在することが、半ば公然の秘密と言われていました。このため、解散前に北朝鮮危機を煽りましたが、9月25日の解散説明会見以降は、選挙が終わるまでは北がミサイルを発射することはない、と言われ、実際ありませんでした。

 

 自民党と北朝鮮とのパイプが指摘される以外にも、北朝鮮と深い関係が指摘される米ネオコンが、安倍政権支持の観点から、北の動きをコントロールしているとも言われます。

 

 選挙も終わり、米国も北への行動で自由度を得たことになり、軍事介入も選択肢になりますが、その場合は、恐らく事前に日本に通告があると見られます。或いはもう通告があり、だから解散を急いだとの説もあります。それだけに、麻生発言は「ジョーク」になりません。また謝罪を求めたからと言ってどうなる代物でもありません。

 

 またこのパーティでは、麻生氏はもう1つ気になる発言をしています。つまり、これまでの日本では左翼勢力が3割りを切ったことはないが、今回、立憲民主を左翼としても、左翼勢力は17%しかない、と言い、左翼勢力の後退を強調しています。

 

 これと国会での野党の質問時間を、これまでの8割りから2割りに減らす、との発想につながっている面があります。自民党が比例区で獲得した票は33%に過ぎません。それでも6割以上の議席をとっておごりが出たとしか思えません。せめて隠すべきは隠すくらいの謙虚さは必要です。