區間車4177次 宜蘭→福隆の続きです。
福隆からは再び電車からバスに乗り換えます。
福隆から乗車するのは基隆客運の運行する國家新城行きの791路です。
791路は福隆駅前の福隆バス停を始発とし、八斗子、海科館、基隆駅などを通り、國家新城へ向かう路線です。福隆エリアなどが新北市に入るため、路線としては新北市公車の扱いになっています。
新北市公車には車両の使用年数制限があるため、現在の791路はほぼノンステップバスのみの運行になっています。
基隆客運は中興巴士系列の事業者であるため、同系列の車両メーカーである台湾金龍製のノンステップバスがやってきました。車内は前扉から中程までが中向きの座席主体、中程から後部が前向きの座席主体の都市型配置ですが、路線の所要時間が長いことを考慮してか、前タイヤハウス上に後向きの座席を配置するなど、着席定員の確保にも努めています。
バスは福隆を出発すると、幹線道路をスイスイと飛ばしていきます。海水浴客がマイカーで押し寄せる季節ですが交通整理が行き届いており、バスが詰まるようなことはありませんでした。
車窓からも海水浴場の様子を見ることができ、多くの人が海水浴を楽しんでいる様子でした。
バスはしばらくの間海岸線沿いを走行し、車窓からは美しい海を眺めることができます。
途中で一度内陸に入り、トンネルを抜けたあたりで渋滞にかかりました。
このあたりは九份方面への分岐の交差点が近く、その交差点付近まで渋滞は続きました。
途中では台湾好行の黄金福隆線のバスとすれ違い。黄金福隆線は福隆の遊客中心を始発とし、九份を経由して瑞芳駅へと運行する路線です。福隆駅前には来ていないので注意が必要です。
九份方面への分岐を過ぎると渋滞も解消し、再び快調な速度で走行します。
この先もしばらくは海岸線に沿ってバスは走り、車窓からしばらく海を眺めながら走行します。
そしてバスは52分ほどの乗車時間で八斗子火車站バス停に到着。
中扉は車椅子専用となっていましたが、混雑していたために運転手さんが機転を利かせて中扉から降車させてくれました。
八斗子火車站バス停のそばには海を眺めることのできる展望スペースのような場所がありました。
せっかくなので海をしばらく眺めていましたが、こちらでも海水浴を楽しむ人の姿を多く見かけました。
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