今回は香港から帰国、あるいは他の国へと飛行機へ飛び立つ場合に役立つ情報をお送りします。
香港からの帰国はやはり香港国際空港を利用される方が多いと思います。私もその一人です。
香港国際空港へ向かう際はやはりエアポートエクスプレスが便利です。というわけで、この時もまずは九龍駅へ無料シャトルバスを利用して向かいました。
エアポートエクスプレスで空港へ向かう際にとても便利なサービスがあります。それがこちらのインタウンチェックインです。
インタウンチェックインは香港駅、九龍駅からエアポートエクスプレスを利用する乗客を対象に、各駅の専用カウンターで飛行機の搭乗手続きをすることができるというサービスです。
各駅のカウンターで荷物を預けることができ、荷物は列車の専用荷物室に入れられて運ばれ飛行機へ直接積んでもらえますので、身軽な格好で空港へ向かうことができます。空港ではまっすぐセキュリティーチェックへ進め、空港で搭乗手続きのカウンターの列に並ぶ手間が一切ありません。
インタウンチェックインを利用するには、エアポートエクスプレスを利用することができるチケット、もしくはオクトパスカードが必要となります。
インタウンチェックインのカウンター手前には自動改札機があり、ここで改札を行います。オクトパスカード利用の場合は、空港駅までの運賃がここで引き落とされます。
インタウンチェックインカウンターの自動改札手前には空港にあるのと同じ飛行機の発車案内標があります。こちらに表示されていなくても、出発の一日前から出発の90分前までであれば、インタウンチェックインを利用することができます。
その横には、インタウンチェックインに対応している航空会社名が表示された掲示板がありますので、こちらでインタウンチェックインに対応している航空会社かどうかの確認もできます。
日本から直行便を運航している航空会社で対応しているのは
・日本航空
・全日空
・エア・インディア
・キャセイパシフィック航空
・香港ドラゴン航空
・香港航空
・香港エクスプレス
・エチオピア航空
となっています。
日本から直通便を飛ばしているLCCのPeach、バニラエア、ジェットスタージャパンはインタウンチェックインを利用することができませんので注意が必要です。
このほか、日本からの乗り継ぎ航空券を格安で販売していることが多い中国東方航空、上海航空、中国国際航空、エバー航空などはインタウンチェックインに対応しているほか、エアプサン、タイガーエア、チェジュ航空、ジェットスターアジア航空などの香港から日本以外の国へ路線を持つLCCでは対応している所もいくらかあるようです。
詳しくは香港MTRの対応航空会社一覧表 をご覧ください。
ちなみにこの時、私は香港エクスプレスを利用予定でしたのでインタウンチェックインを利用できました。
身軽になった後はすぐに空港へ向かう事もできますが、時間があるという方は、一旦外へ出て、最終日の観光を楽しむこともできます。これがインタウンチェックインの利点のひとつでもあり、荷物を一足早く預けてしまってから最後の最後まで香港を楽しむことができます。
その際は一旦通った改札を出てしまうことになりますが、切符を回収されることもないようになっており、もう一度改札を通っても問題なく通過でき、オクトパスカードから二重に運賃が引き落とされることもありませんのでご安心ください。
空港行きのエアポートエクスプレスは10分に1本程度運行されており、待ち時間もさほどなく利用できます。
エアポートエクスプレスに乗車して20数分で香港国際空港に到着です。
香港国際空港では両側の扉が開きます。香港国際空港では第一ターミナルと第二ターミナルがあり、利用するターミナルによって降り口が変わりますので、車内の案内表示などで確認する必要があります。
また、利用する航空会社がどちらのターミナル利用となっているかも事前に確認が必要です。
香港エクスプレスは第二ターミナルから出発となりますので、第二ターミナル側のホームへ降車します。搭乗手続きは済んでいるので、後はそのまま出国審査へと向かいます。
エアポートエクスプレスを空港へ向かう際に利用する場合、このようにインタウンチェックインを利用することができますので、早めに荷物を預けて最終日の香港を満喫して帰ることもでき、また空港で搭乗手続きの長い列に並ぶことなく出国審査へ直接進むことができます。
この便利さは日本では味わうことのできないもので、空港アクセスの可能性を最大限に発揮されていると感じました。ぜひこの恩恵にあずかり、今後も最後の最後まで香港の旅を楽しみたいものです。