→ 初代PS2版「龍が如く」プレイ日記1 第一章~第四章 遥との出会いまで

→ 初代PS2版「龍が如く」プレイ日記2 第五章・第六章 親父たちの苦悩

→ 初代PS2版「龍が如く」プレイ日記3 第七章・第八章 策謀につぐ策謀

→ 初代PS2版「龍が如く」プレイ日記4 第九章~第十一章 愛と仁と義

→ 初代PS2版「龍が如く」プレイ日記5 第十二章~(終) 戦いの果て

 

 

前回のあらすじ・・・自分が所属していた堂島組の組長堂島宗兵を殺害したという罪で10年服役していた桐生一馬。全ては幼馴染の錦山彰と澤村由美を思ってのことだった。堂島の死に錦山と由美が関わってしまったのを知った桐生が代わりに捕まったため親殺しの罪を被ることになる。

 

 刑期を終え、桐生は出所するが、それを待っていたかのように事件が立て続けに起こる。東城会の金庫から100億が抜かれ、東城会の三代目会長世良が殺害されたという。そして10年前と人が変わってしまったという錦山。堂島組の構成員だった錦山は手段を選ばずにのし上がり、今は東城会直系の錦山組を立ち上げるまでになっていた。桐生に錦山や東城会について話そうとしていた風間新太郎も何者かに狙撃され負傷してしまう。

 

 行方不明の由美の妹だという美月という女が由美の居場所を探し出す手掛かりになるはずと、美月の足取りを追う桐生だが、その最中に美月の娘だという遥(はるか)という少女と出会う。

 

 錦山のバックについているという近江連合もこの遥を探しており、この少女が重要な秘密を握っていると考えられたが…。

 

 

 

公式サイト→「龍が如くスタジオ

 

 

 初代PS2版「龍が如く」プレイ日記第2回目です。前回に続き、今回もネタバレ容赦なくじっくりプレイ日記を書いていきます。未プレイの方は閲覧しないようお気を付けください。結構衝撃的な描写もあるゲームですので、その辺も書いていきます。

 

 この作品、ヤクザものかと思ったら割とサスペンス要素も強くて楽しいです。

 

 

 

【第五章 賽の河原】

 

 

 前回は東城会から100億を盗んだ犯人が桐生の幼馴染であり、行方不明になっていた澤村由美で、共犯が妹の美月ではないか…と思われた所までプレイしました。

 

 由美は美月の娘と思われる遥にだけは定期的に会っていました。何故美月自身が遥に会いに行かなかったのか…など色々と疑問はありますが。

 

 話をしているとセレナの固定電話に元弟分で今は錦山組に所属しているシンジが電話をかけてきます。ずっと探してたようで申し訳ないです。

 

 シンジに今の東城会の状況を訊きますが、シンジはシンジで大変なことになっていました。あの世良会長の葬式の時の風間襲撃後の話ですが、風間は病院で治療をしているけれど意識は戻っていないと言います。

 

 シンジは状況から襲撃が東城会内部の人間によるものだと考えて、信頼出来る筋に隠れ家を提供してもらうため動いていました。そういうわけでシンジにはこれからは桐生のケータイに連絡してもらうことにしました。

 

 

 こちらも何かしたいですが、なんせアテがないため足で探すしかありません。伊達は効率を考え、この街のことは何でも知っていると噂の情報屋「サイの花屋」に頼る提案をします。サイの花屋に会うためにはホームレスが住み着いている西公園…通称「賽の河原」に行く必要があります。警察も不介入の危険地帯とのことですが…。

 

 伊達に遥を預けて賽の河原と呼ばれている西公園へ行ってみます。まずは公園前通りのあたりで情報収集します。やはり公園自体の良い話は聞かないですねぇ。おまけに入り方すらよくわからんという謎の場所みたいです。どうやらトイレになにかあるらしいので、公園付近の公衆トイレに行ってみましょう。

 

 

 西公園公衆便所に入ります。使用厳禁という貼り紙がありますが、構わず奥へ行くと、ホームレスらしき男たちがいました。貼り紙を見た上であえてここに入ってきたことを告げると、なんか銃まで持ったホームレスたちに囲まれてしまいました。しかし桐生はそんなのものともしません(私は気にするけど)。

 

 突然ホームレスの一人のケータイが鳴り、誰かからか桐生を通すよう許可がおりたようで、奥の個室から賽の河原へと入ることが出来ました。あちこちにカメラが仕掛けられているようで全て見ている人物がいるようですね。この人物がここを仕切っていると考えて良いでしょうね…。

 

 

 カタコトの屈強そうな外国人が出迎えてくれます。もうすでに桐生だとバレているのはちょい怖いですね。

 

 賽の河原は噂に聞いていた通り、ホームレスであふれていました。外国人に地下街の入り口まで案内されました。あ、ボスの所まで案内してくれるんじゃないんだ。ボスとやらは地下の一番奥にいるそうです。

 

 そう言えばここにはアイテム屋がいます。外では買えないようなものも売っているっぽい。値段は意外に普通…?

 

 

 地下の街に入ると、そこは…アングラ臭ぷんぷんです。ヤバイ場所って丸わかり。元々神室町駅の地下通路らしいですが、それを利用してこんな場所を造ったということですよね。財力…。

 

 色々と話を聞いて歩くと、やはりここはお金持ち(VIP)の社交場ということで、お金がないとなんにも出来ないみたい。※ストーリーを進めて行くと色々と遊べる場所です。

 

 

 大体話は聞き終わったので、この地下街のボス、サイの花屋がいるという奥の扉をくぐります。サイの花屋は桐生が出所したばかりですでに騒ぎの渦中にいることも知っていました。早速なんの情報が欲しいのか尋ねられます。

 

 桐生が東城会の100億の行方と、澤村由美・美月という姉妹の情報が欲しいと言うと、報酬の話になります。当然ですよね…。情報収集もタダではありません。でも桐生には時間が無く、金を用意しているヒマがありません。

 

 サイの花屋は10年前には堂島の龍と呼ばれていた桐生のことも知っていました。ヤクザ嫌いの花屋は…東城会相手に桐生が何をしでかすかを見るのが少し楽しみでもあるようです。だからと言って金ももらわず情報をやるのは他に示しがつきませんから、花屋は堂島の龍にしか出来ない仕事をしてもらうという条件を出してきました。

 

 

 それは地下闘技場(コロシアム)で戦うこと。地下闘技場といえば…殺しても殺されても無問題のデスマッチを楽しむ所と相場は決まっています。三人勝ち抜き、得た賞金を花屋に支払って情報を得ることになりました。

 

 試合を始める前にはセーブが出来るし、アイテムボックスも用意されているので準備します。しかし準備もクソもここでは素手で戦うことになるのでねぇ。かかってこいやぁ!!

 

 第一試合の相手は米国第一級殺人逃亡犯ダニエル・フェルドマンです。殺人犯がナンボのもんじゃあ!!とヤル気だけはありますが、やっぱり強かったな…。近付くと掴み技があるし、倒されると追い打ち攻撃されます。

 

 第二試合は元ムエタイ世界王者のガオマイヤン・プラムック。ムエタイというだけあって強力な足技主体です。因みに試合が終わるごとにHPが治る仕様ではないのでなるべくダメージ受けないようにしたいのに、結構ここで苦戦してしまいました。

 

 

 第三試合の相手は、過去3年間無敗を誇る、ベガスの地下リングチャンピオン…ゲーリー・バスター・ホームズです。つーか、この人さっき地下街の入り口まで案内してくれた人じゃん…。そんな凄い人だったんだ!?

 

 つーか腹上死とか言ってるんだけど、ろくな日本語覚えて無いな…。

 ボス戦の曲が流れるし、HPゲージ結構あるので強いのがもう既にわかりますね。そんなわけでここは結構苦労しました。

 

 無敗王者に勝利し、新チャンピオンとなりました~!!

 

 

 これでサイの花屋から情報をもらえます。100億については、東城会三代目世良は盗まれたことを黙っていましたが、錦山が緊急幹部会を招集して暴露しました。花屋の見解では三代目を殺したのは錦山であり、四代目の地位を狙っているのではないかと言います。

 

 ただ、今の東城会は群雄割拠となっており、跡目を誰にするのか全く決まっていません。今の流れであれば、100億を取り戻した者が四代目になるかもしれません。

 

 そして100億を奪ったのが由美であるという情報は、匿名のタレコミから判明したことだと言います。妹の美月が事件直前からアレスを閉めて姿を消したことから疑いが濃厚になりますが、姉の由美とともに全く見つからない状態です。

 

 美月に遥という娘がいたことは花屋も知らないことのようでしたが、おととい顔を隠した女が花屋の元にやってきて、遥という少女を探して欲しいと言ってきたそうです。花屋としては顔を隠すような得体の知れない者とは関わりたくなかったようで、この依頼は断ったとか…。

 

 

 話の途中、花屋の下に電話が。桐生に客が来たと言うと、大仕掛けを動かして更に地下へと降ります。桐生が見たものは賽の河原の本当の姿…情報集積場のようにモニターが並んだ部屋でした。なんと1万台のカメラの画像をここで確認出来るようです。

 

 ここに桐生の客の姿が…?モニターに映ったのはあの、西公園への入り口となる公衆トイレです。そこには肩から出血している伊達の姿が映っています。花屋は伊達の身に何が起きたのか確認するために、公衆トイレに来る前の伊達の行動をとらえている映像を探します。

 

 10分前の映像には、伊達と遥が突然現れたワゴン車の男たちに襲われるところが映っています。遥は連れ攫われ、伊達が暴行を受け、銃で撃たれてしまっています。

 

 

 しかもライブ映像では、負傷している伊達が賽の河原の住人たちに取り囲まれてしまっています。伊達を助けるために賽の河原の入り口に向かいます。

 

 …が、すでに伊達は暴行を受けてしまった様子です。しかも良くないことに、ここには昔伊達に逮捕されたことがある者がいて、刑事だということもバレてしまっています。警察も介入できないような場所でこれは非常にヤバイ。

 

 桐生は賽の河原の住人を止めることに。さっき地下闘技場でチャンピオンになった男やぞ!!と舐めプしてましたが、結構人数いるし、皆武器持ってるし。大人数相手は苦手ですが、なんとか全員ぶっとばしました。

 

 

 全員倒した所で、サイの花屋がやってきました。ツケでさっきの伊達と遥を襲ったワゴンの行く先を教えてくれるみたいです。バッティングセンターに停まっているいるとのことですから、そこに向かいましょう。バッティングセンターというのは大人の社交場ですよ、バイオレンスものでは外せないでしょう(偏見)。

 

 そうそう、サイの花屋と伊達は実は知り合いです。伊達は今までサイの花屋の正体を知らなかったようですが…。

 

 サイの花屋は元警官であり、警察の情報を横流ししていたことを伊達が告発し、それで警察を辞めた人物です。それなら伊達に対してもっと恨みがあるのかなと思ったけど、再会はあっさりしたものですね。これが大人というものなのかな…?

 

 伊達は遥を攫った者達が真島組の者だったと言います。真島組ってあの真島吾郎の…。なんだか面倒なことになってきました。

 

 

 負傷している伊達にはセレナに戻ってもらって(病院はいいのか…)、桐生は遥を救出するためにバッティングセンターへ。途中でジャーナリストで情報屋の青木に会いました。なんかバッティングセンター付近を真島組の連中がウロウロしているとのことです。

 

 別に戦ってもいいけど、なるべく避けていくルートで行く事に(それでも多少はエンカウントしちゃったけど)。むしろ戦って鍛えておいた方が良かったんじゃないかなと、後々後悔することになりました。

 

 

 吉田バッティングセンターにはやはり、真島吾郎はじめ構成員たちが待ち構えていました。バッティングセンターコントを始めてしまって戸惑いましたが、遥の居所を訊くと真島は勝ったら連れて行っていいと言います。この人何考えているかわからん…というより堂島の龍・桐生一馬と戦えればそれでいいというこの感じ…。遥にはそんなに執着してないみたいです。

 

 というわけで東城会直系嶋野組内 真島組組長 真島吾郎との戦いです。サシの勝負ではなく、最初は構成員もいますので、まず構成員から倒しておいてゆっくり真島と…と思ったら甘い甘い、甘々です!!真島とゆっくり向き合ってバトれるわけがなかった…。

 

 

 かつてない程リトライしました。このステージ、金も入れて無いのにピッチングマシーンが常にボールを輩出している~!!時々コレに当たるのしんどい。真島にもあたるけど…。

 

 ボールを武器に使うことも出来ます。無限に使える武器ではありますが、そんなメリット吹っ飛ぶくらい私は上手く使えません。ロックオンが出来ないので、敵に向けて投げるというのが結構難しい。

 

 ボール以外にも色々と言いたいことはある。まず真島はものすごく素早いです。ガードとスウェイの鬼か?ってくらい。コンボ出してる時に隙が出来るのでそれを狙って攻撃しますが、カメラワーク!!カメラワークが何故か真島を捉えず、常にカメラ外に真島がいるのには困った…。真島の背後に回ってしまう時も…。私は基本桐生の背後からのカメラワークがやりやすいんですけど、元に戻しながら出来ることは出来るんですがすぐカメラ外れちゃうんですよねぇ。

 

 じっくり距離をとりつつ、ヒートアクションなどで地味にHPを削ってなんとか真島を倒すことが出来ました。でも真島はまだ諦めていないような…。

 

 

 突然横からドスを持った真島の舎弟?が飛び出してきまして、あわや桐生が刺される!?となったところ…なんと真島が前に立ちはだかったことで真島が刺されてしまったのです。あくまで桐生は自分のエモノだと言う真島。

 

 なんかもうヤクザとかそういうの飛び越えてますよ、この人…大丈夫?(色んな意味で)

 

 

 真島を運び出す真島組組員たち。そんな大騒ぎの中、遥は自分で脱出したのか、桐生の元に戻ってきます。ヤクザに監禁されるなんて、ものすごく怖い目に合わせてしまいました、可哀想に…。

 

 セレナに戻り、遥から捕らえられていた時の話を聞きます。遥が縛られて暗い部屋にいた所、外が騒がしくなったことに気が付いたと言います。すると遥が知らないオジサンが現れたと言います。そのオジサンは縄を解いてくれて、遥に逃げろと言い、ペンダントを持っているか訊ねてきたと言います。

 

 

 ペンダントとは美月の姉・由美に渡されたというものです。孤児院の「ひまわり」に遥がいた時、由美は遥の母美月のかわりに手紙や品物を届けに来ていました。遥は母親の美月に会いたいと由美に言いますが、どうしても今は会わせることが出来ないからと、代わりに美月の持ち物であったペンダントをお守りとして渡してきたとか。これを持っていることは他の人に話さないようにと…。

 

 そのペンダントの存在を知っていた「知らないオジサン」は、遥に「そのペンダントは100億の価値があるから大事に持っているように」と言います。ペンダントヘッドの部分はコンパクトのような形で鍵穴があります。遥は鍵を持っていないようですから、中身を今見る事は出来ません。

 

 

 そして遥を助けたその男は…ペンダントのことを桐生に伝えるようにとも言っていたようです。桐生のことも知っている人物となると…?誰か想像もつきません…。

 

 

 

【第六章 父と子】

 

 

 

 疲れたらしい遥がぐっすりと眠っている間、桐生は少しでも手掛かりを探すために街に出てみることにしました。セレナを出ると、賽の河原から来た人物に声をかけられます。「花屋」の所で働いているモグサという人物です。花屋の所に顔を出して欲しいと頼まれます。花屋の身内絡みで何かトラブルがあるようです。

 

 大体の話を聞くと、どうやら花屋には大昔に分かれた家族がいて、息子が今この街で不良をやっているようです。根が深いことに、その息子は花屋のことを知らないようですが。そういうわけで、賽の河原のモニタールームに向かいます。なんか花屋は桐生のファンだとかモグサは言っているんですけど、どうなんだろうw

 

 ちまちまとケンカしながら進めていきましょう。お行儀よく道の真ん中を横並びで歩くチンピラと揉めたり、酔っ払いと酒飲んだり酔っ払いにスタミナンXあげたりしながら。それから賽の河原にいる古牧宗太郎に弟子入りして技の練習したりも出来ます。

 

 

 モニタールームに着きました。花屋はどこかのホールみたいな場所で、座っている男女に見入っていて桐生が来たことに気が付いていない様子でした。話しかけるとめちゃ驚いていましたし、余程このモニターに映っているものが気がかりのようで。

 

 やはりモニターに映っている青年が花屋の息子らしいです。そして隣に座っているのが彼女…のようなんですが、問題があります。この女性…浅草のヤクザの組長の娘だというのです。

 

 細かいことを話してくれるわけでもない花屋ですが、桐生は男女がバッティングセンターにいることに気が付いたので、行ってみることにしました。

 

 

 地下街から出ると、とんでもない人に出くわしました。なんと、あの田村…情報屋の田村じゃないですか!? 青木から死んだときかされていたけど、この賽の河原にいるってことは…。

 田村は5年前に賽の河原で花屋と出会ったと言います。その時に情報屋として自分の未熟さを知り、花屋の元で働くようになったようです。

 

 死んだことにしたのはその方が動きやすいと考えたからです。そしてそう花屋に情報を流してもらったといいます。桐生は青木がまだ生存を信じて心配しているということを伝えると、青木には黙っていて欲しいと言い出します。生きていてホッとしたけど、なんか複雑です。いいのかなぁ…。

 

 

 バッティングセンターに向かう道すがら、なんだか不穏な噂を耳にしました。ガラの悪い集団が目を血走らせて若い男女を探しているという話です。どうやら男がチームを抜けるとかいうことで揉めてしまっているようです。

 

 

 吉田バッティングセンターに入ると、何故かバットを持った花屋の息子に殴りかかられます。そして一緒にいた京香という女性に逃げるように言います。え?どういうこと??? 桐生もわけわからんという感じになっていますが…。

 

 なんか桐生の事を京香の父親が差し向けた組員だと勘違いしてるっぽいです。自分が幸せにするんだとか息巻いてるけど、それはご本人に言って…というわけで花屋の息子、タカシとの戦闘に突入します。バット持ちではありますけど、あんまりケンカ慣れはしてないようですからね。ボッコにしましょう。※カメラで親父が見ているのだが…

 

 タカシに勝ちました。金を山分けしようとか色々言ってますが、まず誤解を解きます。桐生はマジで通りすがっただけですから…。桐生はタカシが何故こんなことをしたのか、理由を訊きます。

 

 タカシは跡部組から追われていると言います。それが京香の父親の組です。

 

 

 タカシが京香が向かったというクラブへ行こうとすると、バッティングセンターにガラの悪い連中が入ってきました。タカシが所属していた「チーム」の連中みたいです。タカシがメールでチームを抜けると言ったことに憤慨しているようです。トンズラしようとする根性無しだと…。

 

 まぁ、確かにそれは怒る気持ちもわからなくない。しかし今タカシは急いで京香を追いかけたいところですからね、桐生が相手してやることになります。バッティングセンターですからね、ここは。投げる、打つ、打つですよ!!

 

 というわけでストリートチーム?のB-KING戦です。他の連中はともかく、リーダーは結構強いですよ、足払いとかしてくるし。というか、他のキャラでさえ苗字あるのにリーダー呼びなの?リーダーが名前の可能性も僅かにあるが。

 

 

 勝利した桐生はB-KINGのリーダーにタカシを見逃してやるよう言います。しかしリーダーは結構色々知っているようで、今タカシはスジモンに網張られているからどっちにしろ終わりだと投げやりに言います。

 

 なんとあの京香、親父の…つまり跡部組の金を持ちだしたというのです。いや、何やってんの!? それで金を山分けするから見逃せって言ったんだ!?ダメじゃん!!

 

 タカシが言っていた劇場前広場の所にあるクラブ「デボラ」へ行ってみます。

 

 

 デボラの二階に行くと、明らかなスジモンが扉の前にいました。ここに間違いないでしょう。

 

 部屋の中では跡部組の構成員が京香を力づくで連れ戻そうとしていました。タカシはお嬢(京香)を誑かしたということで、落とし前つけさせられるところです。京香は自分が勝手に金を持ち出したからタカシは関係ない…と庇おうとします。しかしそう仕向けられたんだと言って組員は聞く耳持ちません。

 

 

 タカシが前に出て、京香を守るとヤル気を出した所…桐生が乱入です。外野の出る幕じゃないと言われますが、そういうわけにはイカンのですよ…。…跡部組構成員との戦闘です。

 

 複数人相手にする所でしかも狭い場所という苦手なフィールド…個人的には辛い戦いです。みんな光物もってるしよぉぉぉ!!やっとこさ全員のしました。

 

 桐生はタカシに盗った金を返すように言います。口出しはするな、でも金はくれなんて図々しすぎますからね。タカシは承諾しますが、京香はお金がないとこの先やっていけないだろうとタカシを説得します。

 

 その様子を見ていた跡部組幹部はタカシを半端者と罵ります。チームではパシリだし、組抜けもメールで済ますこの軽さに呆れてのことです。今時の青年って感じだけど、時代の流れかなぁ…。それでも京香はタカシが好きで、一緒にいたいという考えは変わっていません。

 

 跡部組幹部の男は組長が誰よりも娘の京香の幸せを願っているんだと言います。しかし…この言葉に京香は今までの不満が爆発したようです。父親がヤクザなばかりに友達も出来ず、ずっと一人…そして肝心な時に父親は顔を出さないということを…。

 

 

 タカシは手をついて目いっぱい働くからと、必ず京香を幸せにすると言い、口先だけじゃないことを証明するためにドスで小指を・・・いやいやいや、そんなことされても!!

 

 幸い桐生が止めてくれました。良かった…。極道じゃない人がやってもあんまり意味ないですからね…。

 

 ここで幹部の男が、跡部組組長から伝言を預かっていたと言い出し、手紙を読み始めます。

 

 自分は生まれついての極道だから汚れ過ぎている手ではたった一人の娘も幸せに出来ないし抱き締めることも出来ない。だからタカシに、京香をお願いしますという、跡部組組長ではなく京香の父親としての内容でした。

 

 

 最初から二人を止めるつもりはなくて、こうなることはもう想定内ということ!? 桐生は部屋の中の監視カメラに向かってそのことを指摘します。花屋もグルだったのでしょう…。不器用な親父たちのはなむけってところですね。

 

 

 ヤクザ嫌いだという花屋ですが、息子の選んだ女の父親というだけだと納得しているようです。お互い、自分が育てて無かったから良い子に育ったというのはなんとも…(苦笑)

 

 花屋の所に行くと、跡部組組長からということで小太刀をもらいます。そしてここから地下闘技場とカジノへの出入りが出来るようになりました。時間があれば遊んだりしてみてもいいですね。

 

 地下街から出ると麗奈から電話が入ります。なんか伊達がセレナで酔いつぶれてしまったというので、セレナに行きます。

 

 

 セレナでは麗奈が言った通りカウンターに突っ伏している伊達がいました。かなり強い酒を飲んでいたようです。急にどうしたんだろう…。

 

 伊達のケータイが鳴り出します。ディスプレイには沙耶と表示されています。出てみると、若い女性の声でバカと罵倒されてそのまま切られます。…え?

 

 どうやら伊達は沙耶という女性との約束をすっぽかしたようです。麗奈は酔っ払った伊達から話を聞いたようで、沙耶は伊達の娘だということを教えてくれました。娘…!? そういえば前に妻と子に逃げられたみたいな話をしてたような…? でも今でもちゃんと交流はあるんですね。

 

 この辺で待ち合わせしてたみたいなのに、なんで強い酒飲むかなぁ!?

 

 

 待ち合わせの場所はセレナの向かいの裏路地にある"第三公園"。もしかして娘さんはまだそこで待っている可能性もあります。行ってみることにしました。

 

 

 公園に着くと、女子高生らしい二人組に遊ばないかと声をかけられます。一人でもいいけど、二人一緒でもOKとか…。これは…もしかしてエンコー!?(懐かしい響き) 

 

 

 しかし振り返ってみて女子高生の顔を見たとき、あっっっとなります。しかしここは黙っておこう。桐生がしらばっくれると、女子高生たちはなかったことにして立ち去ろうとします。女子高生がもう一人の女子高生を「沙耶」と呼びます。桐生は聞き逃さず、女子高生に伊達の娘かと訊ねます。そしてそれは大正解だったのです…。

 

 いや、これさぁ…娘が伊達そっくりでねぇ…。…つーか親父と待ち合わせした公園でナニしとんねん!! さぁ、桐生ちゃんの説教タイムだよ!!

 

 

 やはりしらばっくれてたけど桐生は二人がエンコーしようとしていたことに気が付いてました。伊達はこのことを知っているのかと尋ねると、沙耶はチクリたければチクれと威勢がいいです。とにかくお金が必要なんだと不穏なことを言って行ってしまいました。…キナくせぇ…。

 

 残された沙耶の友達から話を聞くと、沙耶は今、正太郎という変な男にハマってしまったというのです。その男はチャンピオン街の「シェラック」というバーで働いているとか。その男、金がかかる男だとかで、それでエンコーで手っ取り早く金稼ぎしようとしたらしいです。嫌なこと言うけど、もしかして伊達と会う約束していたのはお金の相談だったのかも…。わからんけど。

 

 シェラックね、行ってみましょう。東城会構成員とバトったり聖トランスファー教会の勧誘にキャッチされたりしながら。

 

 

 シェラックに着いたのでマスターに正太郎の友達のフリして、店で一番高い酒クイズに答えると話が聞けます。残念なことに正太郎はすでにこの店にはいませんでした。3ヶ月も前に「スターダスト」に移ったと言うのです。この街一番のホストになると豪語し、「翔太」という名前で所属していると。…へ?

 

 やってきました、馴染の「スターダスト」!! ユウヤが迎えてくれたので、翔太について訊いてみます。翔太は接客中で、客は沙耶です。ナイスタイミングではないか。

 

 

 よーし、早速…と思ったら。なんとここで伊達がやってきたのです。沙耶もいきなり現れた父親にびっくりしています。話を割ろうとする翔太は伊達に突き飛ばされてしまいます。これはイヤな予感…。

 

 

 スイッチの入った沙耶は今更父親面するなとか、約束をすっぽかしたこと、いつも何も話さないしつまらなそうにするという伊達の態度を責めます。…それは若い娘と何話したらいいのかわからんだけだと思うよ…。言いたいこと言ったら沙耶は帰ってしまいました。

 

 

 そして残されたのは一方的に言われまくって凹む親父…。しかしこのイベント、それだけでは終わりません。店の外で何かトラブっているようで、沙耶の叫び声が聞こえてきます。

 

 

 沙耶が何故かいかにもチーマー(懐かしい響き)っぽい男どもに囲まれて捕まっているのです。明らかにヤベエ状況…。伊達は大人数に物怖じせず、沙耶を離すように言います。ここで衝撃の事実が判明します。

 

 この男たちは金貸しでした…。沙耶はこの会社から借金して翔太に貢いでいたのです…。いや、高校生(コスプレでなければ)に金貸しちゃアカンでしょという(そもそもホストクラブ通いもどうかと)。情報量多すぎて耳がキーンとなります…。

 

 借金まみれで返せなくなって、コイツラは沙耶にカラダで支払わせようとやってきたということですね。煽り散らかされてブチ切れした伊達は連中の一人をぶん殴ってしまいます。そこに加勢してくる桐生。伊達はずっと桐生がいたことに気が付いてなかったみたいで、娘のことに必死になっているのが分かります。

 

 街のギャング共との戦いです。伊達もいるので少しは楽かな…。

 

 

 ギャングを倒し、伊達はリーダー(基山)に自分は沙耶の父親だから、ボスと話をさせるようにと要求します。

 

 一人でナシつけに行った伊達を、スターダストで待つ桐生たち。その間店の客から話を聞いたのですが、翔太には悪い噂がありました。以前もホストクラブで働いていて、その時に客の借金を被って、金利を取るという手法で稼いでいたというのです。

 

 

 ユウヤも翔太については売り上げも良いし礼儀正しい男だとは思っていますが、悪い連中とつるんで遊んでいることが気がかりだったと言います。

 

 一輝も沙耶が店にツケをしていることに気が付かなかったので、翔太のバンス(ホストが店にする借金。客のツケを立て替えること。)はそれが原因なのかと思い当たったようです。

 

 売掛みたいなもので、客からその分を回収する場合はホスト自身が行うそうです。しかしスターダストはバンスに金利も期限も設けていないそうなので…さっきの客から聞いた、別のホストクラブでやっていた翔太の行いを考えると…。

 

 

 古参のホストの話ですが、今の若いホストは客の懐具合いを考えないと嘆いていました。客を食い物にしようとした時点でトラブルの種になるのだから客商売には向いていないのです…。

 

 早番だったという翔太はもう上がっていていません。話が聞けないじゃないか…。店を出ようとすると沙耶に呼び止められます。翔太が店のツケを返すのに街金から金を借りたこと、そしてすぐ返さないとマズイからどうにかして金を作れと沙耶に言ったこと…。来週までに金を用意出来なかったら殺されるかもしれないと言う翔太の言葉で、沙耶はエンコーで金を稼ごうと考えたみたいです。

 

 桐生としては自分が貢がせて負った借金で、てめぇの命惜しさに女になんとかしろというその考えが気に入らないようです。沙耶が大事な人間だというなら、そんなことは絶対言えないのです。しかし、それでも沙耶は自分には翔太しかいないなどと言います。

 

 

 伊達なら自分がどんな目に合っても絶対沙耶を護ろうとすると確信している桐生は、今一番沙耶のことを気にかけているのは翔太じゃなく伊達だと断言します。現に今、伊達は沙耶のために一人で街金に乗り込んでるんですよね…。沙耶も本当は気が付いていると思います。父を心配する沙耶に、街金の場所を訊く桐生。その街金はピンク通りの花形ビルに事務所があるそうです。

 

 桐生は沙耶も一緒に連れて行く事にします。


 

 ピンク通りを進んで行くと、イベントです。今街金の事務所で伊達はボコボコにされていました。そこには翔太の姿もあります。翔太は街金の連中とグルのようです。沙耶の父親なら金を返せという翔太。いくら借金があるかと思ったら…店のツケ自体は20万、翔太が立て替えて利子がついたから400万だと言います。

 

 いや、悪質すぎん!? 翔太はこの街金の系列で借りていた借金があって、それの利子も乗っかっているということですから、知らんがなとしか。それ沙耶のツケと関係あるんすかねぇ。

 

 それで沙耶をエロビにでも出演させようとしているわけですが、控えめに言ってカスいですね翔太くん…。そんな翔太の態度に頭突きで返す伊達。しかし一人なのですぐに周りの奴に殴られて止められてしまう…。しかも警察手帳を落として、翔太に拾われます。

 

 

 伊達が警察関係者だと分かって焦っている街金の連中とは対照的に、翔太は伊達が四課(マル暴)であることを利用しようとします。マル暴だったらヤクザから押収した「ブツ」が色々あります。それを翔太に回したら沙耶の借金をチャラにすると言い出します。

 

 伊達も警察の人間です。そんな取引話にならないと突っぱねます。翔太は強がるなと怒鳴り、取引を断る伊達に薄情な父親だなどと罵ります。

 

 娘より仕事を選ぶのかと言われた伊達ですが、伊達にとっては沙耶は大事な娘…。でも犯罪の片棒を担がされるくらいなら…ここで殺されてこの街金と翔太を警察に捕まえさせようと考えていました。沙耶はきっと桐生が守ってくれると、信じて…。

 

いや、伊達さん桐生を信じすぎです…。

 

 

 失うものなんかないから警察なんか怖くないという翔太がナイフを伊達に向けたその時、桐生と沙耶が事務所に飛び込んできました。

 

 金融業者とホストの翔太がグルになって仕掛けてたことだけは分かりました。…というわけで桐生の鉄拳制裁のお時間がやってきてしまいました…。VS翔太のバトルです。とはいえ、操作するのは虚弱貧弱なワタクシですから不安です。ここも伊達さんがいるのでなんとなくホッ。

 

 勿論一番HPが多い翔太は後回しにして最初に周りから倒しますから、一人残した翔太を二人でボコにします。

 

 

 流石に乗り込んできて力で押し切られるとは思ってなかったでしょうから、ボコボコにされた翔太はすっかり戦意喪失です。警察は怖くなくても人間兵器桐生は怖いのです。

 

 証文を出させて、ここは手を打ちましょうか。20が400ってのは明らかに盛ってますけど、20は仕方ないですからねぇ…。

 

 

 そして戻ってきましたね、第三公園(何故ここ…)。沙耶は制服に着替えてやってきました。つーかマジで現役女子高生だったのかい、もうホストクラブで遊んじゃダメだぞ…!!

 

 伊達は軽く沙耶の頬を張りますが、出て来る言葉は叱る言葉ではないです。10年前に妻と娘である沙耶の元から逃げたことを謝罪します。だからこそ偉そうに説教できる義理ではないが、もっと自分を大切にすることを約束して欲しいと言います。

 

 

 もし苦しんだり危ない目に合ったら自分が守るからと…

 

 沙耶も伊達の頼みを分かったと言っているので、すれ違いは解消されたと思います。親子の時間を邪魔しないよう、桐生は去って行くのでした…。

 

 

 

 

 警視庁神室警察署。署長が伊達に話があるらしいと、課長に呼び止められました。署長室呼び出しをくらったようです。嫌な予感…。

 

 署長は10年前の桐生の事件について匂わせます。あの件で伊達は暴走し…一課から四課に回されてしまいました。もう後がない…そのことは分かっているかと訊ねられます。しかし、伊達の態度はのらりくらりとしたものです。

 

 

 署長は単刀直入に、今伊達が調べていることから直ぐに手を引くようにと一方的に命令します。伊達には交渉の余地もないと…。伊達は不愛想に署長室を出ていきます。

 

 

 伊達が部屋を出て行ってから、別の部屋から二人の人物が署長室に入ってきました。別室で様子を伺っていたようです。

 

 須藤と呼ばれた男は、伊達と一緒にいる人物(桐生の事)が誘拐犯なのかと、念を押すように隣の人物に尋ねます。どうやら依頼主は明かせないが、遥の捜索願が出ているらしいのです。しかし普通なら施設か身内ということになりますが、明かせないとは…。

 

 

 異例の任務を、一課で引き受けて欲しいと須藤という人物が頼まれている…ということは! 須藤は一課の捜査員なのですね…。伊達の古巣じゃん…。

 

 須藤はこの「上からの内密の依頼」を引き受けるのでした。

 

 

 …というわけで初代PS2版の「龍が如く」プレイ日記2はここまでです。次回は第七章からで、これまであまり出てこなかった桐生の…因縁の男が出てきます。

 

 ストーリーが面白くてぐいぐいプレイ出来るのはここまで来ても変わらないんですが、すでに戦闘が結構大変で…。あんまりアクション得意じゃないですから、乱戦とかあわあわしてしまいます。今回は乱戦じゃなくてもあわあわしてたけど…。

 

 戦闘面は不安しかないですが、ストーリーは段々確信に近付いていくと思いますので楽しくプレイしたいと思います。それでは、今回はこの辺で…

 

 

 

→ 初代PS2版「龍が如く」プレイ日記3 へ続く