S2 ep87 kscセンチュリオンアームズCM4の問題点 | イナギFIVE-0 エアガンライフ

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kscセンチュリオンアームズCM4(上)と金剛K4の強リコイル電動ガン

※分解写真がないので、必要に応じて「センチュリオンアームズ 分解」で検索してみてチョ。


 また、過去の関連記事がこちら。

 kscセンチュリオンアームズCM4 ERG は、BOLTを越える重い強リコイルが魅力だ。しかし一方でノーマル状態では

①回転速度が遅く、トリガーレスポンスがいまいち

②初速が低い。

③一般的なメタル製M4と比べてなぜかズッシリ重い。

という点が気になっていた。③はまあいいとして。

 ①については、メーカー的には9.6Vニッスイ想定らしいが、それで動くのかい? 7.4Vリポでも、ズ ッコン、と超絶遅いか、動かない。11.1Vを使っても普通以下だ。一昔前のニッカド電池でのマルイM4セミオート程度。

 これを改善するには、11.1Vの50Cとかハイレートのものを使うか? でも電動ガンに使えるような小型サイズでそういうのはほとんどみかけない。

 バッテリーがダメならモーターかギアを変えるしかないだろう。ギアをハイサイ寄りにするか? しかしこのセンチュリオンはベベル以外は専用品だという。

 となるとモーターしかない。だが、例の強力モーターに交換しようとしたところ、収まらないんだよな? センチュリオンはモーターピニオンギアが一回り小さいのだろうか? 比べるとそうも見える。このギアを強力くんに取り付けてもいいが、専用工具とかまた面倒な話になるなぁ。K4から外すと、今度はK4が困っちゃうし。

 そんなわけで、センチュリオンのレスポンス向上は手の打ちようがないという結論となっている。そもそも、15rpmくらいは出ているからむちゃくちゃひどいわけでもない。ウエイトが重いせいか、初弾のトリガーレスポンスが悪いから目立つんだな。ま、そんなに使う銃でもないからそこまで仕上げなくてもいいじゃんということに気づいた。

 で②だが、ドノーマルで初速は、0.2ノンホップが88、0.25ホップ適正がなんと68〜70。おいおい、なんでだろうね。インナーバレル長は30cm程度なので、これが原因か。これも短くするが、とにかくスプリングだ。

 センチュリオンはストックチューブの後端の蓋を外せば、リコイル用ウエイトからピストンスプリングまで一式がスッと抜けてくる。世界一簡単なQD式ではないか? で、ピストンスプリングを思い切ってM100に交換して試射してみたところ、初速は上がったが、なんと、リコイルが激弱に。次世代以下になってしまった。

 当初は不等ピッチがいけないのかと考えたが、どうやら以下のような理由らしい。ノーマルでは実はかなり硬い(強力な)スプリングが入っている。ただし、長さが通常の2/3程度なので、初速も適正レベルに収まっている。この硬いスプリングが重いウエイトを後ろに押したり前進する際にその衝撃をダイレクトに銃本体に伝えるのに役立っている。

 それをM100とはいえ普通のスプリングに換えると、軟らかすぎて、ウエイトの前後の動きによる衝撃を吸収してしまうのだ。それでリコイルも弱くなる、というわけだ。

 なので、この純正スプリングを換えるわけにはいかない。となれば、ピストン内にスペーサーを入れて嵩上げするしかない。3枚入れたところ、95の78でその差17。まだ差が大きいし、実戦弾速が78というのもちょっとな。色々と試して、嵩を2枚にしてインナーバレルを20cmにしたところ、90の83で私的にちょうどよくなった。

 こうして、なんとか我がM4系部隊の要求レベルに達したわけだ。使おうと思えばゲームでも使えるものになっているが、まあ、これはたまに撃って遊ぶのがいいんだろうな。

 K4といい、我が家のリコイルガンは床の間の置物なのか?

これはCM4か、K4か、どっちでしょう?