今回は前回の項 で紹介した、大都会客運の2088路に実際に乗車した時のお話をお送りします。
基隆夜市で夕食後、市府轉運站に帰る際に2088路を利用しました。
台北行きの出る最寄りの仁二路バス停は夜市から徒歩で数分という便利な場所にあります。
屋根もあるため雨の多い基隆でも安心で、ベンチに座ってバスを待つことができます。
バスは夜23時頃(休日は22時40分頃)まで基隆を発車する便がありますので、遅くまで食事を楽しんだ後も安心です。
この日も10分ほどの待ち時間でバスがやってきました。緑色の車体は遠くからでも目立ちます。ICカードを利用して乗車する場合は、乗車時と降車時の2回、カードをリーダーにタッチする必要があります。
短距離路線ということで車内は4列シート・トイレなしの仕様です。
この路線の開業に合わせて投入された車両ということで車内は清潔感に溢れています。
シートはリクライニングも倒れますので、短距離と言えど快適に過ごせる環境が整っています。
座席背面のポケットには車両の安全設備に関するしおりが入っていました。
また、ポケットの上にはUSB充電ポートも完備されていて、携帯電話等の充電ができます。
そのほか、車内にはフリーWiFiも飛んでおり、快適なインターネット環境も提供されています。
バスは仁二路バス停を出るとすぐに高速道路へ入ります。仁二路を出て基隆市内の一般道を走る時間は数分程度で、市内の信号待ちなどによる時間的ロスはほとんどありません。
夜の高速道路も比較的空いており、バスはスイスイと進んでいきます。
20分少々高速を走り、バスは内湖インターで高速道路を下り一般道へ。まもなく台北側最初の停留所である潭美公園に停車します。潭美公園の次は終点の市府轉運站となります。
バスは市府轉運站の出入口の関係で一旦左手に市府轉運站を眺めながら右折し、西側の道路をぐるりと一周してからの到着となります。
道が空いていたこともあり、仁二路から約30分程度で市府轉運站に到着となりました。
基隆から最終のバスに乗車して帰ってきても、まだ各方面へのMRTも運行されている時間ですので、タクシーを利用しなくてもホテルなどに帰ることができると思います。
基隆から台北の市府轉運站まで実際に新路線を利用してみましたが、乗ってみると基隆からあっという間に帰ってきたという感じで、このバスを利用すれば台北観光と組み合わせても時間的ロスもなく基隆を楽しめるという気がしました。
基隆の夜市はお店も多く、海鮮を中心に美食の多い夜市としても知られています。昼間は台北を観光して、夜は基隆へ遊びに…などというプランもこの路線を使えば気軽にできますし、本数も多いので思い立ったらすぐに基隆に遊びに行けるかと思います。新路線2088路を利用した基隆への旅、皆様も一度試してみてはいかがでしょうか。