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KTXイウムに車両が変更!新型車両になった江陵線KTXに乗車
東海からは江陵へ戻り、KTXイウム820列車 ソウル行きに乗車しました。
江陵線KTXには以前にKTX-山川で乗車したことがありますが、その後、全ての便の車両が東海線と同じKTXイウムに変更されました。
今回は全ての便がKTXイウムに変更された江陵線KTXに実際に乗車した様子をお届けします。
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今回は江陵駅を17時25分に出発するKTXイウム820列車ソウル行きに乗車しました。
この列車は毎日運転の定期列車で、清凉里より先、ソウル駅まで直通する列車となっています。
車両はKTXイウムの6両編成となっており、優等室1両、一般室5両の連結となっています。今回は一般室に乗車しました。
座席配置は優等室と同じ2列+2列の配置ですが、シートピッチなどは優等室よりも狭くなっています。
座席は進行方向に回転させることができ、日本では未だ控えるように呼び掛けられている4名での向かい合わせにしての座席利用も可能です。
各座席には大型テーブルと、優等室にもあった無線充電器が足元に設置されています。
テーブルはタブレットなどを立てることができる溝付きなどが特徴的です。
充電設備はUSB充電ポートと、足元に電源コンセント(韓国タイプ)が設置されていますので、無線充電に対応していない機種でも安心です。
この他、客室内はフリーWiFiが完備されているほか、一部車両に飲み物やお菓子などを販売する自動販売機もあります。
車内販売はありませんので、夕食などの食事を調達したい方は乗車前に済ませておきましょう。
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列車は江陵駅を定刻に出発。金曜日の夜でしたので多くの座席を埋めてスタートです。
発車後すぐにBGMと共に車内放送が流れ、客室内にある液晶モニターに各駅の到着時刻が表示されます。
終点のソウル駅には19時28分、午後7時28分に到着となっており、江陵駅からソウル駅までは約2時間の道のりです。
江陵駅を出るとすぐにトンネルに入り、トンネルを抜けると東海方面への嶺東線が分岐していきます。
その後、東海線KTXの走る短絡線が近づいてきて合流しました。
東海線KTX、ヌリロ号で各線に乗車しましたので、この日は1日でこのデルタ線全ての線路を通過することができました。
その後は時間も時間ということで、どんどん日が暮れてきます。山の奥へ太陽が沈んでいく様子を車窓から眺めながら列車は首都ソウルへ向けて速度を上げていきます。
KTXイウムは最高速度が260km/hの車両ですが、江陵線KTXは最高速度が250km/hなので車両性能としては丁度適していると感じます。
この列車は江陵からしばらく走る京江線内で停車駅が少し多い列車になっています。
江陵の次に止まるのは珍富(五臺山)駅です。かつて平昌オリンピックのメイン会場の最寄り駅となっていた駅です。
こちらの駅では降りて行かれる方、またソウル方面へ乗って行かれる方とそれぞれの動きがありました。オリンピックの閉幕後は地域に根付いた駅として利用されているようです。
珍富の次は10分ほどで続いて平昌駅に停車します。こちらでもソウル方面へ乗車してくる方が多くおられました。
平昌の次はしばらく走り、万鍾駅に停車しました。こちらの駅でも降車する方、乗車する方がそれぞれ多くおられました。
ソウル方面へ向かわれる方が多めの状況で、このあたりからは空席もほぼなくなりました。
西原州駅からは中央線が合流し、砥平駅からは京義・中央線の電鉄線の電車が走る区間に入ります。
ホームにスクリーンドアがある駅を通過するようになり、徐々にソウルが近づいていることを実感します。
万鍾の次に停車したのは楊平駅です。この駅は中央線のムグンファや電鉄線も利用できる駅ですが、割高になるこのKTXイウムに乗車してくる方もそこそこおられ、立席客の姿も見かけました。
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楊平の次はソウル市内までノンストップとなります。電鉄線の駅などを次々と通過し、この列車は電鉄線との併用区間でも200km/h以上の高速で運行していました。
次の停車駅は上鳳駅です。KTXのホームは隣の忘憂駅との間に設置されており、忘憂駅を少し過ぎたあたりに停車します。
KTXの上鳳駅からは上鳳駅、忘憂駅のどちらの駅も利用できるように連絡通路が設けられているようです。
ソウル市内へ入った列車は先程までより少し速度を落としながら走行し、引き続き電鉄線の駅を通過しながら先を目指します。
上鳳駅の次は淸凉里駅に止まります。中央線や江陵線方面の列車の始発駅にもなっていますが、江陵線、東海線KTXの一部列車は引き続きソウル駅まで運行されます。この列車もソウル駅行きですので、今回はこのままソウル駅まで乗車します。
淸凉里から先も引き続き京義・中央線を走ります。これまで淸凉里から先のこの区間は京義・中央線の電鉄線電車とITX-青春などが運行されるのみの区間でしたが、江陵線KTX開業後は新たにKTXも走る路線になり、車両の顔ぶれが増えました。
電鉄線の合間を走ることになる上、都市部の線形もあまりよくない所を走りますので、ここまでで最もゆっくりとした速度で走るようになります。一方、漢江沿いを走行する区間が多く、車窓からその景色をゆっくり楽しむこともできます。
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写真では少々わかりづらいですが、この区間の京義・中央線は住宅のすぐそばや踏切のある下町とも言えるような場所を走ります。このような場所をKTXが走るのもまたギャップが感じられて興味深いものがあります。
漢江沿いや住宅地の合間を縫うように走り、列車は龍山駅の手前までやってきました。
龍山駅を通過し、ここからソウル駅までは京釜線を走行することになります。先代のKTXも走る京釜線をちょっとだけですが走り、列車は間近に迫るソウル駅を目指します。
龍山駅を出たあたりで終点のソウル駅に到着する旨の自動放送が入りました。
引き続きゆっくりとした速度で走行し、龍山駅との間にある南営駅を通過し、列車はいよいよ終点のソウル駅に到着となります。
そして列車は19時28分、午後7時28分定刻に終点のソウル駅に到着となりました。
2時間の所要時間でしたが、非常に快適に過ごすことができました。ソウル駅を発着する列車は観光にも便利だと思いますので、江陵方面へは引き続きKTXイウムの利用も便利です。
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