指南客運の3列シート車 | 世界バス轉運站 -アジアの交通総合ブログ-

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今日は台湾の高速バスより、車両に関する小話を。



こちらは指南客運の2004年式のハイデッカー車です。

この車両は台北市政府バスターミナルから大坪林、国道3号(フォルモサ高速公路)経由で桃園へ向かう高速バス路線(9009系統)で使用されている車です(中壢客運との共同運行路線)。


所要時間1時間程度の路線なのですが、立派なハイデッカー車両でしかも3列シートという破格の設備を誇っていました。

当初は専用カラーリングでのデビューで、後に中興グループの標準カラーに変更されたようです。

この車両ですが、2014年の訪台時には現役でしたが、2015年には新車導入に伴い引退しています。


2015年に導入されたこちらの車両によって、現在は4列シート化されてしまいました。

台北~桃園間は高速バスの激戦区でもあり利用も多く、同じ台北市政府と桃園を中山高速公路経由で結ぶ三重客運&桃園客運の路線(9005系統)は4列シートでも朝夕は満席になるほど人気のようです。

比較的利用者が多い区間だからこそ、積み残しを発生させないために4列シート化はやむを得ないのかなと感じます。


9005系統は路線バスシャーシのトップドア車による運行なのですが、こちらの9009系統は少し背の高い高速型の車を使用していますし、中壢客運に至っては引き続きハイデッカー車での運行を継続していますので、一定の快適性は引き続き維持されているように思います。

桃園方面へのアクセスにぜひ利用してみたい路線ですね。



↑中壢客運はこちらのハイデッカー車両を使用し、3列シート車もまだまだ健在のようです。