中壢客運・國光客運 中壢總站(高速バス編) | 世界バス轉運站 -アジアの交通総合ブログ-

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前回到着した中壢ですが、中壢駅前には複数のバスターミナルが点在しています。



前回利用した中壢客運は、駅から西へ約200~300m歩いた場所にある中壢客運の中壢バスターミナルから発車しています。但し、新竹客運との共同運行路線は新竹客運の中壢南站からの発車となります。


中壢客運は桃園~中壢~新竹に渡る広範囲で路線バスを運行する桃園市のバス事業者で、昼夜を問わずたくさんのバスが発着していて非常に賑わっていました。

写真の奥側には國光客運のバスターミナルが併設されており、台北、台中等へ向かう高速バスも運行されています。



ここから出る路線や車両は非常に多いため、この記事では高速バスのみを取り上げます。

まずは先程利用した市府轉運站とを結ぶ9001系統。こちらは台聯客運の担当便です。

台聯客運は最近まで國光客運からの移籍車を用いて運行していましたが、今はこのような三菱ふそう製のハイデッカー車両に置き換えられたようです。

車内が3列か4列かは確認できませんでしたが、運行する路線が少ない事業者ゆえ、狙って乗ってみたい気もします。


 

こちらは台北の士林と中壢を結ぶ2022系統。MRT剣潭駅も経由しますので、士林夜市へのアクセスにも便利な路線です。

運行は台北側の中興巴士が単独で行っており、中壢客運の乗り場へと乗り入れています。

車両は御覧のような短距離ハイデッカー車で、リクライニングは倒れない仕様かと思います。

新旧の車両が入り混じって走っており、このような光景も今のうちかもしれないと感じました。


 

こちらは國光客運の台北線。市府轉運站ではなく、台北駅前の台北西站A棟を発着します。

ラッシュ時は最大10分間隔で運行され、台北~中壢間では利用者、運行本数共に最も多い路線です。

台北市内はバス専用道経由で中山高速公路へと向かうため渋滞のリスクが少なく、座席定員も多いため積み残しが少ないのも魅力と言えると思います。

車両は大宇製のハイデッカー車を用いますが、新旧様々な車両が入っており見ていて飽きません。



中壢からは台中へも高速バスを運行。こちらも國光客運の路線となります。

かつては桃園発、中壢経由の台中行き路線でしたが、利用者が多かったのか最近になって系統が分離され、中壢~台中線として独立しました。

こちらは台北線より更に古いハイデッカー車両が使用されていました。このタイプは2015年末に相当数が廃車になってしまっており、現在は見かける機会が非常に少なくなりました。機会があればもう一度乗っておきたい車ですね。


中壢客運、國光客運のターミナルから出る高速バスについて見ていきましたが、台北方面だけで3路線、更に台中へも1路線が運行ということで、地方都市ながら高速バスがとても栄えている所と言えます。

台北からも1時間半ほどで来れて、台湾の地方都市の活気を味わうことのできる街となっていますので、台北観光のついでに高速バスを利用して足を伸ばしてみるのも非常に楽しそうです。