中壢客運9001路 市府轉運站→中壢站 | 世界バス轉運站 -アジアの交通総合ブログ-

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先日の乗車分より乗車レポートをお送りしたいと思います。



今回の出発は台北の市政府近くにある市府轉運站から。MRT板南線の市政府駅からも直結していて便利な立地にあります。

今回はここから高速バスで桃園市の中壢に向かいます。ここから中壢へは國光客運、台聯客運、中壢客運の共同運行する9001系統があります。今回は中壢客運の担当便を選択してみました。やってきたのはこちらのハイデッカー車両。



窓口に行き切符を買おうとすると、中壢線はバスに乗る際に切符を買うシステムとのこと。バスに行ってみるとICカードリーダーがついていたのでタッチしてみると使えました。

この路線では悠遊卡や一通などのICカードが利用でき、乗降時にタッチするシステムのようです。


 

車内はご覧のような4列シート。残念ながら3列シート車ではありませんでしたが、1時間半程度の乗車時間ならば十分ですね。



中程の階段を降りた所にはトイレも備えられていましたが、モップで塞がれており使用停止になっていました。


 

市府轉運站を出発すると、台北市内の複数停留所に停車して乗車扱いを行います。

公館やMRT景安駅にも止まりますので、宿泊場所によっては途中停の方が便利かもしれません。

最初は2名だけだった乗客も最終乗車地出発時には10名にまで増えました。


下道を30分ほど走った後、新店ICから国道3号(フォルモサ高速公路)へ。



そして桃園市に入り、大渓ICから下道へ。桃園市内でも多数の停留所に止まり降車扱いを行います。

高速を下りてしばらくはこのようなのどかな場所を走りましたが、中歴に近づくにつれて次第に街中に入っていきます。間にある工業地帯のバス停などでの降車が多く、中壢に着く頃には私一人しか乗っていませんでした。



そしてバスは市府轉運站から1時間半程度で終点の中壢客運中壢駅に到着。

バスはバス2台分くらいの横幅しかない狭い道路上で降車扱いし、すぐに出発していきました。


バスの進んだ先には中壢客運のバスターミナルがあり、30分ほどの休憩の後、再び台北行きとして折り返すようです。


台北と中壢を結ぶ複数の路線の中から、こちらの路線をチョイスしてみましたが、市政府バスターミナルの立地の良さ、途中停留所に細かく停車していく便利さなどから、非常に使い勝手の良い路線であると感じました。また、國光客運、台聯客運とも共同運行を行い、15分ヘッドで運行されていたのも利用しやすいと感じました。

一方で、下道区間が長くなることから、他路線よりも所要時間が少し長めになるのはネックかもしれません。台北側の移動時間を短縮するならば、景安で降りてMRTを利用するなどするのも良いかもしれませんね。


(乗車:2016年1月)