料理人HachikoのBuona giornata ~イタリアで深呼吸~ -9ページ目

料理人HachikoのBuona giornata ~イタリアで深呼吸~

 ☆イタリア料理に魅了され、現地イタリアで、楽しいこといっぱいあって、少しづつ、いろんな経験をし、変わっていく、一人の料理人の成長記録☆


  エミリア・ロマーニャ州を発ち、次に目指したのは、ヴェネト州にある、


 ヴェネツィア。



  言わずもがなと思うけれども、あの「水の都」として有名な水上都市です。



  

  なぜ、ヴェネツィアに来たかと言うと、答えは簡単。


  この目で、見てみたかったから。




  正直、建物とか、そういうものには、ものすごくうとい僕。 


  



  ただ、とにかく、この世界中の海岸を全部あわせると、どんな距離になるかも知らないし、


 その想像も出来ないくらい長い海岸にある、海辺の町がいくつあるのかも、まったく検討も


 つかないんだけど、そんな中、この街がなんで「水の都」なんて言われてるのかを、


 自分のこの目で見ないといけないって、本能的に思ったんです。




  ほんとに、ただ見たいだけ。 その為だけに来たこのヴェネツィア。




  

  駅から降りると、目の前が広く開けていて、いろんな人が歩いています。


  

  その先には、運河。  





   この段階では、まだ、そんなに特別な感じもしません。



  ただ、あーヴェネツィアに着いたんだぁ!って言うちょっとしたうれしさだけ^^





   でも、僕のヴェネツィアに対する気持ち(感動)はこのあと、少しずつ。じわりじわりと


  膨れ上がっていくのです。




   その理由は、街を歩くと、すぐわかるはず。  


   


   イタリアで、これまでも、いろんな街にいきました。  



   いや、もうここではイタリアっていうより、日本の観光地もふくめて言ったほうがいいかもしれない。



   



   人ってなんとなく、大きなものに驚きを感じたり、感動したりってことが多い気がします。


  特に、人間が作ったものに関しては、たとえば、巨大な建造物。


タワーだったり、ビルだったり、ドゥオーモだったり。




   目の前にある、モノの壮大さに目を奪われます。   



   

   大きさを感じずに感動するものは、意外と、自然のモノがほとんどのように感じる。




   紅葉とか、桜の木とかね。




   


   ただ、僕がここヴェネツィアで感じたのは、ここは、人口に作られた街。  なのに、


   後者の感動だったんです。




   


   街をめぐらす、生活のほんとに一部になっているような小さな運河。  



   



   無数にあるそれをひとつ、ふたつ、越えるたび、今まで見たことのない光景を目にして、


  驚きっていうより、愕然とするくらいの感動が、こみ上げてくるのです。





   



   下の写真、今までの僕の常識では、川です。   川じゃなきゃおかしいもの。



   



   でも、これ全部、紛れもない海水。 海の一部なんです。

   


   



   その海沿いには、民家が立ち並び、家の扉をあければ、すぐに運河(海)という、


  ほんとに不思議としか思えない状況が、この街では、毎日普通の事として、


  流れているのです。





   もちろん、ドゥオーモだってみたし、サン・マルコ広場だって、リアルト橋だって見ました。




   



   ただ、僕にとっては、それは、この街のほんのちょっとした一部にしか感じられず、


  初めて訪れたヴェネツィアは、この小さな運河に魅了されたのでした。






   そう考えると、先に自分が書いていたことが少し、矛盾しているのかもしれないなって気付きました。





   言い直します。 




   「ここは、感動を与えてくれる、小さな自然と、小さな人工物が調和して出来た


     巨大な集合体、水の都ヴェネツィアという街です。」

 





   

  


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料理人HachikoのBuona giornata ~イタリアで深呼吸~

  パルマのお肉屋さんで、クラテッロを食べて、逆におなかがすいた僕は、


 僕のジンクスである。 「お肉屋さんにおいしいお店を聞くと、いいお店にあたる。」


 っていうのを、今回も使ってやろうと思い、紹介してもらったお店。




  パルマ駅から、程近い場所にある、お店です。



  料理人っていうか、僕は、意外となんとなくここおいしそうだなぁ。。。とかっていう


 そういう感は鋭いんです。   自分で、あ、ここよさそうって思って入ったお店は


 かなりの確率で、はずれがありません。




  今回は、お肉屋さんに紹介してもらったから、そういう感はまったく使わず、


 ここかぁ、、、って思いながら入ったわけなんですけど^^:


  




   とりあえず、クラテッロは食べたし、ここでは、普通のサラーメの盛り合わせを食べることに^^


  頼んだら、いろんな種類のサラーメが並んでます^^



   さすがに、トスカーナから近いってこともあるのか、そんなにものめずらしさを感じるものはなく、


  パンと一緒にあっという間に食べてやったんですが、全部食べると意外といい量です。

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  これが、一緒に食べてたパン。  これも、エミリアロマーニャのパンなのですが、


 触ってみると、すごく外は硬いんです。  こんなに硬いものか?って無理やり割ってみると、


 中は、外とはまったく逆で、ふわふわ。  いつも食べているようなパンではなく、


 中は、気泡がきめ細かく、けど、そんなに思いわけでもありません^^

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   そして、ラビオリ。 この地方で、トルテッリと呼ばれるものです。


  3種類のトルテッリがミックスされています。  カボチャと、栗と、この地方で特によくみられる


  トルテッリ ディ エルベッテと呼ばれているエルベッテという野菜とリコッタチーズのラビオリ。


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   なのですが。。。  このパスタ。。。  ぶっちゃけあんまり僕には、当たりとは言えず。。。


  僕のジンクスが、初めて、崩されてしまいました^^:  





   イタリアにも、やっぱりおいしいお店もあれば、そうでもないお店もあります。


  旅行に行った際は、みなさんの勘もきっと役にたつときがくると思いますよ^^




   ここ旨そうっていう勘は、結構あたるものですね^^




   あんまり良くないことを書くのも微妙なので、次々^^  まだまだ旅の先は長いぞ^^

   生ハムって好きですか?


  僕は、ほんとに大好きです^^  



   仕事柄、いろんな種類の生ハムを食べる機会があり、もちろん自分でも、日本でもなんとなく


  スーパーにいくと、目に止まって、高いんだけどなぁって思いながらも、


  食べるのケチってどうする!?って思って、買っちゃったりってことよくありました^^




   イタリアの生ハムは、日本の生ハムとはやっぱり違います。  濃厚っていうか、気候が違うのも


  あるだろうし、肉そのものも違うんでしょう。




   そんなイタリアの中でも、パルマ産の生ハム(Prosciutto di Parma)は有名で、


  日本のイタリア料理屋でも、パルマ産生ハムなんてメニューに載ってるところも


  多いんじゃないでしょうか?    すごくおいしいですもんね。




   生ハムに使うのは、豚の後ろの太ももの部分。 




   ただ、そんなパルマ産生ハムのなかでも、さらにランクがあります。  


   そして、その最高ランクに位置しているのが、クラテッロと言われる豚の太もものお尻の部分


   を使った生ハムなんです。




   そして、その中でも、ジベッロという町でつくられるものが、最高のものだと言われています。




   ということで、パルマに着くやいなや、僕は肉屋に直行しました。


   そして、


   「ジベッロのクラテッロをください!  5切れくらいでいいから、すぐ味見したい!」




   といいます。  店主は食べろ食べろと、薄くスライスしてくれます。






    って、言っても、生ハムです。 



    もちろん大好きな生ハムだけど、いっぱい食べてきた生ハム。 って思いながら



   心は躍りながらも、意外と冷静に口に一口。





  


    なにこれ・・・・・・っていうのが、最初の感想。



    

   最高って言うくらいだから、それなりの覚悟はして食べたんですが、


   


   僕にとっては、ほんとに信じられないくらいおいしかったんです。  ただの生ハムのくせに。






   食べ物を食べて、感動するほどのおいしさって、料理人じゃなくても、


 意外と少ないんじゃないでしょうか??  



   そして、いざそういうものに出会ったときって鮮烈にその記憶が残りますよね。



   


   そういう記憶、僕にもいくつかあります。 東京に上京して、ひさびさに帰ったときに食べた


  地元九州のとんこつラーメンの味。


   部活の練習で、疲れ果てて、のどからからで、そんな時に、やっと飲めた水。




  このパルマで、また新しく、記憶に鮮明に残るものを食べれたことがとても幸せに感じました^^




   

  料理人HachikoのBuona giornata ~イタリアで深呼吸~



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  ちなみに、もう少しこのクラテッロのことを、



  パルマ産の生ハムが、大体年間900万本生産されるらしいです。  


 その中で、このジベッロ村で造られるものは、7000本。  200キロの豚からたったの3,4キロくらい


 しかつくることができないそうです。  



  伝統的な製法でひとつひとつ手作業でつくられるから、この感動的な味は生まれたんですね^^




  もしも、エミリア・ロマーニャ州を訪れる機会があったら、日本では、なかなか味わえない


 この生ハム。  


   是非食べてみることをおすすめしますよ^^



  またまた、前回から、随分間が開いてしまいましたけど、


 ぶらり旅の続きを綴っていこうと思います^^




  レッジョ・エミリアから、さらに西にちょっと行った所にモデナと言う街があります^^



  もしかしたら、モデナって聞いたら、どこかで聞いたことのある人もいるかもしれません。




  でも、きっと思い出せないでしょう^^  


  ここモデナは、イタリア料理って言ったら、頻繁に登場することの多い、バルサミコ酢の


 名産地なのです^^   きっと、スーパーなんかで、バルサミコ酢をよく見てみると。



  「Aceto balsamico di Modena」  モデナのバルサミコ酢  


  って書かれているものがきっとあるはず^^





  日も暮れて、街をやっぱりあてずっぽに徘徊していると、ドゥオーモが見えてきます^^


  ここは世界遺産にも認定されているそうで、近くで見てみると、アダムとイブが禁断の果実を


 食べようとしている場面を表した彫刻なんかがありました。



  ほんとイタリアって、どこの街にも、こういう重要な建物がぽこぽこありすぎて、


 なんだかそういうのに麻痺しちゃいますよね^^:  


  でも、これを守っているイタリアは やっぱりすごい!

料理人HachikoのBuona giornata ~イタリアで深呼吸~


  

   アーケードの下からの風景^^

料理人HachikoのBuona giornata ~イタリアで深呼吸~


  夜の街も、なんだか、雰囲気いいです^^  


  この光の色が、毎晩、あぁイタリアにいるんだなぁって思わせてくれるものの一つです。

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  街のはずれにある噴水。


  

  イタリアには、噴水がすごくいっぱいあります。 


  豪華なものから、ほんとに庶民の水汲み場のようなものまで。


  

  これはきっと水に対する考え方も日本とはちょっと違ってるんじゃないかな?っていうのも、


 すごく感じさせます。     今度調べてみよ^^

料理人HachikoのBuona giornata ~イタリアで深呼吸~


  

   夜には、若者たちがいっぱい集まっているバーがあり、楽しく散歩しました^^



  モデナは、さっきいったバルサミコ以外にも、実は有名なものが、


  あの有名なフェラーリの工場と本社があるのも、このモデナ県なんです^^


 

  そして、もう一つ。



  先日、逝去した、きっと、僕達の年齢くらいだと、音楽の時間に耳にしたことのある、


 世界三大テノールの一人 ルチアーノ・パバロッティの地元でもあるんです^^



  このモデナの街で、若かりしパバロッティは鼻歌歌いながら歩いてたんですかね^^

  前回のパルマから、東へ電車で20分ほどのところに、レッジョ・エミリアっていう街があります。


 


 



   この街は、あの有名なチーズ、パルミジャーノ・レジャーノ(パルメザンチーズ)の本場。


  そんなこと聞いたら、とりあえず、どんな街なのかなぁ?って気になっちゃうじゃないですかぁ?




  


   だから、 ふらふら~と散歩がてら、立ち寄ってみました^^  


   普通の人は、なかなか行く場所ではないですね^^:  




 


   駅を降りると、いきなりRistrante cineseがいっぱい・・・。 中華料理屋です。。。



 


    なんだここ、ほんとにレッジョ・エミリアなのかぁ??っと半信半疑。




 


   最近は、イタリアでも、ちょっと大きな街に行くと、中華料理屋や、すし屋が意外と目につきます。



    さすがに、イタリア料理だけじゃあきちゃったのか??





 


   とにかく、どこの街に行っても、中国の方をよく見かけるんです。  


  でも、よく考えたら、世界の人口が、60億人。  中国の人口が10億人。。



   世界の6人に1人が中国の人なら、それもうなずけますね^^



  



   そんな感じで、また、あてずっぽにテクテク歩いていると、まず目にしたのは、サッカー場。



  


  


    イタリアはやっぱりサッカーの国です!   


   むしろ、サッカー以外のスポーツあんま気にしてないみたい^^:   


      それはオリンピックも然り。     あんまりこっちではオリンピック盛り上がってません。



料理人HachikoのBuona giornata ~イタリアで深呼吸~


  さらに歩いていくと、やっぱり僕の野生の方向感覚はするどい。


  完全に中心部に近づいてます^^



 


   とりあえず、インフォメーションを見つけて、地図をゲット!




 


    イタリアの街は、きれいですけど、意外と落書きが多かったりするんです。



  でも、この街の印象は、



   なんかきれい!




  ごみも落ちてないし、落書きも全然ないし。



料理人HachikoのBuona giornata ~イタリアで深呼吸~


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     ちっこいスーツケースをガラガラ引いて歩いていると、



      うしろから、なにやら声がします。




  



      (なんだろ??)  って振り返ると、



       小さな子供が乗ってる自転車にひかれました^^:




 





     自転車の練習中らしく。  ぶつかったあとに、その子も、



        コテッ・・  っと転んでます!




  

  



     「大丈夫かぁ??」  って聞くと、「Tutto va bene!(全然大丈夫!)」って言ってます^^






 



    お母さんが来て、ごめんね、大丈夫?って言うのに対して、「Tutto va bene!」って言ったら、


   子供は笑ってました^^




  


  そのあと 、再度お母さんに出だし、後ろから押してもらって、その子はまた発進してます^^



 


   なんかいいなぁって思ってみてると、



  


     あれれ。。。




 


     完全にまた一直線にこっちに向かってきてるじゃないですか!?





   この子、全然大丈夫じゃねぇ^^:   



  

   とりあえず、急いで自転車を避けて、去っていく少年の後姿を見ながら、心の中で、



  


    「がんばれよ! 少年!  


     けど、自慢じゃないけど、俺は年少さんのときに、すでに補助なしだったぞ^^」




  


      と大人気なく勝ち誇ったのでした。




   



    もちろんその光景を見ていたお母さんは、苦笑いですけどね^^

料理人HachikoのBuona giornata ~イタリアで深呼吸~


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  新しい、劇場の前には、噴水が^^  この広場はきれいだとインフォメーションのおばさんに聞いて


 来てみたんですが、意外とたいしたことない^^:   いや、きっと夜はきれいなんだ!!





  あとで調べたところ、レッジョエミリアは、教育なんかでも、有名な街だそう。


 確かに、こういうところで育った子供は、心のひろーい大人になりそうです^^




  さぁ、次の街へ^^