料理人HachikoのBuona giornata ~イタリアで深呼吸~ -10ページ目

料理人HachikoのBuona giornata ~イタリアで深呼吸~

 ☆イタリア料理に魅了され、現地イタリアで、楽しいこといっぱいあって、少しづつ、いろんな経験をし、変わっていく、一人の料理人の成長記録☆

  随分、前回のブログから、間が開いてしまいました。


 っていうのも、前回の失敗を教訓にして、再出発した、ぶらり旅に出かけていたので、


 なかなかブログを書く時間をとれずに、やっと今日になったわけなんですけど。




  ちなみに、今は、今日宿泊する、フィレンツェのユースホステルから、これを書いてます^^


  かなり多国籍な感じのこのユースホステル。  みんな感じのいい外人ばっかです^^


    


  とりあえず、この話は置いといて、最初から、順を追って、さすがに一度では書ききれないので、


 何度かに分けて、書いていこうと思います^^





  それでは早速!





  




  朝早く、Castellinaを再出発した僕は、まず


 

  フィレンツェ →  プラート →  ボローニャ  を経由して、最初の目的地。




  「Parma パルマ」  を目指します。




  パルマって言うのは、聞いたことある人も結構いるかも^^  


  っていうのも、サッカーの中田選手が少し在籍していたことがあるのが、


 ここパルマのサッカーチームなんです^^




 

  エミリアロマーニャ州にあるこの街は、サッカーだけじゃなくて、食べ物有名なものがあります。


  やっぱり一番有名なのは、パルマ産の生ハムです。



  それと、チーズ「パルミジャーノ レジャーノ」っていうのも有名です^^






   フィレンツェから、電車を乗り継いでいるうちに、確実に景色が変わってきます。



   ここエミリア ロマーニャは、イタリアで一番おっきい平野、 パダーノ平野のど真ん中。



   ひさびさにこういう風景を見ました^^  






   しかも、この晴れ渡った空。    昨日までは、天気予報曇り、雨だったのに。 嘘やん。。。



  


   この後に続く、何日間かの旅で、僕の驚異的な晴れ男ぶりが発揮されるとは、


  この時はまだ知るよしもない。



料理人HachikoのBuona giornata ~イタリアで深呼吸~


  

   さて、パルマに到着し、駅の外に出るとまず僕は。



   なんていうのかなぁ・・・第6感?ってやつで、中心街の方角を見極めます!


   野生の力を信じて。



   まぁ、人に聞けば早いんですけどね^^  無駄にぶらぶらするのも好きなので^^   


  それに、一人じゃないとそういうのも、なかなかできないですしね^^




   ただ、パルマは、はじめに受けた印象は、晴れているのにも関わらず、なんとなーく


  ちょっと危ない?空気を感じます。




   とりあえず、川沿いを歩いていると、向こう岸のほうに、なにやら落書きが。



   よくよく見てるみと・・・



   「Lo studio uccide」   日本語訳(殺しスタジオ)




   おう!やっぱあぶねーんじゃねーか?ここ・・・     まぁいいか 



   

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  そのまま歩いていると、また落書きが・・・



  今度は、イタリアらしい愛を感じる落書きです^^  死ぬほど愛してるだって^^


  日本人はなかなか言える人少なそうですね^^




  愛の国イタリア。  



  そういえばピエモンテに居たときのある出来事を思い出しました。




  厨房の掃除をしていた時のこと。



  同じキッチンで働いている女コックのキアラが、いつものように、大声で歌いながら、踊りながら


 歩いています。




  


  僕に気付いたキアラが、ステップを踏みながら、後ろから近づいてきます。



  まだ掃除も終わってないし、かまうと面倒なので、気付かないふりをしていると。。





  後ろから、勢いよくキアラが抱きついてきます!  いやむしろ飛び掛ってきます!



  なかなか離れないキアラに、僕は  



   「何やってんだよ^^:??」



  と言うと、しばらくして、離れたキアラが去り際に言った一言。




  「こうは、愛が足りないなぁ~~~」






  イタリアが愛の国なんだなぁって初めてしみじみ感じた時でした。



  



料理人HachikoのBuona giornata ~イタリアで深呼吸~


  川沿いを離れて、少し歩くと、人も増えてきて、だんだんそれっぽい感じになってきました^^



  やっぱり俺の方向感覚、ダテじゃないな^^   まぁ、適当に歩いただけですけど・・・

料理人HachikoのBuona giornata ~イタリアで深呼吸~


  そして、パルマで一番大きい広場 Piazza G, Garibaldi周りには、バール、なんかが立ち並び、


 正面には、13世紀に立てられたPalazzo del governatoreがあります。



  

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  下の写真は、Palazzo della pilotta。  いろいろな美術館、図書館、博物館、劇場 


いろんな施設が一緒になっていて、周りは芝生で覆われた。  パルマの憩いの場であり、


 芸術の場でもあるんですね^^

料理人HachikoのBuona giornata ~イタリアで深呼吸~


  


   大通りを歩いている時、ふと横を見ると、大きな明らかに他とは違う建物が。



   パルマ洗礼堂です。   僕も洗礼っていうのをイタリアに来て、初めて知ったので、


  一言で説明すると。  キリスト教信者になるための入門儀式みたいなものだそう。



   神聖な場所なんですね^^ あまりこういうことに詳しくない僕には、


  こんなしょぼい感想しかいえませんが、ただ、やっぱり歴史を感じます。




   洗礼堂のこの右側には、ドゥオーモもあったんですが、残念ながら、修復工事中でした^^

料理人HachikoのBuona giornata ~イタリアで深呼吸~


  さて、ぶらり旅、これから、いくつかの街の写真を貼り付けていこうと思うので、


  是非見てくださいね^^

 ヴィアレッジョの熱い夜から、数日たち、そろそろ以前から、考えていた、休み中の小旅行を


決行しようと計画を練り始めた。





  って言っても、大体の行きたい場所と、大体の滞在期間。  あとは、貧乏一人旅ってこともあり、


いかに安いホテル(ユースホステル)があるか?って言ったような事。



 



  たったそんだけ?って思うかもしれないけど、いつも行き当たりばったりで、なんとかやっている


僕にとっては、壮大な計画。



 


  いや、もはや、「イタリア料理人、Hachikoの貧乏さすらい一人旅!」 なんて言う


企画を立てたような気分に僕自身なってるんだけれども。。。







  前日に、次の日に泊まるとこだけ予約し、あてにならないイタリアの、電車の時間を確認し、


何かを成し遂げた気分になり、一切の用意をする事もなく、次の日からの旅に


心をトキメカセながら、床についたのです。



  

 もちろん、頭の中では、明日のイメージを膨らませ、こうして。ああして。。。って


考えるつもりが、いつものように、3分くらいで夢の中。







 



 朝起きると、時間は、5時半。  住んでるCastellinaから、最初に行かなければならない


Firenzeまでのバスの出発時間まで、あと、45分。  




 いつ頃からか、良いも悪いも、焦ったり、ばたばたしたり、そういうのをしなくなった僕は、


あと45分もあんじゃん^^ と、あと10分寝ます。





 ・・・・・・・・10分後。





 用意を始めます。  やり始めたら、早いんです。恐ろしく、でも大体ですけど。



 男って、楽ですからね^^





 バスの時刻の1分前にバス停に着き、計算どおりの5分遅れで、バスが到着。 


 ちゃんとここまで計算してるんです^^





 さてさて、まだ外は暗いし、バスは揺れるし、1時間半の道のり、当然仮眠。










 ・・・・・・   「着いたよ。」






 バスの運転手さんが、僕を起こしてます。 



 (おおおおお! もう着いてるやん!!!) 



 バスの乗客はもうみんな降りています。  



 俺が降りないことには、停留所が混雑してしまいます。  さすがに、急がなければ!!!






  急いで、バスを降りて、フゥっと一息^^





 さっそく昨日、電車の時間やらなんやらメモして、入れておいたちっこいスーツケースを


開けなければ^^   



 (ふふふ^^  昨日用意したものが、もう俺の役にたつときがきたぜ^^)




 と思い、開けようとします。






 


 


   マ! バッファンク~ロ!!!  


        

         日本語訳(なんてこったい! 注:意訳です。)



  


  完璧だと思っていた計画に、一つの大きな落とし穴が早速待っていました。。。。






   




    (スーツケースの鍵、忘れた^^:)




     


 


   僕は馬鹿者です。  ただの、馬鹿者でなく、救えない馬鹿です。



  


  途方にくれた僕は、そのまま、とりあえず、パニーノを食べに行くことにします。


  



  もう、心に誓います。  もっと、ちゃんとした人間になろうと。。。。





  せっかくのスーツケースも、開かないんじゃ、このまま旅に行っても、数日間、


 単なる箱を持ち歩きながら、一帳羅で旅してるようなものです。




  残念ながら、明日からにしよう。。。 そう思い、パニーノを頬張りながら、


予約していたホテルにとりあえずキャンセルの電話をすることにしました。







 

  




   マドンニ~ナ!!! サンタ!!!   



       日本語訳(まじかよ~~~~~!!!!! 注:意訳です。)






  




   携帯ないっす。  ないんです。   


 確実にポケットに入れた、朝バス停に着いたときに、1分前を確認した、その携帯が。




 



   (ん~これは、、、間違いなく、バスん中だな。。。)





 馬鹿者です。 僕は。   死んでも治らないのは、必至です。。。





  でも、めげないです。  種類は違っても、このくらいの壁は乗り越えたことあります!!





   お世話になった人にも言われました。


 「一度目の失敗は、成功の素。 二度目からは、ただの馬鹿だけどな。」



 


  よし、とりあえず、チケット売り場にある、案内所に行こう!





  




 案内所にて・・・・ 



 



  僕 「あの~すみません・・・  多分携帯バスの中に落としちゃったんですけど・・・」



  おじさん 「あー。じゃぁここに電話してみて。」


                                         以上。


 



    適当なとこがイタリアらしいですねぇ^^





 



 公衆電話で電話すると・・・



   僕 「あの~バスの中に電話落としたんですけど、ついさっき、カステッリーナから、


      フィレンツェに着いたバスです。」



   おばちゃん 「探すから、20分後に電話かけてね~。」




     希望が見えてきました^^







    20分後。






     僕 「さっき電話した日本人なんですけど・・・見つかりました??」



    おばちゃん 「あったわよ^^  この住所まで取りに来てね^^」



    僕 「ほんとに?? よかった^^  グラッツィエ!」





  この時ばかりは、神様ってホントにいるんだなと思いました!! ありがとう!!!




 



  さっそく、インフォメーションで住所検索^^




    インフォメーションに行くと、優しいおじさんが、「すぐ近くだよ^^」と言ってくれました^^



   携帯落としたんだよ~って言うと、



  


    おじさん 「アッチデンティ! 日本語訳(それは大変!)  意訳。」





  見つかってよかったけど、 まじで、アッチデンティッシモ だったよ。




 


   ちなみになんとかッシモってつけると、すごい~って意味になるみたい^^




    イタリア人よく言ってますよ^^



  やばい→鬼やばい   大変→まじで、ありえないです!!!  みたいな感じ。






   地図では近いけど、歩くと、意外と遠いですよね。  


  しかも、ガラガラと、ただの箱を引いてると尚更です。




  

   住所の場所に着くと、おばちゃんが、これでしょ?^^っと出してくれました^^




  


   書類にサインをして、無事に手元に携帯が戻ってきました^^






この失敗を糧に、明日から、もう一度出直そう! 



  そう心に誓い、次の日の再出発に思いを浸すのでした。。。






  さて、それはそうとして、、、




  これから、どうしよう。。。  




   Castellinaへの帰りのバスは、夕方の5時50分。。。


  



        その間、僕が何をしていたかは、ご想像におまかせします。




料理人HachikoのBuona giornata ~イタリアで深呼吸~



  


   




 








 



 


  イタリアには、キリスト教の国。  


  4月には、パスクア(復活祭)というキリスト教では、一番大事な日があります。


  


    そのパスクアの前には、断肉する期間があり、


  現在では、それほど厳密には行われてはいないものの


  伝統的な習慣では肉を食べない期間があるんです。




  


  その肉を食べない期間に入る前に、カーニバル(謝肉祭)があり、


   みんなで、お祭り騒ぎするんです。



 

  


  イタリアでも、いくつかある、有名なカーニバルの一つに、


  トスカーナのヴィアレッジョで行われるものがあります。





  


   ちょうど、休みが重なったこともあり、もちろん行ってきました^^  もともとお祭り好きな僕。


  

    心を躍らせながら会場に行きました^^




   



   ヴィアレッジョは、海沿いにある、キレイな街^^  


  広いビーチもあり、海もまたすごく好きな僕には、うらやましい限りのロケーションです!




  



   2月の21日、この日はカーニバル最終日。  たくさんの人が、会場には詰め掛けて、


  仮装してきている人も、大勢います^^

料理人HachikoのBuona giornata ~イタリアで深呼吸~


  


  会場に入った途端。 うしろから、紙ふぶきが投げつけられました^^   



  


  びっくりして振り返ると、こんなかわいい子が、自分も紙ふぶきだらけになりながら、


 無差別に紙ふぶき攻撃しています^^




  


   もうみんなカーニバル本番が始まる前から、テンションがあがりまくり^^



 


   カメラを向けても、「どう?かわいいでしょ?^^」っと言わんばかりに、


 みんな笑顔でポーズをとってくれます^^



料理人HachikoのBuona giornata ~イタリアで深呼吸~


 


   カーニバルが始まると、高さ10メートルはあるんじゃないか?と思うようないくつもの山車が、


  爆音で音楽を響かせながら、煙や、紙ふぶき、光を出して、ゆっくりと動き出しています^^  


 



   人が乗ってるけど、比べてみると、その大きさわかりますよね?



 


   もう周りのみんなも歌って、踊って、大騒ぎ^^  しょっぱなから、全開です^^



  

料理人HachikoのBuona giornata ~イタリアで深呼吸~



  


   マイケル ジャクソンをイメージした山車の上には、小さなマイケルたちも、踊っています^^



 


   ここでもカメラを向けると、ポーズをとったまま、ちょっとだけ止まってくれるんですよ^^ 



 


    さすがイタリア人の血を受け継いだマイケル達ですね^^



料理人HachikoのBuona giornata ~イタリアで深呼吸~


  

      小さい子供も、青年も、おじいちゃんも、おばあちゃんも、みーんなおおはしゃぎ^^


 


        もちろん僕も大騒ぎ^^



  



    下の4人組とは、肩を組みながら、大騒ぎしました^^  


   また、僕の一生の思い出の一つに、なってくれたこの人たちも、いつでも思い出せるように、



    パシャ^^

料理人HachikoのBuona giornata ~イタリアで深呼吸~


  


  ここでは、もう性別、年齢、国籍、なーんにも関係ありません^^  たった一つだけのルール。



        「みんなで歌って、踊ろう^^」  



          ってことだけ^^




料理人HachikoのBuona giornata ~イタリアで深呼吸~


     変なかつらを被った日本人^^  


    奇妙なこの謎の男の正体は、もちろんもうお分かりでしょ?^^


  


    音楽に合わせて、踊るのは、ほんとに気持ちいですね^^  


  テンションだけは、イタリア人にも負けません!^^

料理人HachikoのBuona giornata ~イタリアで深呼吸~


  楽しかったカーニバルも、フィナーレ。  


  最後は無数の花火があがり、みんなも大音量の音楽の中、しばし花火に見入ってました^^


料理人HachikoのBuona giornata ~イタリアで深呼吸~


  


  楽しかった一日も終わり。  絶対にまたいつかここに戻ってこようと思うのでした^^









  最後にちょっとだけ裏情報。  ここで作られ、みんなを熱狂させた山車は、ほんとに全部が


 目を疑うほどすごい出来栄えです。  その証拠に、世界でもっとも有名なカーニバルの一つ


 ブラジルのリオのカーニバル。  そこに、ここで使われた山車は、もっていかれ、もう一度


 使われることになるそうです。    


リオのカーニバルの山車は、made in Viareggioだったんですね^^




  前回のブログに引き続き、キャンティーワインのお話。


  そもそもワインって何?って話をホントに簡単に。


  


  ワインを造るためには、原料となる葡萄の栽培がまず最初に、大事。  生産者は、最大の注意を


 払いながら、栽培するんですけど、すべてをコントロールできるわけではもちろんありません。


 



   それを栽培する土地がどんな土壌なのか。  そして、他のいろんな果実と同じように、


  その年毎の気候に大きく左右されるので、毎年、その時点で、ワインの出来の大きな部分を


  左右されるそうです。   


  



   もはや、神頼みしかないですね^^:




  こうして、大切に育てられた葡萄たちが、実り、さっそくワインになるための準備をはじめるんです。



  

  


  摘まれた葡萄は、(今回は赤ワインの場合。)  皮、種の残ったまま、潰され、搾汁されます。


  その葡萄ジュースの状態をムストと言います。


 


  葡萄の皮には、天然の酵母がついていて、自然にムストはアルコール発酵をはじめます。



  


  酵母が、葡萄ジュースの甘い糖分を食べて、その代わりに、炭酸ガスとアルコールを


  出してくれるんですね^^




  程よく、渋みや色が出たら、皮、種を取り除き、そのあとも、自然にアルコール発酵が続きます。




   その後、今回のキャンティークラシコワインの場合は、バリックと呼ばれる木樽に移され、熟成されて、


  ワインにバリックの香りが移り、独特の香りを生み出し、立派なキャンティーワインになるんです^^



   





   というわけで、お店のシェフ、ミレッラが僕らのために、カンティーナにアポイントを


  とってくれたので、前回話した、フォンテルートリにあるMAZZEIと言うカンティーナを


  訪れました。



   1435年創業という、とても長い歴史を持つこのカンティーナ。


   さっそく中を見せてもらいました。  1階には、ワインの試飲室、事務所などがあり、


  螺旋階段を降りると、地下1階と2階にそれぞれワインを製造する場所がありました。





   下のおっきいタンクは、さっき言った、潰した葡萄をいれて、アルコール発酵をさせるタンク。



   いっぱい並んでるのは、収穫した時期ごとに分けて入れるためだそう。



   今は、もちろん中身はからっぽですけど、それでもワインの香りが立ち込めています。


   


  

   料理人HachikoのBuona giornata ~イタリアで深呼吸~


   そして、地下2階に降ります。  そのとき目の前に現れた光景に愕然!


   今まで、何度かカンティーナを訪れる機会はあったのですが、このバリックの数!


   桁違いです!   その数3000個!  



   こんな田舎の地下20メートルの場所に、こんなとんでもないものが眠ってたんですね^^


料理人HachikoのBuona giornata ~イタリアで深呼吸~


  下の写真を見てみると、何か気付くことがないでしょうか??




  なにやら、部屋の奥のほうが、不思議な岩肌になっているのが見えますか??




  

料理人HachikoのBuona giornata ~イタリアで深呼吸~


  近づいて見ると、これ自然の岩なんです。  その表面には、水が。。。。




  バリックは、それぞれ呼吸をしています。 大事なワインを中に抱えながら。



  そのためには、適度な湿度、そして、中のワインのためにも、適度な温度。



  


   ここの地下室は、常に一定の温度と保ち、そして、この天然の湧き水が適度な湿度を


  保ってくれているんです。



   まさにワインを造るためにあるような場所なんですね。


   


   ちなみにフォンテルートリのフォンテというのは、「噴水、泉」と言うような意味。



   この土地の名前の由来にもなってるんですね。






   その昔、フィレンツェとシエナの騎士が出会うことになったこの土地。


   まさにそこが、こんな素敵な名前をもっている場所なんて、なんとなく皮肉だけど、


   神様のイタズラみたいな感じもしますね^^



料理人HachikoのBuona giornata ~イタリアで深呼吸~


 


  こうして、心を込めて造られたワイン。



  やっぱり、こういう背景を知ったあとに改めて飲むワインは、


  味の奥に、もっと違う何かを感じるようなそんな素晴らしいワインでした^^

料理人HachikoのBuona giornata ~イタリアで深呼吸~


  


  MAZZEIのみなさん。  親切に説明してくださって、ありがとうございました^^


料理人HachikoのBuona giornata ~イタリアで深呼吸~


   イタリアワイン界で、ガッロ・ネーロ(黒い雄鶏)は、切っても切り離せないシンボルだ。


  このガッロ・ネーロは、トスカーナのキャンティークラシコ地区で作られたイタリアワインの格付けで、


  さまざまな規定をクリアした最高ランクであるDOCGのキャンティークラシコワインにしか、


  付けることが許されないシンボル。 



   


   そもそも、何故、黒い雄鶏なのか?と言うのを語るには、中世時代までさかのぼる。


   その昔、フィレンツェと、シエナがお互いの領土争いをしていた時のこと。二国の話し合いの結果、


  「日の出を告げる、雄鶏の鳴き声とともに、お互いの国を出発して、出会った所を国境にしよう。」


   と、決めた。   


  


  シエナが普通の雄鶏を選んだのに対し、フィレンツェはガッロ・ネーロ(黒い雄鶏)を選びます。


  さらに、その雄鶏に、餌を与えず、お腹を空かせたまま夜を過ごさせたのです。



   その結果、日が昇るずっと前に、時を告げた黒い雄鶏。  かなり早く出発をしたフィレンツェと


  シエナの騎士の出会った場所は、シエナ側にずっと近い、フォンテルートリでした。









   2月の17、18にフィレンツェに、そのガッロ・ネーロの帯を付けたキャンティークラシコワインを造る


  約150のカンティーナ(造り手)が、一同に介したイベントが開催された。



   先にも述べたように、DOCGのワインには、クリアしなければならない規定が定められている。


  サンジョベーゼと言う葡萄品種を85パーセント以上使わなければならない。という決まりの中で、


  それぞれのカンティーナは、自分達のワイン哲学に従じて、作り上げた各々のそれを、

 

  満を持してプレゼンテーションをする。

   

料理人HachikoのBuona giornata ~イタリアで深呼吸~


   

   会場には、数えの切れないほどのキャンティークラシコワイン!  


   ただ一つ名前で分類されているワインだけで、これだけのボトルが並ぶのです。


   もちろんこれでも、すべてではありません。   すべて試飲できます。




   たくさんのワインを試飲しましたが、それぞれに、驚くほどの個性があり、


  一つとして、同じものはありません。



   

料理人HachikoのBuona giornata ~イタリアで深呼吸~


  一つのワインをこれだけ試飲できる機会なんて、そうそうあることではなく、


  ほんとに貴重な体験。  



   運がいいことに、この次の日。 これも先に出てきたフォンテルートリカンティーナで、


  名前もフォンテルートリというワインを造っているMazzei社を見に行くことができたので、


  その貴重な体験も次回引き続き写真を含めてご紹介します^^