→ 初代PS2版「龍が如く」プレイ日記1 第一章~第四章 遥との出会いまで

→ 初代PS2版「龍が如く」プレイ日記2 第五章・第六章 親父たちの苦悩

→ 初代PS2版「龍が如く」プレイ日記3 第七章・第八章 策謀につぐ策謀

→ 初代PS2版「龍が如く」プレイ日記4 第九章~第十一章 愛と仁と義

→ 初代PS2版「龍が如く」プレイ日記5 第十二章~(終)

 

 

前回のあらすじ・・・東城会から盗まれたという100億円を発端として、東城会、近江連合など各組織が唯一の手掛かりとして手に入れたい鍵。その鍵となるペンダントを持った遥という9歳の少女は、桐生一馬の幼馴染、澤村由美の妹美月の娘だった。由美と美月は100億を盗んだ犯人と目されており、東城会系錦山組の錦山彰はその証拠として、100億盗難の現場に落ちていたと由美の指輪を桐生に見せる。そして美月はすでに錦山組の者に殺害されていたのだった。

 

 錦山もまた、桐生と幼馴染であり兄弟のような関係であったが、100億の鍵となるペンダントは遥が唯一母親からもらった宝物であることから、桐生はペンダントを錦山に渡すことを拒否する。錦山との兄弟の関係は崩れてしまった。

 

 謎のスーツ姿の人物たち、そして街のカラーギャングに攫われる遥。遥を救うために、桐生は遥を攫った蛇華という組織のアジト、横浜中華街へとやってきた。桐生は蛇華のリーダーである劉家龍(ラウ カーロン)と過去に因縁があったのだった。

 

 

 

 

 PS2版の初代「龍が如く」プレイ日記4回目です。前回は遥が攫われてしまい、その犯人を追うことがメインでした。今回は遥を攫った張本人、蛇華というマフィアのアジトに乗り込む所からスタートです。12年前、堂島組は蛇華とトラブルを起こしています。その時に桐生は蛇華から拷問までされているのです。

 

 桐生は因縁の相手と再会することになるわけです。遥のために、恐れてはいられない…。

 

 今回の日記もゆるゆる進めていきます。ネタバレ、そしてヤクザものということでショッキングな内容もそのまま記録しています。ご理解のほどよろしくお願いします。

 

 それでは、スタートです。

 

 

 

第九章 奪還

 

 

 遥を連れ去った蛇華(じゃか)の本拠地、横浜中華街に向かう車の中、桐生は伊達に自分の心境を語ります。

 

 遥は攫われる前に、自分がいると桐生たちが危険な目にあってしまうから一緒にいない方が良いと伊達に言ったのです。その話を聞いた桐生は、10年前の自分のことを思い出していました。何よりも大事なものを守りたいという一心で、桐生は錦山の罪を被ったのですが、それは…。

 

 逃げたかっただけかもしれないと思い返しています。自分が大切にしていた人達が背負う運命を見届ける勇気がなかっただけなのではないかと…。桐生が良かれと思ってしたことは、結局は錦山の人生を曲げてしまっただけかもしれません。

 

 しかし…運命に逆らった自分は正しかったはずだ、大事なものを守る為に必死になれたんだから、きっとどんな壁だって乗り越えられる…桐生はそうも思っていました。

 

 

 9歳という幼さで、母親に会いたいという一心で一人で神室町にやってきた遥。母親の美月が亡くなっていると聞かされても、辛いと言う事を我慢しているように思えます。

 更に形見のペンダントを狙われ、自身の身も危ないという状況です。しかし、遥が運命と戦うと決めたなら、桐生は遥のために命を張ろうと考えていました。

 遥を攫った蛇華は…危険な存在です。相手にするつもりなら命を張ろうという、そういう覚悟を桐生はしたのでしょう…。

 

 この人は真面目過ぎるくらいに真面目だなぁ…。

 

 

 

 そして蛇華のアジト、翠蓮楼へやってきました。ここで桐生は一緒に来た伊達には別行動をしてもらって、警察に届け出があった遥の捜査依頼について調べてもらことにします。

 

 今の伊達は蛇華に乗り込むには足手まといになるからと桐生は言いますが、危険を察知してのことだと思います。桐生の記憶の中のラウが今も変わらなければ…危険人物だと思われますから。

 

 

 店内に入ると店員がやってきます。ラウに桐生一馬が来たと伝えるよう言いますが、ラウなどという人物はいないと言われてしまいます。…が、受付が突然マシンガンをぶっ放し始めます。カワイソウですが、店員を盾にさせていただきます。

 

 遥を返すつもりがないなら、もう全員ユルサンからなぁ!!(鬼)

 

 

 と、いうわけでして蛇華構成員との戦いになります。ここの戦闘はラウの元に辿り着くまで店の中の各場所で蛇華の構成員たちとボコスカやり合うので、休む間がありません。

 

 ここに来る前に準備をしていないと結構ツライ状態になって、最悪ラウの顔を何遍も拝むハメになってしまいます。私は準備をサボってきた状態でやって本当に苦労したので、他の方はキッチリ準備をどうぞ。

 

 まずは店の1階ホールにいる青龍刀みたいなの持っている奴らから倒します。暫くするとさらに増援で敵が増えます。増援は3回あるので、ホント…ホント…やばい…。これでまだ前半なんよ…。救いなのは一人一人のHPが少ないことです。

 

 

 やっとこさホールにいる連中を倒したら次は厨房へ移動します。ここでは構成員であり料理人たちでもある者を相手にします。料理長は二刀流(中華包丁)なので殺意半端ねェェェ! 

 

 ここの敵はHPも高めの設定です。グルグルと障害物の多い厨房内を逃げながら隙を見て攻撃といった感じでしょうか…。一応回復アイテムも落ちていますが。取りに行くヒマあるか?これぇ…。

 

 

 ボロボロの桐生は(ボロボロなのはわし…)、やっとラウの元に辿り着きました。遥はやはりここに捕われていました。桐生は何故ラウがこんなことをするのか理解出来ませんでしたが、ラウと嶋野組の嶋野の間には裏で取引があったからです。100億の分配までもう決めているのです。

 

 ラウはこの取引が大きなビジネスになるだろうと考えていました。ラウは皆が遥の「本当の価値」を分かっていないと嗤います。勿論取引相手の嶋野もです。日本の極道は頭が悪い…などと言います。ラウは100億を分けることよりも、もっと重要な秘密を遥が握っていると考えていました。

 

 桐生がペンダントの在り処を訊きますと、とっくに錦山に売ってしまったと言います。嶋野よりも錦山の方が高額で買い取ったわけです。

 金の匂いに鼻が利くと豪語しているラウは、遥の何を利用出来ると考えたのでしょうか。100億よりももっと価値があることなんて今は分かりません…。分かることは、ラウを倒さないと遥を助けられないってことだけです…!やるぞ!!

 

 

 力で蛇華のトップにのし上がった男…蛇華総統の劉家龍との戦いです。

 

 準備を怠った結果、ジリ貧の体力で挑むことになります。一応部屋の中には回復アイテムが落ちているので拾いながらなんとか凌ぐことにします。前のステージで中華包丁を拾っていたので積極的に刻んでいこう(凶悪)。

 

 

 ラウは最初は槍持ちで、体力が半分になった時(多分)に部下が投げ入れる青龍刀二本持ちになります。どちらの武器も攻撃を入れていると落とすのですが、ラウは飛び道具も使ってくるので、割と多彩な才能があるんだなぁ、力でのし上がっただけあるわーと感じます。

 

 かなりギリギリの状態で勝利しました。縛られていた遥を解放します。遥は謝っていますが、悪いのは遥を利用しようとする大人の方なんだがね…。

 

 

 感動の再会に浸る間もなく、銃を持ったポリスメン達に囲まれてしまいました。そして…誘拐の現行犯で逮捕されてしまったのです。

 

 警察署で、伊達は桐生が誘拐犯ではないと、この件の担当らしき須藤に詰め寄ります。しかし須藤は…桐生の釈放はない、と言い切ります。だから伊達に手を引けと言ったのだと須藤は言います。まるで最初から…邪魔な桐生は捕まることが決まっていたかのようです。

 

 

 桐生が(おそらく)留置場にいると、遥がやってきます。ど、どうやって…!?

 

 遥は桐生と一緒にいたかったけど、迷惑をかけるのも嫌だったのだと心境を語ります。しかし、桐生は迷惑なんて考えたこともなかったと思います。

 

 

 そこに伊達もやってきました。どうやら遥がここに入れたのも伊達がやったことだったようです。そして伊達は桐生を出してしまいます。こんなことをしたら自分の立場がマズイことになる…と承知の上で、です。

 

 伊達が運転する車に乗り、逃げることになります。伊達はどうせ遅かれ早かれクビになっていたからいいと言いますが、こんなことしたらそれだけじゃ済まないんじゃ…!?

 

 伊達はこれまで調べたことを桐生に話します。遥を巡ってスターダストで戦うことになったあの謎の組織。その組織の男が持っていたバッジについて分かったことがあるそうです。

 

 

 花屋がこのバッジは政府の地下組織のものではないかと言うので、その線で調べた所、ヒットしたようです。内閣府地下組織"MIA(ミニストリー・インテリジェンス・エージェンシー)"が。それは内閣が直接指揮を執る部隊だそうで政治の裏工作から要人の護衛などを行うようです。

 

 そして責任者は、警察庁出身の代議士の神宮(じんぐう)という人物が務めています。しかし、伊達の調べでもこの組織が100億や遥とどう関係があるのかまでは分からなかったと言います。こういう組織が100億の存在を知って手に入れようと動くとは思えません。

 

 桐生はラウが言っていたことを思い出します。遥には100億以外の価値があるという言葉です。地下組織が関わってきたことと、ラウの言っていることは何か関わりがあるかもしれません。

 

 

 それと、伊達がとっておきの情報と言って、東京湾で見つかった美月の遺体について話します。あれは美月ではなく、全くの別人だったということが鑑識の調べで分かったそうです。

 

 つまり、美月はどこかで生きている可能性が高いということです。誰かが亡くなったということに変わりはありませんし、何故美月と誤認するような姿だったのかは分かりませんが、遥が母親に会える機会がまだ残っていることになりました。

 

 桐生は必ず美月に合わせる、それまでは自分が守ると遥に約束します。

 

 

 暫く走っていると、伊達は追跡されていることに気が付きました。署を出る時から追いかけられていたのかも…。蛇華の構成員たちのようです。お構いなしに銃を撃ち込んできます。ここは日本やぞぉぉぉ!!

 

 伊達は仕方ないとしながら、なんと桐生に銃を渡します。これで連中の足止めをしろと…。え!? 撃てと!? ここは日本なのだぞ!?(2回目)

 

 

 ここで車に乗りながらのガンシューティングが始まります。桐生だけじゃなく、乗っている車にも体力ゲージのようなものがあります。どちらのゲージも尽きるとゲームオーバーになります。銃の弾はリロードが必要で、車に身を隠すことも出来ますが、車がダメージを受けてしまいます。

 

 敵が乗っている車が近付くと敵にターゲットが表示されるので、それを狙って撃ちます。このターゲットは相手が銃を撃つまでのカウントダウンが色や音で分かるようになっているので、攻撃体制に入った相手を積極的に狙えばこちらのダメージは最小に抑えられると思います。

 

 車やバイクに乗っている敵を倒したら、乗り物も破壊しておきましょう。じゃないとこちらの車に体当たりされます。

 

 

 説明だけ聞いているとそんなに難しくないような気がしますよね? ものすごい大変です。こちらもあちらも乗り物に乗っているから動いているわけで、そんな中で照準を合わせるのは結構難しい…。そしていつ終わるのかという感じで次々敵が現れるのです。やっと倒したと思ったら、トレーラーが現れてステージボス戦に突入です。うらぁぁぁぁ!!(ヤケ)

 

 何度かコンテニューして、やっと…やっと追跡を振り切ることが出来た桐生達なのでした…(怒)

 

 

 

第十章 愛の形

 

 

 落ち着いて車を走らせることが出来た頃、夜が明けました。遥はすっかり眠っています。…そりゃそうだよね。

 

 伊達が桐生の携帯を返します。警察に押収されていたものを持ってきてくれたのかも…。携帯にはシンジからの伝言が入っていました。こっちも大変だったけど、あっちはどうなったんだろう…?

 

 

 シンジは錦山組に所属していますから、向こうの様子を知らせてくれました。どうも桐生たちの動きが錦山に筒抜けのようだと言います。シンジは身近に情報を流している者がいると考えおり、十分気を付けるようにと伝言を残していました。

 

 シンジの言葉に、桐生は思い当たることがあったのか花屋の所に直行します。

 

 

 花屋のモニタールームに行きます。桐生は歌彫の所に行った時に、何故かタイミングよく錦山から電話がかかってきたことを考えていました。錦山は情報は権力のあるところに集まってくると濁していましたが、その情報を流した「人物」がいるはずです。

 

 東京湾の水死体は美月ではなく別人だったことが分かって、尚更疑問に感じます。美月じゃない人物だったら、錦山組の者が拷問しても話を聞き出せるはずがないので、錦山がペンダントのことを知ることは出来ない…。由美は失踪しているため錦山も探し出せていないですし、遥と錦山は接触していません。

 

 

 桐生は花屋に過去の映像を出してもらうためにここに来たのです。4日前のセレナの映像を出してもらいます。桐生と伊達がセレナを出たのを確認した麗奈が、誰かに桐生が歌彫の所に出かけたことを電話で知らせています。

 

 錦山に情報を流していたのは麗奈だったのです。

 

 画像を見て遥はショックを受けています。遥もそうだけど、大人たちだってそれなりにショックではあると思います…。しかも決定的なことを花屋は言います。桐生が花屋と出会う前に花屋に遥探しを依頼しようとした謎の女。顔を隠してはいたけれど、花屋はこの映像から、麗奈がその時の女に間違いないと言います。

 

 

 桐生たちはセレナに行く事にします。麗奈から話を聞きたい…。

 

 しかし、セレナの店内は大変なことになっていました。荒れていて、血痕が飛び散っています。そして肝心な麗奈の姿が見当たりません。カウンターに置手紙があったので読んでみます。

 

 

 手紙は麗奈が桐生にあてて書いたものです。自分が錦山に情報を流していたことを告白、謝罪しています。

 

 麗奈は錦山が好きで、錦山の為にそうしていたようです。錦山に振り向いて欲しいという一心で彼女は彼が望むままに行動してしまったようですが、桐生と遥を見ているうちに、本当に大切なものを思い出したと言います。だから自分なりに責任を取りに行く…と書き残しています。

 

 しかし…この店の惨状はなんでしょう?麗奈…何をしたん…。

 

 手紙を読み終わると、シンジから電話がかかってきました。シンジも裏切っていた人物が麗奈だと気付いて連絡を入れてきた…ようなんですが。なんと麗奈は錦山をセレナに呼び出し、撃とうとしたというのです。な、なんてことしてるのーーー!?

 

 

 今シンジは麗奈と一緒に逃げているようです。声が変な気がするんですが、シンジ…まさかこの店の血は…(滝汗)

 

 今どこにいるかよく分からないということは、逃げ回っていて場所が分からなくなっているということですかね。急いでシンジと麗奈を探さなければ…。

 

 

 遥を伊達に任せて、シンジと麗奈を探すことになります。血痕が道に残っているのでこれを追っていく感じです。それと錦山組の構成員がうろついているので倒しつつ進みます。

 

 劇場前、泰平通り、チャンピオン街、ホテル街とあちこちに大量の血痕を残してシンジと麗奈は移動しています。じっとしてて欲しいけど、錦山組と乱闘したらしきあとがあったりもします。つーか手負いのシンジに負けてるこいつらよ…。そして急いでいる時にギャング・バスターズ戦もあるというね、邪魔なんだけど!?

 

 ホテル街に来るとシンジから電話がかかってきます。今バッティングセンターの裏の方にある雑居ビル跡にいるとのことです。公園前通りの方に入り口がある廃ビルです。血痕が入り口にあるのですぐ分かりました。

 

 

 

 雑居ビルに入ると、再びシンジから電話が入ります。今ビルの屋上へ向かっているようです。追いつかれそうだというので、ビルを駆け上がるで…!!待ってろよ、シンジ、麗奈…!

 

 などと言いながらトイレでコインロッカーの鍵を探していた…。戦闘に使わない部屋まで妙に作り込まれているのでついつい寄り道したくなってしまう。悪癖…。

 

 

 2階へ上がると携帯で錦山組構成員が誰かと話をしています。シンジを追い詰めるためにこのビルに構成員を集めようとしています。それと、気になることも言っていました。

 

 荒瀬という兄貴分がこちらに向かっているとのことなんですが、この人が来ると聞いて構成員は困っている様子です。なんでもビルが蜂の巣になってしまうという…。

 

 なんなの、シュトロハイムみたいに腹に機銃でも仕込んでるの? ここは日本なんだからそんな人間兵器は持ち込み禁止!!

 

 

 …屋上へ向かうのが目標です。ビルの階段を只管上がって行きますが、その間に現れる錦山組の構成員を倒して進みます。…ここもやっぱりもの凄い人数を相手にすることになりますし、何より銃持ちが面倒!! 何人もいるとエンドレスで撃ちまくってくるやん!? しかも落とした銃は大抵弾が残っていないしね。拾ってもあんまり使えないという…。

 

 一応各階のどこかには回復アイテムが落ちていることもありますが、自分でもこのイベント始める前に用意しといた方が良いかもしれません。

 

 そんで屋上には鉄板なんかも多く落ちています。これは銃の弾も防御出来る優れもの…と言いたい所ですが、これ持っていると防御が良くても攻撃しにくいんだよなぁ…。

 

 結構広めの屋上をうろついてやっっとシンジを見つけました。銃を持った錦山組の者に追い詰められている所でした。危なかった…。

 

 

 シンジに銃を向けている錦山組の構成員は、桐生に対してわりと丁寧な口調で邪魔しないでくれと言いますが…。頭に血が上っている桐生は止まりません。これ以上桐生に組を荒されたくないと言う構成員の言っていることも分からなくはないです。兄貴分であるシンジに銃を向けたのは、親である錦山をシンジが裏切ったからですから…。

 

 しかし…錦山のしていることは…東城会自体を混乱に陥れています。もし裏切っている…と言うなら、錦山の方ではないかと桐生は言います。銃を向けても全くビビらない桐生ですから、親殺しが口を挟むなと言われても全く怯みません。

 

 まぁ、ここまで来るまでに何度蜂の巣になりかけたかよう…。

 

 

 なんかこちゃこちゃやってたら、ついに噂のカレが着いてしまったようです。荒瀬の兄貴…とやらが。※ここからはショッキングなシーンがあるのでちょっと注意です…

 

 

 荒瀬と一緒に来た弟分?が引き摺ってきたのは…麗奈です。もうすでに…麗奈は…命を落としていました。そんな…ひどいよ…。それにシンジの怪我も酷く、このままでは…シンジも…。

 

 

 身近な人間を目の前で二人も傷つけられた桐生は…吠えます…!

 

 東城会直系 錦山組 若中 荒瀬和人との戦いです。ここまで来たらボスもつえぇ…けど負けられないです。まず最初は他のザコを片付けなければならないんですけど、このザコもまたそれなりに面倒なのです。銃持ってるヤツいるから…。

 

 

 そして肝心の荒瀬なんですが、ラウとかよりマシなのは体力が少ないことです。基本的に銃で攻撃してくるので、素早いし距離をとろうとするため、近付くのが大変です。

 

 赤いロングコートといい二丁拳銃といい、身軽で某デビルハンターか?という感じ…。スウェイを駆使して隙が大きい大技を出したら叩くという感じで倒しました。少しは麗奈のカタキがとれたかな…。

 

 

 シンジは風間を"アケミ"という人物に預けたといいます。アケミというのはシンジの彼女らしいです。そしてシンジは…指輪を桐生に渡します。てっきりアケミに渡すようにと言うかと思ったら…違ったのです。

 

 その指輪は桐生が由美にあげたあの指輪だったのです。錦山から…取り返してくれたの…?

 

 

 シンジはそれを手渡すと息を引き取ってしまいました。

 

 

 

第十一章 仁義

 

 

 シンジと麗奈は花屋が手厚く葬ってくれるそうです…。荼毘に付してから、家族や知人の元に…ということでしょう。それにシンジには「アケミ」がいます。「アケミ」探しをすることになります。

 

 しかし…よく考えてみたらアケミという名前だけしか聞いていないので、名前だけ頼りにするとかなり探すのが大変です。しかし花屋がいますからね。花屋は錦山組の田中(シンジ)の頭と言えば、風俗好きだという情報を持っていました。…シンジ…。

 

 シンジの風俗好きは桐生も知っていることだったらしいですが(苦笑)、ここ何年かの情報は花屋が詳しいです。シンジがずっと通っている店があったと言います。それは"桃源郷"という名前のソープです。そしてその店のナンバー1が、「アケミ」なのです。

 

 決定じゃん、楽勝と思ったんですが。一つ問題が。"桃源郷"はビル一軒丸々ソープという規模にも関わらす、看板が出ていない…一見すると分からないようになっていると言います。しかも現役のタレントやモデルが働いていることもあり、一回遊ぶのに100万はかかる超高級店だとか…。シ、シンジーーーー!!!!

 

 

 子供の遥の前でソープの話を真面目にしているものだから、遥にソープって何?と訊かれてなんとかマイルドに説明しようとするオヤジたち…。しかし遥は実は一人で歩き回っている時に色々と調べたのか、ちゃんとどんな所か知っていて揶揄ったみたいですよ。大人たちよ…。

 

 さて、桃源郷探しとなります。まずは「桃源郷の会員証」を手に入れなければなりません。なんせ1回100万じゃからなぁ…。それなりに客も選んでいると思います。花屋は、ピンク通りの「シャイン」というキャバクラで働いているシンメイという女性が昔桃源郷で働いていたという情報を教えてくれました。ここから会員証の入手について探っていくことにします。

 

 桃源郷についてはホームレスのおっちゃんも情報をくれました。七福通り沿いの風俗情報館の水野益辰に訊くと良いとのことです。

 

 言われた通り、まずは風俗情報館MEBへ行ってみます。本当に水野という人はいました。しかもこの人はシンジのことも知っているようです。さすが風俗好き…界隈でも有名なのか…。桃源郷のことを訊くと、泰平通りを東に行った所にあると教えてくれました。あの…湯気がすごい建物? あれ一軒全部高級ソープ?すっげ…。

 

 やはり会員証は簡単に手には入らないようですね。花屋の言っていたシャインへ向かいます。

 

 

 やって参りました、ピンク通りのシャイン。そしてシンメイを指名していざ…! 早速「桃源郷の会員証」について切り出します。シンメイは自分の頼みをきいてくれたら渡してもいいと言います。

 

 彼女は実は中国からの密入国者であり、当局に見つかったら強制送還となってしまうと言います。もし自分が捕まったら弟が一人になってしまうと言うのです。弟はシンメイの父親が日本で作った愛人の子供だそうですが、今シンメイが面倒を見ているとか。

 

 そこで本題です。シンメイは「ニンベン師」というこの街にいる偽造屋にパスポートを作ってもらいたいと言うのです。でも自分が動くと警察に捕まってしまうから動けないため、桐生に代わりにニンベン師に頼んで欲しいと言うのです。こんなヤベェ話いいのかしら…と思ったんですが、桐生はニンベン師に興味があるようだし、会員証も急いで手に入れたいですから、引き受けることに。

 

 ニンベン師自身の居場所は分からないようですが、「ジュエル」という店に勤めているアヤカという人物が窓口をしているというので、今度はジュエルに行きましょう。キャバの梯子か…。

 

 

 「ジュエル」でアヤカを指名します。今回も会話を楽しむ間もなく早々にニンベン師について訊ねます。シャインにいるシンメイの使いであることも打ち明けましたが、アヤカは知らぬ存ぜぬです。とぼけているのか本当に知らないのか…はかりかねます。

 

 どちらにしてもここでノンビリ飲んでいる時間はないので、店を出ることにします(ここに来るまでにおつかいクエスト色々やっておいて…)。

 

 桐生の早いお帰りに、ジュエルのママが何も飲んでいないから勘定はいいと言ってくれます。良心的なお店…だと思います。しかし収穫がなかったなぁ…とトボトボ店を出ると、ジュエルの前に物騒なモノを持った男たちがいます。オカマがどうのこうのと言っていてなんだか穏やかじゃないですね。ジュエルの中に入っていくのが気になったので、追いかけてみることにします。

 

 

 店の中では男たちがアヤカに対して公園でパスポートを渡していたのを見たやつがいるんだとか言ってすごんでいます。彼らもニンベン師を探しているようで、アヤカに目をつけたようです。

 

 突然ジュエルのママが男の一人の頭をビンでぶん殴ります。それに気を取られたもう一人の男を今度はアヤカがビンで殴って、二人で店を飛び出して行ってしまいました。

 

 

 こ、これは…。ジュエルの店員は何がなんだかサッパリという感じなので、ママとアヤカだけがニンベン師について何か知っているということでしょうか。そして殴られた男たちは、取引場所が第三公園だと言っていたので行ってみます。

 

 第三公園へ行くと、ジュエルのママとアヤカが青龍刀を持った連中に追い詰められていました。青龍刀を持った連中は偽造パスポートを作って売り捌いていたようですが、最近売り上げが下がっていたというのです。その理由が…「ニンベン師」の存在です。ニンベン師に顧客を取られたため、連中は血眼になって探していたのです。

 

 ナマスに切り刻むなどと言っていますし、完全に殺すつもりのようで。そういう排除の仕方はイカンな…

 

 

 そこに桐生が、自分もアヤカたちに用があると割って入ります。青龍刀を持っているからまさかと思いましたが…連中は蛇華の構成員です。だから桐生の顔に見覚えがある者もいました。あのあと蛇華がどうなったか分かりませんが、コツコツ偽造パスポート作りの内職をするくらいですから苦労しているみたいです。

 

 

 そんなこんなで蛇華構成員とのバトルです。皆青龍刀持ちで体力はちょい高め…なので結構苦労しました。

 

 蛇華の連中を倒したので、アヤカたちを助けることが出来ました。やはりさっきニンベン師を知らないとアヤカが言ったのは嘘でした。ニンベン師は…ジュエルのママだったのです。改めてシンメイのパスポートを作ってもらう依頼をします。

 

 

 そしてジュエルで「偽造パスポート」を受け取ります。これで桃源郷へ一歩近付きましたね!! 

 

 所で…このニンベン師はかなり重要なことを知っている人でした。風間が撃たれたということで、桐生にあることを教えてくれました。5年前、風間の依頼である一人の人間を捏造したというのです。出生記録・住民登録・卒業証書・免許・医療記録・パスポート…。公共機関にも捏造した記録を仕込んだと言います。ニンベン師は記録の中でのみ実在する人物を作り上げた…。

 

 ニンベン師は自分が桐生に教えられることはここまでだと言います。もしかして今回助けた礼に少しだけ教えてくれたのかもしれませんが、もう少し詳しく教えてくれても…!!一体誰の事なんでしょうねぇ…? ここまで来て一切姿見ない人は…いますが。

 

 

  今は桃源郷に行く事が優先です。シャインへ行ってシンメイに「偽造パスポート」を渡します。これで桃源郷へ行ける…と思ったら。なんとシンメイは桃源郷の会員証を他の人に譲ってしまっていたというのです。は!? は!? はぁぁぁぁ!?

 

 騙すつもりはなかったというシンメイですが、わしゃ苦手な戦闘もこなしてきたのじゃぞい!? 桐生が冷静に誰に渡したのかを尋ねますと、水野益辰の名前が出てきます。…あ、あの人か。なら戦ってぶん取るとかはしなくていいのかな(物騒)。

 

 シンメイは昔、水野と少しだけ一緒に暮らしたことがあるとか。その時に優しくしてくれたお礼として桃源郷の会員証をあげたようです。むむむ、というわけで、七福通りの案内所MEBへ戻ります。

 

 

 水野に事情を話して桃源郷の会員証を譲って欲しいと頼んだんですが、苦労して手に入れたものだからどうしても嫌だとごねるんです。これはバト…しかし、水野はシンメイが信用した相手なら…ということでいくらか出すことで譲ってもらえることになります。

 

 相場は100万で取引されるという桃源郷の会員証が…今ならなんと半額の50万円です!! 私は街のチンピラから巻き上げた50万円で購入することにしました。神室町のチンピラたちの血のしみ込んだ金をマネーロンダリング…洗浄するつもりで(そういう意味ではない…)。

 

 これで綺麗な「桃源郷の会員証」に交換できたぞーい!!

 

 

 賽の河原のアジトへ戻り、伊達に会員証をゲットした報告をします。伊達は本庁から呼び出されたから行かなくてはいけないとのことです。つまり伊達に遥の面倒を見てもらえないので…桃源郷(ソープ)に9歳の遥を連れて行くことになってしまいます。

 

 

 遥とともに泰平通りにある桃源郷へ。入り口にいる店員は会員証を持っているのであっさりと通してくれました。しかし店内に入ると受付の店員が子連れの入店は困ると止められます。だよね~~!!

 

 しかし男桐生はこれを社会見学の一環として押し通ろうとします(賭場と同じ理屈)。素手でオブジェを破壊しつつ他の客に迷惑は絶対かけないと言って…(尚、迷惑かけない相手に店員は入っていない模様)。

 

 

 桃源郷に侵入出来たので、アケミ探しをします。うっかり入室の部屋に入ってしまったりしてもご愛敬です。いよいよ桃源郷ナンバー1のアケミの部屋を見つけました。

 

 

 アケミは桐生が子連れなのに何も言わず、普通の接客態度です。こ、これがナンバー1の実力か…。

 

 桐生は早速シンジのことを訊きます。すると、アケミは桐生が訪ねてきたことで覚ったようです。シンジがもうこの世にいないことを…。シンジはアケミに最後に会った時に、そう言っていたそうです。自分に何かあれば桐生という人物が訪ねてくるだろうと。

 

 

 でも、シンジは将来を悲観していただけではなかったと思います。今の仕事が片付いたらアケミと結婚するつもりだったようなので。

 

 アケミは、確かにここに風間はいたが、シンジの知り合いが来て連れて行ってしまったと言います。その知り合いとは…近江連合の寺田だそうです。

 

 近江連合の寺田って…嶋野と手を組んでいたのではないのか…!? しかし、アケミはシンジが寺田を信じていたから自分も信じていると言うのです。寺田が風間を連れて行ったのは…芝浦です。埠頭に泊めている船に風間を連れて行ったそうです。

 

 

 それからもう一つ、シンジが言っていたことをアケミは教えてくれました。錦山組は、100億の他に世良会長の遺言状を探しているそうです。その遺言状には、東城会の"四代目"が指名されている…と考えられるからです。つまり錦山はその遺言状を握りつぶそうとしている…。自分がトップにのし上がるつもりなら、指名者が錦山以外なら邪魔ですからね。

 

 一通り話を聞いた所で、桃源郷の建物が激しく揺れます。なんと、桃源郷にトラックが突っ込んで来て…ヤクザたちが乗り込んできたのです。見覚えのある人物もいます。あの人入院してなかったんだ…。刺されて怪我してたはずの、真島です。

 

 

 敵を倒しながらロビーに向かいます。こいつら真島組の奴らなのかな? 銃を持っている奴もいます。そういえば、防弾チョッキつけていると銃の弾ってガード出来たんだね…!?これはつけておいた方がいいですぞ。

 

 

 ロビーに辿り着くと嬢たちがヤクザに追い回されています。こいつら…まさかアケミか風間を探している…? そしてやっぱ出ました、真島の兄貴…。レイコちゃんが捕まってしまいました。っていうか、兄さんまだ傷治ってないでしょ…無理しない方が…。

 

 

 真島は自分が捕まえたレイコちゃんがベッピンさんなことに気が付いてしまい、口説こうとします。レイコちゃんは好きな人がいるからと断ります。ブチ切れる?と思われた真島ですが、案外アッサリとレイコちゃんを解放します。真島が考えていることは桐生には読みにくく、戸惑いますが…。多分真島が今考えていることは一つでしょう…。

 

 

 以前決着をつけることが出来なかったから今着けようという真島吾朗との2度目の戦いです。

 

 まずはロビーでの戦いになります。真島は怪我をしているけれど、全く素早さは落ちていない気がします。大技後なら隙も出来ますが…それ以外は近付くのも結構難しいです。しかし、ここまで来たら私でもそれなりに戦えるようになってきていますから、なんとか戦えてます。なんとかね。

 

 

 真島のHPを半分くらい削ると、次は地下へ落っこちて地下ステージです。端の方は暗くて見えませんので、明るい中央付近で戦いたいんですが。真島は割とすぐに距離をとってしまうので、読み合いみたいな感じで決定的なダメージを与えることが出来ない…。結構時間がかかってしまいましたが、真島を倒すことが出来ました。…そろそろ諦めてくれたかな…(甘い)。

 

 

 

 さて…賽の河原に戻ってきました。シンジの御骨はアケミに渡すことになりました。それと、伊達には風間について報告します。近江連合の寺田が、芝浦の埠頭に風間を匿っているということを…。

 

 伊達もMIA…神宮の動きが目立ってきたと言います。本庁に呼ばれていると言ってましたが、その時に桐生のことを根掘り葉掘り聞かれたそうです。伊達はそれを神宮が圧力をかけてきているからだと感じたようです。

 

 伊達は本来であればクビにされてもおかしくない行動をとっていますが、桐生とつるんでいるうちはクビに出来ないようです。情報源の一つを失う事になるからですね…。

 

 

 

 寺田については全く謎の人物で、伊達もよく知らないようです。シンジが命をかけて風間を預けたということは、信頼出来る何かがあるはずです。芝浦の埠頭に、行ってみることにします。

 

 

 …ということで、今回はここまでにしておきます。遥と一緒にいる間にお店に寄って遥のおねだりをきくと…遥の好感度が上がります。なんつーシステムだよ、くそぅ…。ついケンカを買って金策に励んでしまうではないか…。

 

 ちょろっとソフトボールをやったことがあるので、バッティングセンターは中々楽しかったです。実は低速よりは高速の方がタイミング合わせやすいのってゲームあるあるですな…。他にもミニゲーム的なものが多いです。私はこういうのヘタクソマンだから全然だめです。遥を喜ばせることが出来ん!!

 

 

 物語は佳境に入ってやっと、真相が判明する…次は最終回となります。失った物は多く、元に戻らないものがあります。しかし…桐生は何かを取り戻せる…のでしょうか。

 

 それでは今回はこの辺で。

 

 

 

→ 初代PS2版「龍が如く」プレイ日記5 へ続く