料理人HachikoのBuona giornata ~イタリアで深呼吸~ -8ページ目

料理人HachikoのBuona giornata ~イタリアで深呼吸~

 ☆イタリア料理に魅了され、現地イタリアで、楽しいこといっぱいあって、少しづつ、いろんな経験をし、変わっていく、一人の料理人の成長記録☆

  ヴェローナの闘技場の裏の路地を入ったところにある、トラットリア、 Al bersagliere。


  


  観光地として有名なヴェローナですが、そんな街の裏通りにある、この街の人が立ち話を


 しているようなそんな場所にあるお店です。


料理人HachikoのBuona giornata ~イタリアで深呼吸~


  昼の営業時間ぎりぎりに着いた、いかにも怪しい東洋人を、快く招いてくれたカメリエーレ。


  入り口はバールになっていて、その奥が、トラットリア、食事をするスペースになっています。





  前菜は、ヴェローナでは、馬、ロバの肉が食べられるっていう風に聞いていたもので、


  さっそく、Sfiracci di cavallo (馬の肉のプロシュットを裂いたもの)を注文^^



  馬肉のうまみが噛むたびに、じわじわと出てきます^^

  

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  ヴェローナのあるヴェネト州といえば、ぜったいに食べないわけにはいかない生パスタ。


  ビーゴリ。  


  トルッキオっていうこのパスタを作る専用の器具を使って、押し出すようにつくるこのパスタ。


  ここで食べたのは、Bigoli al torchio con anatra(トルッキオで作ったビーゴリのアヒルのソース)


  です。


  

   生地自体を固めにつくって、思いっきり強く押し出すこのパスタ。  コシが強く、


  僕は、ちょっとパンチの効いたようなソースがよく合うと思っているので、


  家禽をつかったこの一皿は、本場のビーゴリを食べた感動プラス、相性も最高で、


  ほんとにおいしい一皿でした。


  

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  ぎりぎりに入ったにも関わらず、「うまいか??^^」 とニコニコしながら話しかけて来てくれる


 カメリエーレ。


  



  そんなカメリエーレに僕は、自分もコックなんだってことを伝えると、さらに気をよくしてくれて、


 ちょっとした雑談^^  


  


  「どこで働いてるんだ?」という質問に、今の働いてる店の事を伝えると、


 なんと、遠く離れたこのヴェローナで、La Torreのことを知っている人に遭遇!



  



  そういえば、ピエモンテにいたときも、La Torreのこと知ってる人いたなぁ。。。



  


  日本で言えば、名古屋の人が、京都のとある田舎にある、古い小さなお店を知っているようなもの。


 


 



   いつもばあちゃん達に囲まれて、わいわい楽しく働いてるけど、


 やっぱり、あのお店は意外と有名だったりするんだなぁ^^って 


 ちょっと誇らしげに思ってしまったヴェローナでの昼下がりでした^^

 

  

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  今日はヴェネツィアでの昼食。


  


  お店の名前はトラットリア カ ドーロ。  


  駅からヴェネツィアの景色を見ながら、歩いて15分くらい、大通りから、


 ちょっと小道に入った所にあります。




  なんとなく、おいしそうなお店を見て、期待が膨らみます^^


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  お昼ということもあって、軽めの食事をとることに^^



  まずは、アンティパスト。



  Selezione mista di pesce (魚介の盛り合わせ)。


  やっぱり海沿いの町。  目に止まるものも、自然と海の食材になってしまします。




  イタリアに来て、いろんな海沿いの街にいきましたが、こっちに来て、感動したことの一つに、


 タコがすごくおいしいってことがあります^^




  日本にも、他の国にはないおいしい食材があるように、ここイタリアは、このタコが、すごく


 おいしい国だと思います。  タコなんてって馬鹿にできませんよ^^ 



 もし、イタリアに来たときに、タコを見かけたら、是非食べてみてくださいね^^



  もちろん、他にも、おいしい食材いっぱいあるんで、また、ちょっとずつ紹介できたらいいなと


 思ってます^^


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  プリモピアットには、ヴェネツィア名物って言っても過言ではない、


  Bavette al nero di seppia (イカ墨のバベッテ)です。


  バヴェッテっていうのは、聞きなれないかもしれませんけど、多分、リングイネって言ったら、


 分かる人も多いんじゃないかな^^


  断面が楕円形をしたパスタで、僕も、大好きなパスタの一つです^^


  


  そして、この真っ黒なイカ墨のパスタ^^  イカの墨はもちろん、肝もはいっていて、


  イカのおいしさが、見た目のインパクト同様、口の中に広がります^^




   もちろん、このイカも、新鮮なものを使わないと、生臭くて食べれないでしょうね^^


  この地域ならではの料理だと思います^^

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  おいしい食事が終わり、カフェを一杯^^


  店内を見渡すと、一つ向かいの大通りの観光色いっぱいの雰囲気とは違い、


  地元の人たちのお腹を満たしているトラットリアの雰囲気が、店内を覆ってました^^


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  エミリア・ロマーニャでの食事。


 この日は、ミシュラン一つ星のリストランテ、エルバ デル レ に行ってきました。



  一つ星のお店は、やはりどの店も、内装も個性的なお店が多く、この店でも、やっぱり


 トラットリアなんかに比べると、ある意味、イタリアらしくないっていうか、個性溢れる内装に


 なっています。



  とりあえず、お酒があまり飲めない僕も、エミリアロマーニャ州といえば、有名な


 発泡性のワイン、ランブルスコがあるので、グラスでいっぱい頼みます^^

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  なぜ、ここのお店に来たかっていうと、イタリアに来て、知り合ったコックのIさんが、


 以前働いていたことがあるってことで、いいお店だと聞き、来てみたのですが。



  お店に入って、そのことを伝えると、みなさん


  「あいつはブラボーなコックだった!」



  と口をそろえて言っています^^





  そんないきさつで来た、このお店で注文した料理は、コースで、


  Menu Tradizionale(伝統的メニュー)です。



  
   ただ、やっぱりそうは言っても、ひとつ星のお店。  ただ、そのまま出すのではなく、


  その裏側には、一手間、二手間もかけたことが、よくわかるような料理ばかり^^




   まず出てきたのは、いきなりサービスしてくれたようで、本来コースには着いていない、


  スツゥッツィキーノ。   アミューズのようなものですね^^


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前菜は、この地方の特産、クラテッロ ディ ジベッロ。


 このうまさもさることながら、極限まで薄くスライスされたこの生ハムには、度肝を抜かれ、


 食べ終わったあとに、その感動をカメリエーレに伝えます。



  「クラテッロがうまいのは、僕も知ってる!  でもこの薄さで出してくれたところが、


  ほんとに最高だと思う^^」って^^



   するとさっそく、カメリエーレの方がシェフに伝えてくれたらしく、出てきてくれて、いろんな話を


  しながら、食事をこの先進めていくことになります。

  
  

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   ちょっとした、パンの器も、なんだかお洒落ですね^^  もちろんこのパンも自家製です^^


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  プリモピアット。  


  シェフが、直接持ってきてくれた、このお皿は、トルテッリーニ イン ブロード ディ カッポーネ。



  去勢鶏のブイヨンのトルテッリーニです。



  これも、エミリアロマーニャでは、欠かすことのできない、伝統的な料理のひとつ。




  さて、そのお皿を、このレストランでは、どう特別なものにしているのか。。。



  シェフが、語ってくれます。



  「これも、この地域では、ものすごく伝統的な料理です。  もちろん、トルテッリーニは


   ひとつひとつ手作りなのは当然。  私達のこの料理は、このブロードに秘密があります。


   それは、ゆっくり時間をかけて、このブロードを2日間かけて、元の量の3分の1にまで


   濃縮させているんです。」



   ほんとに、手間かけすぎなんじゃないかと思うくらいの贅沢な一品ですね^^:



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  セコンドピアット。



  これは、ボッリートミスト。  いろいろな肉をブロードでことこと柔らかく煮込んだ料理です。



  手前から、鶏肉、アキレス腱、コテキーノ、ザンポーネ(この二つは、詰め物にした肉です^^)


  牛肉、 牛ほほ肉。


  


   それぞれに、違ったタイプのソースが用意されています。



   いろんなお肉がありましたけど、そのやわらかさには、驚きました。


   特に、アキレス腱。 アキレス腱は上手に柔らかく煮るのは意外とむずかしいんです。



   シェフ曰く、


  「これは、低温で、48時間調理するんだ。  僕は、大事なのは、伝統的な事を忘れないことと、


  テクニックを知っていることだと思っている。」



   なるほどねぇ。。   イタリアにも、こういう料理馬鹿がいるんですね^^  


   でも、ほんとに親切で、調理法の細かい部分まで、ぜーんぶ教えてもらっちゃいました^^



   得した気分w

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   最後はドルチェ。


   これもサービスです。  生クリームと、マスカルポーネと、ヘーゼルナッツ。 真ん中には、


  モデナのバルサミコ酢です^^

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  そして、なぜか最後に食べたのは、ズッパ イングレーゼ。  



   これは、ここまでで、満足しちゃった僕が普通に食べたかったから、食べたドルチェ^^



   お腹いっぱいのはずなのに、何故食べれるのか、不思議です!

料理人HachikoのBuona giornata ~イタリアで深呼吸~


  食事を終えて、カフェしているときも、シェフが来てくれて、いろんな話を聞かせてくれました^^


  ほんとにいい人です^^   



   最後にみなさんにおいしかったと伝えてくださいと言うと。


   


  「それは、直接言ったほうが、みんな喜ぶと思うよ^^」って言って



  厨房の中も見せてくれました^^




   やっぱりこういう経験ができるのは、コックならではの特典なのかもしれないです^^




   料理ももちろんだけど、この日は、もっといろんな経験ができて、


  楽しい夜を過ごせました^^


  ヴェネチアを発ち、次に目指すのは、西に電車で、一時間半ほど行ったところにある


 アルプス山脈の麓にある街、ヴェローナです。



  中世の街並みを残したこの街に入ると、その時代にタイムスリップしたような感覚を受けます^^



  街のシンボル、アレーナ ディ ヴェローナ(円形闘技場)は、イタリアでも3番目に大きいもので、


 唯一座席も残っているのだそう。  


  現在でも、7月~9月にかけて、野外オペラの劇場になるのだそうです。





  ここでも、地図は持っているものの、自分の感覚を頼りに、街の中をぶらぶら。



  観光の人も、あまりはいらないような、ローカルな路地なんかを歩いてみると、


 表からは見えてこない、地元の人の生活感がところどころに見えます^^

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  でも、やっぱりここヴェローナに来たからには、どうしても見たい場所があります^^



  そう、ここヴェローナは、あの有名な愛の物語、「ロミオとジュリエット」の舞台になった場所なんです^^




  


  ジュリエットの家は、小さなトンネル状の入り口があり、その奥に、あの有名なテラスがあります。 


  



  きっといろんな人が経験があることなんだと思うけど、きれいな場所に行ったり、前から見てみたかった


 ものを見たり、とにかく、胸騒ぎがするほどのドキドキ感とか、緊張感とか、そういう状況に立ったとき、


 何故か、意味なく、涙が出そうになることありません?   ジーンっていうか、なんていうか、


 この入り口に入ったとき、そんな感じがしたんです^^



 


  入り口には、世界中から、ここに来たかった人たち、(恋人達)のお互いに向けた、手紙が、


 所狭しと貼られています。  もうここは、そういう意味での聖地なのかもしれないですね^^



  置くに入ると、正面にジュリエットの銅像、そして、あのテラスです。



  あそこから、顔を出したジュリエットが、 ロミオにあの有名な言葉を言ったんですね^^



  

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   ちなみに、ロミオの家ももちろんあって、ジュリエットの家から、ちょっと歩いたところに、


 それはありました^^   かなりのご近所さんだったんですね^^




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  街ブラを続けると、古い建物が建っている一角を見つけました。  何気ないちょっとした風景だけど、


 しばらく、この前に座って、ヴェローナの空気を吸いながら、もの思いにふけったり^^

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  街を流れるアディジェ川、そこにかかるスカリジェロ橋からの風景です。



  この橋は、戦争中に一度、ドイツ軍によって、爆破されたそう。



  でも、やっぱり昔のものを大事にするイタリア。  戦後、その石を拾い集めて、


  もう一度橋をつくったそうです。




   また一つ、知らない街が、もう一度来てみたい街に変わりました^^

 ヴェネツィアの駅から、歩いて10分ほどのところに、アーキーズハウスっていう、


小さなユースホステルがあります。  




 今までも、どこかに泊りがけで行くときは、ネットで事前に、格安のユースホステルを


予約してから、行くのですが、今回は、ちょっといつもと違った方法で、予約をとりました。



 知らない国に初めて足を踏み入れるときに、かなり重宝する「地球の歩き方」という本。



 実は僕は持ってきてなかったんですけど、知り合いに、ヴェネツィアで格安でとまれるところが


あるんだっていう情報を聞いて、電話で予約をしていってきました^^





 あんまり泊まるところとかに神経質ではない僕にとっては、寝るところと、安全と、シャワーが


あれば、もうそれだけで十分で、このアーキーズハウスも、その条件を満たしていたので、


なんの不安もなくヴェネツィアを旅することができたのですが。




 ただ、この方法を使ったことで、一つ驚いたことがあります。




 それは、泊まっている宿泊者が、100パーセント日本人だったんです!





 みんな卒業旅行なんかで、来てる人たちみたいで、みんなでお互いの事を話したりしながら、


夜を明かします。



 これから、日本で消防士として働く子。  薬剤師になる子。  商社に勤める子。


大学院に進学する子。 いろんな違った道を歩んできた人間が、遠く日本から離れた


このヴェネツィアで偶然一緒になったんですね^^




 ひさしぶりに、日本語で、思う存分会話を楽しめたのは、僕にとっては楽しい思い出になりました。




 みんなこれからの人生いいものになるのを、心から祈ってます^^






  


 海外旅行に行ったときは、もし、格安ホテルに泊まりたくて、しかも、宿泊者が日本人っていう


安心感を持っていたいっていう方は、「地球の歩き方」で紹介されているホテルに泊まるっていう


方法があると思いますよ^^  





 ちなみに、ネットで検索して泊まってきた他のユースホステルでは、


日本人の方が泊まっていた確率は、僕の場合0パーセントでした^^





 もちろん、その経験もすごくいいものだって、僕は思います^^