現在、Youtube上で拝見できる、私的におすすめのご老師方の法話・提唱。
ただし、「老師の動画なんか、あえて見る必要はない。坐らなければ、見ても意味はない。とにかく坐らないと駄目なんです。」(松本自證師)
あるいは、「正師は<これ>と言い(事実を直指するが)、邪師は<あれ>と言う(思考、概念の世界しか示さない)。」(ある和尚の言葉)
仏教とは何のことはない、自分と思い込んでいるこの身心とは実際のところ何なのかを説く教えである。したがって仏教(あるいは自分)とは何かを知りたければ、他人に尋ねるなどということは本来は必要はない。自分(の身心)に尋ねれば事足りるからである。
他人の言葉は、それがどんなに真実に肉薄するものでも、事実そのものではない以上、到底満足はできない。したがって、本当に満足したければ、事実自体に尋ねるしかない。結局のところ、事実(身心)に勝る師はいない。これさえあれば、わざわざ他の誰かに教えを乞う必要は、ない。この身心こそが本当の正師である。