→ 初代PS2版「龍が如く」プレイ日記1 第一章~第四章 遥との出会いまで

→ 初代PS2版「龍が如く」プレイ日記2 第五章・第六章 親父たちの苦悩

→ 初代PS2版「龍が如く」プレイ日記3 第七章・第八章 策謀につぐ策謀

→ 初代PS2版「龍が如く」プレイ日記4 第九章~第十一章 愛と仁と義

→ 初代PS2版「龍が如く」プレイ日記5 第十二章~(終)

 

 

前回のあらすじ・・・東城会系堂島組の組長を殺害したという罪で10年服役し、出所した桐生一馬。組からは破門を言い渡され、カタギとして過ごす…はずだった。桐生が出所したのを見計らうかのように東城会の金100億が金庫から抜かれていたことが判明し、その犯人の一人が桐生の幼馴染の澤村由美という疑惑が持ち上がる。由美の妹だと名乗っていた美月も店を持った途端に失踪しており、共犯だと目された。

 

 事件に巻き込まれた桐生は、遥という少女と出会う。遥は由美の妹、美月の娘だという。遥が美月からもらったというペンダントは100億に関係する鍵だと考えられる。ペンダントと持ち主の遥は様々な組織から狙われることになる。

 

 

 

 初代PS2版「龍が如く」プレイ日記3回目で御座います。前回はちょっとサイドストーリー的に、登場人物の物語が掘り下げられたりして閑話休題みたいな章がありましたが、今回からはストーリーが急激に動き始めます。前回は黒幕的な動きをしていると思われるかつての桐生の親友・錦山彰の動きがあまり見えませんでしたが、今回は…動き始めます。

 

 今回の日記もゆるゆるとやっていきます。そしてネタバレも満載な内容になっております。それでは、スタートです。

 

 

 

第七章 龍と鯉

 

 

 セレナにて。伊達は桐生にある写真を見せます。女性の胸元が写っているもので、そこにはどこかで見たような花の刺青が入っています。なんとこの写真…今朝東京湾で上がった女の水死体の写真だそうです。えぇぇぇ…。

 

 

 桐生にはこの刺青が、アレスに飾ってあった写真の…美月の刺青と同じ物に見えました。すぐそこのソファで寝入る遥を気にする桐生。この遺体はまさか!?

 

 女性の死因は頭部挫傷及び出血多量によるショック死。拷問を受けた跡があり、死体にはコンクリートの重しが付けられていたとのことです。凄惨過ぎます、こんなヒドイことを誰が…。

 

 桐生は伊達に、この遺体は美月なのかと問いますが、今はまだ分からないとか。ただ…刺青の模様が同じならば可能性が高いかもしれません。

 

 桐生は刺青に特徴があることを指摘します。死体の刺青の模様の下に小さく"歌"という文字が入っているのです。これは「二代目・歌彫」の仕事だと桐生は言います。この彫師は必ずどこかに自分の銘を入れているようです。

 

 

 やたら詳しいなと思ったら、やはり桐生の背中の彫り物もこの「二代目・歌彫」の仕事だそうです。おそらく、死体の刺青も歌彫の仕事…と思われますが。確認するため、この彫師を訪ねることにします。

 

 もしこの死体が美月だったら…遥には酷なことになってしまいますから、このことは遥には伏せておくことにします。留守を麗奈に任せ、歌彫がいると思われる「龍神会館」(千両通りとピンク通りの間)を目指します。

 

 

 「龍神会館」は路地裏から入る地下があるようです。一部の人御用達といった感じです。「二代目・歌彫」に桐生は先日出所したことを報告します。

 

 

 歌彫は、世良の葬式で桐生が大暴れしたことを知っていました。桐生は早速歌彫に伊達から預かった水死体の刺青の写真を見せます。歌彫は文様が"月下美人"という一年に一晩しか咲かない花だということを教えてくれます。

 

 しかし、これは歌彫の仕事ではないと言います。この文様自体は歌彫のものですが、彫った刺青は全部覚えているという歌彫が憶えがないと言うので、誰か別の人物が真似て彫ったということでしょうか。

 

 

 手掛かりが消えてがっかりしていると…歌彫の仕事場の電話が鳴ります。歌彫が出ますと知人のようです。歌彫が桐生に受話器を渡してきます。「錦山からだ」と…。

 

 

 桐生は何故ここにいることを知っているのか訊ねますが、錦山は情報は権力の大きいところに集まるものだと曖昧な返答をします。今の錦山は欲しいと思った情報が手に入る地位にいる…ということでしょうか。

 

 それよりも、美月の死体は見たかなどと爆弾発言をします。あの死体と何か関わりがあるように匂わせて、錦山は桐生と一対一(サシ)で話がしたいと言い、明日夜10時にセレナで会うことになりました。

 

 

 しかし、今の錦山は信用してもよいのでしょうか。

 

 錦山との重い通話が済むと、歌彫が桐生の背中の"龍"に色を入れ直してくれることになりました。歌彫は会話の様子から何かを察したのかもしれません。餞別のつもりなのかも。

 

 

 色を入れ直しながら歌彫は10年以上前のことを思い出していました。桐生は"龍"を、錦山は"鯉"をここで背中に入れたのです。歌彫曰く、刺青というものは背負っている者自身が光らせることが出来るものだと言います。今の錦山が背負っている鯉は輝いているだろうと言います。これでやっと、桐生と張り合えるだろうと…

 

 

 黄河を泳ぐ鯉は山脈を経てやがて龍門に入る。龍門を昇り切った鯉は龍に生まれ変わる。歌彫には、錦山が今こそ龍門を昇り切ろうとしているように見えるのです。龍になるためには、桐生という相手が必要なのかもしれない…

 

 色を入れ直してもらって心機一転…! 一度セレナに戻ることにします。加納という分けわかんないコを弟分にしたり、喧嘩しながら戻ります。

 

 

 セレナで伊達と麗奈に、錦山とここで会う約束をしたことを話します。伊達は遥が東城会に狙われていることを指摘します。錦山がここに来るということは、遥はどこかに移動させる必要があります。

 

 桐生は「賽の河原」が一番安全だろうと言います。あそこはまぁ…スジモンがいないですからチクられることはないかも。

 

 しかし、遥は行かないと言います。遥は…さっき桐生が外出した理由を知っていました。美月のことを調べに行っていたことを…。母の事を調べているのに、何故当事者である自分を連れて行かないのかと、母に会いたいという気持ちを遥は吐露します。

 

 

 

 遥は、皆ペンダントが欲しいだけで自分の事はどうでもいいんだと思っていました。桐生もまた、100億円のために自分といるのだと遥が言うと、桐生は思わず遥の頬を叩いてしまいます。桐生はすぐ謝りますが…

 桐生のこの態度は母親について何か知っていると暴露したようなもので、遥はさらに食い下がります。

 

 伊達がたまらず喋りそうになったのを桐生は止め、今は自分を信じて欲しいと遥に伝えます。…が、そんな説明で子供の遥が納得するわけもなく、大人が勝手にするなら自分も勝手にすると言ってペンダントを置いて出て行ってしまいました。

 

 

 気が強いというか、不安がピークになってしまったように見えますねぇ…。お母さんお母さんと言っているということは。

 

 遥探しをすることになります。この広い神室町で子供を探すの結構ヤバイ…。いや、かなりヤバイ。伊達と一緒に街をうろうろすることになります。戦闘も伊達参加で御座います。

 

 路上で喧嘩は勿論のこと、道の真ん中でアタリ屋と幸福な出会いを果たしたり、アヤシイ紙袋を受け取ったり、加納チャレンジで店を守ったり色々やりながら街中うろつきますが、なっかなかフラグ立たない!! やっと劇場前広場で青木に出逢ってから道が開けます。

 

 

 青木は遥の顔を知っていたので、一人で寂しそうにゲーセンに入って行ったと教えてくれました。クラブセガ劇場前店に入ります。もうここにはいないみたいです…。女子高生の話を聞くと、七福通りの駐車場のところで、酔っ払った怪しい男が幼い少女を連れていたと言います。ナニソレ普通にヤバイ!

 

 急いでいるのにお構いなしに発生する加納チャレンジをやりながら駐車場へ行ってみると、全然話にならない酔っ払いがいました。普通に話そうとすると全く駄目です、ちょっと強めにいきましょう。するとさっきまでここに居たけど、スーツの男が連れて行ったと言います。ファッ!?

 

 どこかの公園に行くと携帯で話してたらしいので…公園を虱潰しに探していくしか…。そしてお馴染み第三公園に行くと、件の携帯を持ったスーツ姿の男がいたのです。

 

 

 いきなり遥を返せと桐生が話しかけるので大丈夫かしら…と思ったけど、スーツの男はやっぱり…桐生と伊達のことをよく知っていました。

 

 

 しかも準備が整ったから案内する…などと言います。完全に来るのを待っていたこの態度…黙ってついて行くのは危険すぎますが、遥の身が…。従うしかありません。

 

 

 大人しく男について行くと、よく知っている場所に辿り着きます。スターダストです。すごく、すごく嫌な予感がします。

 

 店内は客も従業員もいないようですが、いつもと変わらないように見えます。待っていたと言って男が出てきましたが、この人も全く見覚えない人物です。さっきの公園にいた男もそうだけど、なんかヤクザもんには見えないんですよね。マジで何者だ、記憶にないぞ…。

 

 

 桐生が遥の無事を確認すると、奥から遥が出てきました。一応なんともなさそうで、ちょっと安心…。遥が出てきたのを見て、桐生と伊達が男たちに近付こうとしますが、なんと奴らは銃を持っていてこちらに向けてきます。

 

 

 一輝たち…スターダストの従業員はどうしたのか訊くと、別室に閉じ込めているようです。縛るくらいはしているけど無事だと言います、本当かな。うぅ、多少協力はしてもらったけど…ほぼ関係ない人達を巻き込んでしまったわ…。

 

 一体何者なのか尋ねますが、当然答える気はないようです。お互いのために知らない方がいいなんて、おかしな言い方ですけど。そういう濁し方する時は大体政府関係なんじゃ…(偏見)

 

 男たちはやはりペンダントを狙っていたようです。ペンダントは遥がセレナを出る際に置いて行ったので捕まえたはいいけれど、手に入らなかったのでしょう…。今は桐生が持っているので、桐生はペンダントを男たちに見せます。これを渡せば、遥を返すのか確認します。

 

 勿論だという男たちは、遥を互いのいる位置の半分くらいの距離まで歩かせ、ペンダントを投げるように要求します。相手は銃を持っているのでこちらは完全に従うしかありません。

 

 

 桐生は遥の、母親からもらった宝物を渡さなければならないことには躊躇していますが、仕方ありません。

 

 桐生がペンダントを投げた瞬間に伊達が遥を保護するために走り出します。伊達が遥を抱えた瞬間に銃声が…最初から遥を殺すつもりだったかもしれません。桐生に向かっても銃が撃たれます。

 

 

 

 桐生は弾を避ける事が出来ました。伊達も無事のようですが、銃弾は遥の腕を掠って怪我をしてしまったようです。しかもスーツ姿の男たちが出てきて囲まれてしまいます。準備が整ったと言っていただけあるじゃん…!!

 

 謎の組織との戦いです。汚い手を使いおって、拳オブジャスティスで倒してやると思ったけど、銃持っている奴らと戦うのは嫌ァァァァ!! 背後から撃たれたら普通に死ぬやろがい!!

 

 

 全員ボコのボコにしてやりました。奴らは逃げていきますが、任務に忠実にペンダントを手に入れようとする男がいるので阻止します(手を踏みつけ)。

 

 

 桐生はカンのようなもので、この男たちが極道じゃないと感じていました。そうすると…ペンダントのことを何故知っているか分かりません。ヤクザたちが100億もの金額のネタを他の組織に流すとも思えないです。

 

 男は桐生の迫力に一瞬何かを言いかけたのですが…仲間の男に銃撃され、口封じされてしまいます。

 

 

 遥の傷を見ていた伊達が、遥の傷は浅いというので、そこは良かったのですが…。遥は勝手なことをしてごめんなさいと謝ります。

 

 桐生は遥に、本当のことを言うことにしました。遥の母親、美月がもう亡くなっていたことを…。そして守れなくてすまなかったと謝ります。遥には桐生のせいではないことは分かっていると思います。桐生の頬にそっと触れて、首を振るのでした…

 

 

 そう言えば、さっきからどこかから音がします。どうやら別室のドアを誰かが叩いているような… …あっ…(思い出す)。ドアを破って出てきたのはスターダストの従業員たちです。ごめん、ちょっと忘れかけてた…。

 

 

 伊達は撃たれた男が胸に付けていたバッジを手にしていました。これを調べてくれるそうです。それから、戻ってきたペンダントは形見になってしまいましたが、手元に戻ってきたことで遥は嬉しそうです。

 

 巻き込んでしまった一輝とユウヤには謝罪します。しかし逆に何も出来なくて申し訳なかったと言われてしまった…君ら良い人だな…ほんと…。店で血みどろのファイトしたのに怒ってないなんて聖人では…? 

 

 一般人が銃なんてむけられたら何も出来ませんよ、接近戦なら銃より拳の方が早いなんて言えませんよ。

 

 

 錦山との約束の時間前に、遥を賽の河原に預けに行きます。伊達は暫く遥を匿って欲しいと花屋に頼みます。そういえば、伊達さんと花屋は元同僚(?)みたいなもので、因縁のある二人なんですが…。お互いにこうやって頼み頼まれするようになるとは妙な気分なようです。…なんとなく、もう蟠りがないように見えるのは気のせいかな…?

 

 花屋は遥を匿うバラック小屋みたいなのを提供してくれました。個人的には結構良い感じに整っているような気がします。テレビとか電話とか、石油ストーブみたいなのもある~。

 

 

 伊達は一度署に戻るそうです。桐生も明日の錦山との会談?のために休むことにしました。

 

 

 

 伊達は「ある殺人現場」に来ていました。ビルの一室のような場所で、生々しい跡が残っています。そこに一課の須藤がやってきました。何故四課の伊達がここにいるのかと、至極まっとうな質問をします。

 

 ここは東城会の元三代目会長、世良勝が殺害された現場です。

 

 

 伊達は素直に現場から出て行こうとします。すると須藤が突然、10年前の伊達は自分の目標だったと言い出します。的確な捜査、周到な計画、そして事件への執着心は刑事として一流だったと…。ベタ褒めやん…さてはおぬし…伊達ファンだな?

 

 しかし須藤は今、伊達の行動が理解出来ずにいます。須藤は、伊達と桐生のことを監視している、と忠告します。しかし伊達は、須藤には真実はつかまえられないと辛辣なことを言って去って行きました。

 

 多分伊達は、全然本質は変わって無いんですよね。行動がちょっと桐生に影響受けてしまっているだけで…(笑)。

 

 

 さて、これからは賽の河原のバラック小屋が新アジトになります。なんかこのままここに定住しそうな予感…。いつも通りセーブも出来ますし、アイテムの保管・HPが(ゆっくり)回復します。今までのムービーも見れます。

 

 じっくり休んでついに錦山と会う約束をした当日になりました。しかしまだ夜まで時間あるので、伊達が遥と二人で気晴らしをしてくると良いと…気を遣ってくれます。桐生はかすり傷とはいえ、遥が怪我をしていることを気にしていましたが、たまの遊びの方が薬になるというのもまぁ、納得です。

 

 と、いうことで遥を連れて神室町散策です。

 

 

 そういえば宝くじ売り場にはある噂がありました。秘密の賭場と関係があると…。流石に子連れはまずいのでは…と思ったんですが、宝くじ売り場で入場料になる賭け札10万円購入することが出来ました。

 

 宝くじ売り場の隣の壁がどんでん返しになっていまして、そこから賭場に行きます。…つーかどんな作りしとんじゃ…!?

 

 中には案内役がいまして、その人に話しかけるとルールが聞けます。ルールは簡単でよく見る賭場のアレです。壺振りが振った2個のサイの目の合計が、偶数(丁)か奇数(半)かを当てるやつ。一番奥に行くとイベント開始です。

 

 

 賭場に入ると、壺振りが子供を連れてきたことを気にしています。当たり前だけど…。桐生は社会勉強と言って押し切ります。勿論子供料金は存在しません。大人の社交場ですから。

 

 いよいよ開始です。壺振りが壺を振ってから賭けるのですが、遥が丁だと言います。全然この強面たちの中にいても物怖じしてません。遥が言うように丁に賭けてみます。そして遥の勘は当たるのでした…!

 

 

 ここから暫く賭けが続きます。ほとんど遥の勘頼りでいきます。そしてなんと全勝してしまいました。やったぜ!!

 

 途中壺振りが中座(席を外す)します。遥はこういうのを当てる勘が優れているのかもしれません。中座していた壺振りが戻ってきたら再び賭け開始です。しかし、今回は遥の予想が外れてしまいました。

 

 壺振りが中座した後にこれは、なんか…アヤシイ…

 

 桐生が立ち上がると、賭場の従業員?が抑えようとします。桐生が従業員をぶっ飛ばしてしまいます。ブチ切れる壺振りですが、遥がこの騒ぎで吹っ飛んだサイコロを手にしているのを見て顔色が変わります。

 

 

 サイコロは各面から針のようなものが出るようになっていました。どこかでリモート操作して都合がいい面にひっくり返せるようになっているという…。つまりはイカサマということです。これを知って客たちが激怒します。

 

 追い詰められた壺振りが奥の部屋に声をかけると、用心棒らしき人達が出てきます。こっちがイカサマをしていると濡れ衣をかけた上で…。あ~、ひどーい!! 桐生と遥は激おこです。

 

 壺振りのテツwith賭場の用心棒との戦いです。ドス持ちいる~(苦手)。でも肝心のテツ自体は素手なのでなんとか…。なんとかギリギリ勝利します。

 

 

 桐生は壺振りに、イカサマをやらかした壺振りはケジメをつけなければならない…と言って畳に刺さったドスをチラ見します。あ…(察し)

 

 

 そこに賭場の仕切りをやっているという老人が出てきました。この壺振りは流れ者らしいですが、迷惑をかけてしまったと…いうことでいくらか戴きました、アザーす!! 後始末も任せて賭場を出ますと、伊達から時間がきたから、遥を賽の河原に預けるようにと電話が。一通り遊んだし、満足ですわ。

 

 賽の河原に戻ります。伊達は、10年前と今の錦山が別人のようになっていると、何を仕掛けてくるか分からないと忠告します。悲しいことですが、十分用心した方が良さそうです。

 

 

 遥には、10年ぶりに親友と飲みに行ってくると伝えます。遥は何かを察しているのか、心配そうではあります。

 

 大体の用は済ませたので、約束したセレナへ行きます!!

 

 

 セレナに行くと、普通に麗奈がいました。麗奈の店だからいるのは当たり前だけど。どうやら麗奈は二人が殺し合いの喧嘩にでもなるんじゃないかと…心配してここで見ているつもりのようです。

 

 そして…ついにやってきました、錦山。桐生に忙しくて面会に行けなくて申し訳なかったという錦山ですが、彼はあのあと妹を亡くしていますし…うん…そりゃそうだよね。

 

 

 錦山はどうしても、100億を手に入れたいと言います。だから…遥とペンダントを渡すようにと言われます。

 

 桐生はその話の前に訊きたいことがありました。美月が死んだことを知っていた錦山は…美月の死と関わりがあると考えられます。何故美月を殺したのかと訊ねます。

 

 

 錦山は…殺すつもりはなかったと答えました。美月は…由美の妹なのだから…。錦山は由美を好きだったのだからそんなことをしたいはずがないのです。…しかし。

 

 美月から話を聞き出そうとした錦山組の組員が、やりすぎて命を落としてしまったのです。錦山は…美月を拷問した組員を殺してしまったようです。そして別の組員がそれらの遺体を・・・きっちり始末したと…(美月の遺体は見つかりましたが)。

 

 

 錦山の話を聞いて、麗奈はショックを受けて泣き出してしまいました。

 

 10年間錦山は由美を探し続けていたと言います。そしてセレナで美月が働いていると知り、ずっとマークしていたようです。妹がいるなら、由美はそこに現れる可能性が高いですから…。

 

 そして遥のことも知ります。巡り合わせのように、桐生達が育った孤児院「ヒマワリ」に遥はいたのです。美月が"アレス"を持った直後に姿を消し、ヒマワリにいたはずの遥も失踪、しかも同時期に東城会の100億が抜かれる。…すべてが繋がっているように見えます。

 

 

 錦山は指輪を出します。この指輪が、100億が抜かれた現場に落ちていたと言います。それは由美の指輪…です。錦山は由美が確実に、この近くにいると感じています。そしてこれらの事件に関わっていると…

 

 これは東城会という組織の戦争であり、桐生一人ではどうしようもない。再度錦山は桐生にペンダントを渡すようにと言います。

 

 しかし、桐生は…。このペンダントが、遥にとって唯一の母親との繋がりだと知っています。遥の宝物を渡すわけにはいきません。東城会の戦争は、大人が勝手にやっていることです。

 

 

 桐生が断ると、錦山はそういう所が昔から変わっていないと言います。断られるのが分かっていたような…。

 

 桐生のこういう所に由美は惹かれたのだろうと、昔から皆が桐生の味方をしていたなどと、恨み言のようなことを言い出します。…桐生を憎んでいるかは自分でも分からないようですが。どちらにせよ、錦山の行動は桐生を裏切るものです。そして…風間のおやっさんを…手にかけてしまったのだからもう後戻りは出来ないと言い出します。

 

 風間を撃った犯人は錦山だったのです。

 

 

 さすがにこれには桐生も激怒し、錦山を殴り倒します。恩はないのかと責める桐生ですが、風間はなんとか命はとりとめています。…それが錦山に殺意がなかった証明にはなりませんが…傷つけたことは確かですから。

 

 それから、錦山はシンジに盗聴器を仕掛けて動向を把握していたのです。

 

 

 もう10年前のあの日から、錦山は誰も心から信じることが出来なくなっていました。だから自分のやり方で東城会の頂点を目指してきたのです…。昔と変わったと言われようとも。邪魔をするなら桐生でも容赦しないと言う錦山に、それでも桐生は遥もペンダントも渡せない、道具にするつもりなら尚更だと言い切ります。

 

 錦山は皆が桐生を慕っていると言いましたが、錦山自身も桐生のこういう、信念を曲げない所は信頼していたと思います。もう何もかも遅いですが、一緒にやれたらよかったのにと錦山はポロリとこぼします。

 

 

 錦山は今日限り、桐生とは兄弟じゃないと言うと、セレナを出て行ってしまいました。そして入れ替わりにどっと錦山組構成員達がセレナにのり込んできました。麗奈も店内にいるの分かっているだろうに、錦山…。

 

 

 まずセレナ内にいる錦山組構成員たちを蹴散らしていきます。麗奈はカウンターの中にいるので多分安全です…。やっとセレナ内の敵を倒すと、セレナの裏口の方にも大量の錦山組構成員が集まっています。しかも大体のヤツが木刀(マジモンの可能性も)とかドス持っているのマジで勘弁…。

 

 

 黒スーツたちの中からい白いスーツの男が出てきます。久しぶりだというので多分この人は桐生が服役する前から組にいたんですよね…。

 

 と、いうわけで東城会直系 錦山組若頭 新藤浩二との戦いです。…というか、その前に周りの構成員たちを倒さないと…なのですが。かなりここやり直すハメになりました。わいは回復アイテムを拾いもので済ましてきたので、今ほとんど持ってないのです。

 

 

 刀持ちの新藤の攻撃は防御できないので、他の敵が落とした木刀やらなにやらを拾って防御に使ったりします。攻撃も出来るので、新藤が大技を出して来たらガードして、カウンターを入れるという形でチビチビ削りました。なんとか勝利…。辛かったけどやってやりました…!! 

 

 

 

第八章 策謀

 

 

 大分派手に暴れたのですぐに警察がやってくるかもしれません。セレナを離れることにします。その間に街をぶらつくことにします。まぁ、静かにしていようと思ってもあっちから喧嘩売ってくるからしゃーないので相手はします…!経験値になーれ!!

 

 一通りぶらぶらして賽の河原を目指していると、街の様子が変です。ざわついているというか。街の人の声を聞くと、賽の河原で火事とか、爆発があったとか…。マジかよ!?と急いで賽の河原に戻ります。

 

 消防車が何台かあって、火事があったのは本当のようです。周囲にいる野次馬から話を聞きますが、爆発事故があったらしいということしか分かりません。思い切って中に入ってみます。賽の河原の住人たちが倒れたり、怪我をしているようで、まだ一部には火が残っていました。

 

 

 バラック小屋に行くと、怪我をした伊達と花屋がいます。そして遥の姿が見当たりません。花屋はここまで派手にやるとは思わなかったと言っています。

 

 今から一時間前、伊達は遥と話をしていました。遥は桐生のことを好きだから一緒にいたいけれど、ここにいると桐生を危ない目に合わせるのではないかと不安になっていたようでした。そんな話をしている時、突然賽の河原の入り口付近から激しい火の手が上がったのです。爆発というか…

 

 

 その騒ぎに乗じて若者たちが手に武器を持って入って来て、賽の河原の住人たちに暴行を加え始めます。遥を連れ逃げようとしていた伊達も若者たちから殴られ…遥は連れ攫われてしまいました。

 

 

 花屋は襲撃してきたのは「ギャング」の者達だと言います。ギャングとはこの街にいる愚連隊で、ヤクザのヤバイ仕事なんかを引き受けたりしているようです。赤・白・青の3つのグループに分かれて活動していますが、今回の襲撃では、3つまとめて襲ってきたようです。

 

 普段は別々に活動しているのですから、完全に連携出来るとは思えません。遥を攫う役目のグループがあるはずです。しかし、今は襲撃の影響で河原のシステムがダウンしてしまっているため、確認することも出来ません。

 

 シラミ潰しにあたるしかありません。伊達は警察署に戻って情報収集するというのでそちら方面は任せます。

 

 

 そんなわけで、カラーギャングどもを探して街をうろつきます。賽の河原付近にいるのは青です…「ブルーZ」というグループ名らしい。ブルーZと喧嘩します。青田という奴はスタンガンを持ってるので、これが当たるとシビれてダウンしてしまいます。スタンガンは面倒ですが、怒り任せにブッ倒しましょう。

 

 とっとと倒して、遥の行方をきこうとしますが、自分達は下っ端だから知らない、白の奴らなら何か知っているかもしれないと言います。次は白のギャング「ホワイトエッジ」の連中を探す事に。

 

 七福通り東の所にたむろっているホワイトエッジを倒します。ホワイトエッジのアジトがチャンピオン街の路地裏にあって、そこにボスがいるということを訊き出します。

 

 チャンピオン街の路地には確かに見張りが立っていました。そう言えばこいつずっと立ってた気がする。何があるんだろうと思ってたんだよね。まず見張りをのしてアジトに突入です。

 

 

 位置関係からして女の子をはべらせた男がいるのでこの人がボスかな? ホワイトエッジリーダー 白木ユウジとの戦いです。個人名を出しましたが、いつも通り雑魚も配置されているという感じなので、まず雑魚から倒していきます。

 

 白木はボスなのでまぁ、スウェイとかをよく使います。そして掴まれることも多いですね。危ない…。普通にかなりピンチです。でも遥のために…頑張る…!

 

 こんなに苦労して倒したのに、白木を締め上げても遥の居場所は知らないと言われてしまいます。ホワイトエッジは、「ブラッディ・アイ」の連中に誘われただけだと…。

 

 

 まぁ、そうだろうなとは思ったよ!! 「ブラッディ・アイ」は赤いジャージを着た連中で、劇場前広場クラブ"デボラ"を溜まり場にしているという情報を得ました。あ~、デボラね。よく知っているわ…(前回参照)。

 

 伊達から電話がきました。警察におかしな動きがあるというのです。本庁の捜査一課に遥の捜査依頼があったと言います。それは遥が"誘拐の被害者"として捜査されているということです。これは…東城会とは別の組織の動きだと思われます。スターダストでペンダントを奪おうとした奴らですよね。遥を早く見つけ出さなければ…。

 

 デボラに向かいます。途中ブラッディ・アイのリーダーの噂を聞きます。兄弟でボスをやっているグループらしいです。実はここに来る前にすでに目障りな赤ジャージの連中がデボラの前に居たのですでに倒していました。お前らのそのジャージ、わしが通ってた学校のジャージを思い出して辛いんじゃ!! なんだその鮮やかな赤は!!(私怨)

 

 デボラの前にはやはり見張りはいませんので、スッと入ります。2階VIPルームにいるというので2階に行ってみます。そこには下っ端くらいしかいないんで、ブッ倒してみました。 

 

 

 折角2階に来たけど、どうやら連中のヘッドとやらは下のホールを使って大金が入ったお祝いをしていたみたいですね。一階ホールに乗り込みます。今度こそ!!

 

 ホールでは赤ジャージたちが大勢集まっています。そして子分たちをボコにしてきたので、おかんむりみたいです。ブラッディ・アイのリーダー、赤井兄弟との戦いです。街で噂は聞いていました。小柄な兄と大柄な弟のツートップだと…だからまぁ、戦闘も二人ボスがいる状態だろうなと思ったんだけどやっぱりです。 

 

 

 ホールなので広くて障害物に引っかかることなく逃げながら戦えるけど、まぁ…兄弟の体力が多くて苦労しました。勿論スウェイとガードもしてきます。こっちがギリギリに追い込まれながらも、なんとか勝利しました。

 

 

 赤井兄に遥のことを訊きますが、あくまでシラをきるので、これは桐生のDJテクニックを見せてやるしかないです。赤井兄の頭で。DJブースで痛めつけていると、彼はついに雇い主の名前を吐きます。"蛇華(じゃか)"という組織の「劉 家龍(ラウ・カーロン)」という人物だと言います。遥は中華街のラウの元にいるようです。

 

 この名前に桐生は覚えがありました。12年ほど前、桐生が所属していた堂島組は、ラウとトラブルを起こしていたのです。そのために使いを務めた桐生はラウから拷問を受けるハメになってしまいます。

 

 トラブルの原因は堂島組が蛇華に流したパスポートです。堂島組は偽造ポスポートを2000万円でラウに売りつけたのです。

 

 

 ラウは堂島組のこの仕打ちは自分達に対して敬意がないからだとご立腹です。桐生は何も知らなかったようですが…。


 

 ラウは桐生を見せしめとして拷問して殺すことにしたのです。桐生がラウの部下に拷問を受けていると、桐生を助けに飛び込んできたのは…風間です。しかも銃を持つ姿は、とても慣れている感じがします。あっという間にラウの部下たちを倒し、桐生を解放します。

 

 

 しかし風間は足を負傷してしまったようです。この時の怪我が原因で、風間は足を悪くして杖が必要になってしまったようです。

 

 桐生と蛇華には因縁があるということですね。そしてあの時に会ったラウが遥を捕らえている…ということは、危険な予感しかしません。

 

 デボラを出ると伊達から電話がかかってきます。賽の河原のアジトで情報をまとめるために合流することになりました。アジトに戻り、伊達に遥を連れ去った連中が蛇華だということが分かったことを報告します。準備が済んだら、横浜の中華街に行こうということに。

 

 そして花屋からも連絡が入ります。河原の住人が目撃したらしいのですが、元堂島組の者がこの辺りをうろついているというのです。モニタールームで詳しい話を聞く事にします。

 

 

 モニタールームに行くと、花屋が丁度良いなどと言います。どうもさっきまで桐生を訪ねて女がいたらしいのですが…それが堂島宗兵の妻…堂島弥生だというのです。

 

 堂島宗兵は表向き桐生が殺害したということになっていますし、妻の弥生もそうだと思っているはず。花屋は突然弥生が桐生を訪ねてきたことを不審に思い、何も語らず帰したようです。それで丁度良い、なんですね。かち合わなくて良かった…。

 

 

 しかし花屋に手紙は預けて行ったようなので、桐生は堂島弥生からの手紙を読んでみます。10年前のあの場所で待っていると…話があるから一人で来て欲しいとあります。

 

 しかし、かつての堂島組事務所のあった劇場北にある東堂ビルは、元堂島組の残党の巣窟になっているそうです。間違いなくこれは桐生の命を狙った罠なのだから行かない方がいい、と花屋は忠告します。

 

 

 堂島の件については…ちゃんと姐さんとは話合わないといけないですよね。花屋の心配も分かりますが、東堂ビルに向かうことにします。かつて事務所があった部屋に入ると、あの日を思わせるように雷光が走ります。ふ、雰囲気抜群…。そして堂島弥生が待っていました。

 

 落とし前はつけさせてもらうと堂島弥生が言うと、奥から堂島の部下だった奴らが出てきます。想像はついてたから驚きません、元堂島組構成員との戦いです。

 

 

 皆ものすごくガタイが良くて体力も多いです。日本刀持ちいるしよぅ…。10年も桐生を恨み続けてきた怨念をひしひしと感じますなぁ…。

 

 構成員たちを全員倒した桐生の前に、堂島弥生が立ちはだかります。10年前のあの日のように雷が鳴っています。堂島弥生は今更…なことを桐生に訊きます。堂島宗兵を殺害したのは、桐生自身なのか?と…。実は堂島弥生は桐生が夫を殺したとは思っていなかったようです。いつか堂島組の中心になる者だと桐生のことを買っていたのですから…。

 

 

 彼女は桐生が誰かを庇っており、真犯人は他にいると考えていました。桐生は今はその質問に答えることは出来ないけれど、ケジメをつけたら必ずその質問に答えると約束します。

 

 このイベントをこなすと結構な経験値が…。このあと結構大変な目に合うので、しっかり準備しましょう。マジで回復薬は買っておいた方が良い…!

 

 と、いうわけで伊達と一緒に横浜へ行きます!!

 

 

 その頃…嶋野組組長、嶋野太とラウが交渉をしていました。ギャングたちに遥を攫わせたラウですが、ラウに依頼したのは嶋野だったようです。

 

 

 しかも100億を関係者で分けるとのことです。まぁ、当然ですよね。まず嶋野組に50、蛇華に30、そして…ここで現れたのが五代目・近江連合の寺田という男です。

 

 彼が錦山の元にあった遥の情報を嶋野に伝えたということです。そういうば錦山は近江連合にも手を回していましたが…。それがこのように裏目に出てしまったのでしょうか? ちょっと人間関係複雑になってきたぞ。

 

 それで残りの20は寺田に…という取り分になるとのこと…。分け方に少々不満があったラウも、渋々納得したようです。

 

 

 嶋野は錦山に出し抜かれるのは気に食わないようです。ヤクザの怖さを思い知らせると言っていますが、ヤクザというよりもこういうのどこの社会でもありそうだなぁ…。色んな人間の色んな思惑が絡み合い始めました。

 

 

 …と、いうわけで、今回はここまでです。次回は遥を助けるために横浜中華街の蛇華アジトへ乗り込みます。蛇華はヤクザというかマフィア組織です。中華街というのは思った以上に複雑なので、最初の頃は台湾マフィアが取り仕切っていたけれど、中華マフィアがその後台頭したとかいう話もあるそうで…。裏社会にも色々あるようです。

 

 マフィアや謎の黒スーツ組織までも絡んできて人間関係覚えるのが段々キツくなってきてますが、どうなるのか気になります。それでは、今回はこの辺で…!

 

 

 

→ 初代PS2版「龍が如く」プレイ日記4 へ続く