昨年暮れに共同通信が、「1月下旬に日米首脳会談」と報じ、実際1月27日にワシントンで安倍・トランプ会談がセ行なわれる、との情報が密かに流れていました。これは谷口内閣官房参与が12月15日のワシントンでのシンクタンクで開かれたメディア向けセミナーで明らかにしたものです。そうなれば、トランプ大統領の就任後、最初の正式な首脳会談との「栄誉」を得るはずでした。
もっとも、その時点で公表することは、オバマ大統領に失礼になるとの配慮もあり、外務省、官邸は即座に否定していました。そしてオバマ氏からトランプ氏へバトンタッチがなされてから公表かと見られていましたが、いまだに何も出てきません。
これには米国側から拒絶されたために立ち消えになったとの見方があります。ワシントンからは、トランプ大統領がまずブレグジットを選択した英国のメイ首相を正式にワシントンに招待し、会談を行うとの話があり、日米よりも、米英の絆がより重視される可能性があります。
安倍総理はトランプ氏を「信頼できる人物」と評しましたが、トランプ氏は安倍総理をそこまで信頼していないのかもしれません。