3枚目のCD「Henry」の制作に入る。
今回のエンジニアはロック系で信頼できる方に任せることに。
そして…1枚目と2枚目でお金かけすぎたので(当時、借金まみれであった)、ここからはCD- Rで制作をすることになった。
今回の試みは"ライブで演奏していない曲"
いわゆる書き下ろしである。
CDとして聴いてもらった時に初めて聴く曲を届けてみよう!
ということで、曲はできていたもののライブでは演奏せずにレコーディングを行う。
それがHenryという曲。
そして、ライブで披露する前にレコーディングしてることもあって色んな細かなアイディアがこの曲には入っている。
新鮮なレコーディングであった。
当然、歌入れにも気合が入る。
歌入れ終わって
「よっしゃあ!」
と扉を開けると…
メンバー3人はゲームをして遊んでいた。
(このスタジオにはゲーム機が備え付けられていた笑)
この作品は下北沢HIGH LINE RECORDSの委託販売コーナーで1位をゲットした。
音も今回からかなりロックな音色になり、メジャーどころのバンドにも引けを取らない作品になったと思っている。
そしてこの後
インディーズレーベルのオーディションに参加し、書類選考からライブオーディションに進む。
無事にオーディション合格して初の全国発売のCDが出せることに。
とりあえず1枚のシングルという話であった。
ここからが非常に様々な経験をすることなる。
まずは選曲から。
当時演奏できたレパートリー全てをスタッフに聴いてもらう。
何曲か候補は上がったが
既にライブでは演奏していた
ユーフォリア
ストロボという2曲に決定。
ストロボという曲は自分の中でシングル向きではないと思っていたので
1.ユーフォリア
2.ストロボ
という収録にしたかったのだが…
レーベルのスタッフからは
「アップテンポの曲が1曲目のがいい」という意見があり。
結果、間をとってせめて両A面で!
となる。
それからレコーディング、これがまた揉めた。
自分の曲は、感覚でギターのコード抑えて使っていたこともあり…自分の曲のコードも名前が分からない、というのが当時かなりあった。
いざレコーディングに入ると
「このコード音がぶつかってるよ?コードの管理は誰がやってるの?」と言われ。
「曲を作ってるのは僕なので僕ですかね」と言い返すと。
「こんなコードじゃなくて、もっと自然にハマるコードがあるはずだよ?」と言われる。
レコーディングは翌日も予定されていたので、この曲は一旦止めてもらって明日までに考えてくることになった。
家でギター弾いてると案外すぐにコードは見つかった。しかし面白くない…
翌日、エンジニアに変えたコードを知らせる。すると…
「あ、この方がすんなりいくね。…でも前のが面白いかもねぇ。前のコードでいこう。」
となる。
"勝った!"
と思いながらも結局元の状態でレコーディングすることになった。
その後のレコーディングはスムーズにいった…気がする。
ベースのフレーズとかは若干変わったけど、これは良くなっていた。
その後は初のMV撮影。
贅沢に2日間かけて行った。
2パターンの衣装を用意してメンバーそれぞれの演奏シーンを初日に。
全員で集まって演奏してるシーンを2日目に撮影。
初の撮影で手探りであったが、感情をぶつけるように演奏シーンを撮影。
撮影後はグッタリしていたのを覚えている。
その時のMVがこちら↓
こうして…無事
2006年1月に「ストロボ/ユーフォリア」というシングルをリリース。
やったー!
と喜んで渋谷のタワーレコードへ行く。
が、置いてない…
初めてということもあり、事前の営業もしてなかったから仕方ないことなんだけど…
後日一人でCDを持って直談判へ。
担当の方を呼んでもらい
「cublic-setts というバンドです。先日このシングルが出ました。聴いて頂きたいです!もしよかったら入荷して頂けませんか?」
と。
さっぱりしたリアクションで
「分かりました」と言われ、
"あーこりゃあダメなやつかぁ"
と半分思った。
数日後、ダメ元でタワーレコードへ行ってみると…なんと、コーナーができていて入荷してくださっていた!
これは本当に嬉しくて、写真をメンバーへすぐに送る。
「タワーレコードに入ったぞ!」と。
その後にレーベル側から
「萩原さん…cublic-setts のCDなんですが大阪でやたら売れています…」
なんで?
と思ったら両親始め、ウチの実家周りの方々がめちゃくちゃ買ってくれていた。
両親に
「買ってくれたの?」と聞くと、
父親からは「そりゃ買うに決まってるでしょー!」と言われる笑
考えもしなかったが、有難い限りだった。
そして、リリース後からは
またリハーサル〜ライブ活動のペースへ戻っていく。
その中で、なんとかレーベルと契約を続行できないか頑張ったが…残念ながらそれは叶わなかった。
自分含めてメンバーは
「まぁ、しゃあないっしょ!」くらいな感じであった気がする。
ポジティブである。
割と早いペースで次の作品
「prism」を制作。
「Henry」の時と同じエンジニアに依頼し、これまた自信作となった。
この頃は
「ライブの本数を減らしてとにかくお客さんをたくさん呼ぼう」
ということでメンバー4人が一致団結していた。
普段の対バンイベントで50人くらいお客さん呼んだこともあった。
ホームとしていたライブハウスは
下北沢CLUB251。
この当時、世田谷区の三軒茶屋に住んでいたこともあって
相変わらず下北沢の町をよくぶらぶらしていた。
オールナイトのイベント見に行って歩いて帰ったこともあった。
そう、青春である。
相変わらず冬になるとツアーしたりしてこの4人で活動を続けた。
このままいけるか!
…と思いつつも、徐々に煮詰まっていくメンバー…
少しずつメンバー間の溝ができ始め、遂に事件が起きてしまうことに。。。
次回へ続く…
明日はレギュラーのラジオ番組オンエア日。
1人しゃべりだけど、先週ゲストの枝村究君の時のtwitterリアクションも紹介してます!
是非聞いてくださいね!
↓
【レギュラー番組】
兵庫県尼崎市にあるコミュニティーラジオ局
FMaiai(82.0MHz)にて
毎週金曜日PM12:00〜12:45
「萩原大介の週刊パズルなラジオ」
次回放送は6/12金曜日12時〜
Listen Radio(リッスンラジオ)
というアプリをダウンロードして頂ければスマホで全国どこからでも聞くことができます。
※また毎週金曜日AM8:15〜9:00まで、先週の再放送もあります!
聞き逃した方は合わせてチェックしてくださいね。
【スタジオライブ生配信】
6/13土曜日21:30〜
スタジオライブ生配信!
※過去の配信動画も見れます。
(ライブ履歴、をチェックしてください)
https://twitcasting.tv/hagiwaradaisuke
萩原大介が以前に組んでいたバンド
cublic-setts(キューブリックセッツ)
12年ぶり、一夜限りの復活LIVEを音源化。
通販開始!!
cublic-setts「like a seagull vol.0」
2019.12.27@下北沢CLUB251
01. distortion(3pieces)
02. クラッカー(3pieces)
03. 虹の中へ(3pieces)
04. 空白(3pieces)
05. ユーフォリア(4pieces)
06. アイリス(4pieces)
07. Henry(4pieces)
08. mirai(4pieces)
09. ストロボ(4pieces)
10. like a seagull(4pieces)
11. ペイン(4pieces)
¥1,500(CD-R仕様)
◆ 3pieces
Vo&Gt:萩原大介 / Bass:藤原基純 / Drums:榎原直人
◆ 4pieces
Vo&Gt:萩原大介 / Guitar:冨田篤生 / Bass:藤原基純 / Drums:井上博毅
https://art-box.stores.jp/?category_id=5eae693bcee9ea0d18111628
【LINEスタンプ】
萩原大介のLINEスタンプがリリースされました!デザインは岩本伊津美さん。
スタンプショップで萩原大介を検索、クリエイターズを選択してください。
https://store.line.me/stickershop/product/11173847/ja
【アルバムリリース情報】
発売日:2020.02.05(水)発売
■ 萩原大介「夕凪の唄」
■ 収録曲
1.Entrée
2.サーチライト
3.AM4:30
4.パラレルワールド
5.ステレオタイプ
6.La dualité
7.風車
8.ラストダンス
9.Promenade
10.アイリス
11.エーテル
12.アルメリア
13.夕凪(Live at the room)
■ 品番:ZCST-051
■ 価格+税:¥3000+税
■ レーベル:ZERO COOL
通販での購入はこちら!
↓
サブスクで1st album風景の唄の配信がスタート!
萩原大介 / 風景の唄
配信始まりました。(サブスク、ダウンロード)