今日は韓国の乗車レポートを1本書いていきます。
今回の出発地は全州市外バスターミナル。各地へ向かう市外バスがひっきりなしに発着していきますが、ここから300mほど離れた場所には高速バスターミナルもあるのだからすごいですね…。
今回は光州へと向かいます。全州からは南へ100キロ程度の道のりで、この区間には高速バスと市外バスの両方が走っていますが、今回は前に乗ったバスと同じ所から出る市外バスを選択。まずは切符を購入します。韓国では発地のバスターミナルが座席を管理するシステムになっているため、バスターミナルごとの切符を見るのも楽しみの一つかもしれませんね。
光州行きのバスはこちらの車両。日本でもおなじみのヒュンダイユニバースです。本場韓国のユニバースに乗るのも今回が初めてということで期待が高まります。
車内は4列シートでトイレはなし。高速バスの方なら3列シート車に乗れたかもしれませんが、こちらは市外バスなので4列シートでした。補助席はないのが韓国では標準のようです。
バスは全州市外バスターミナルを発車。他のバスと一緒に高速バスのインターへ向かいます。前を走るのは三菱ふそうからライセンスを取得して製造されたヒュンダイエアロバス。
途中一か所、路上にあるバス停に停車して乗車扱いを行いました。運転手さんが車内外の確認をして出発。安全面は韓国も割ときっちりしているようです。
この先もしばらく一般道を走行してひとつ峠を越えるような状況。30分ほどは下道を走ったように思いました。
バスは湖南高速道路を南下していきます。直線の続くしっかりとした道路で、バスは快調に走行。
1時間もしないうちにバスは光州市内へ。夕方のラッシュと重なり、渋滞に巻き込まれる場面もありました。
片側だけで相当数の車線がある道路があちこちある光州。道路の整備は半端なく進んでいます。
そしてバスは全州から2時間弱ほどの所要時間で光州総合バスターミナルに到着。ここもバスがひっきりなしに発着するため、降車場で乗客を降ろすとバスはすぐに待機場所に引き上げていきました。
光州総合バスターミナルはその名の通り、高速バスと市外バスの総合バスターミナルになっています。
光州広域市の中心部に位置し、Uスクエアというショッピングセンターと一体になっているため、終始賑わっている様子でした。
バスのりばは発着場あわせて50近くのバースがあり、待機場所も100台以上は用意されていると思われる巨大なターミナルで、韓国では地方都市でもバスが栄えていることを実感させられました。
全州と光州という地方都市間を結ぶバスに乗車してみましたが、こちらも窓側がさらりと埋まる程度の利用はあり、バスの需要の高さを感じました。光州もKTXの停車する光州松汀駅が郊外にあることから、市街地に直接アクセスできるバスの便利さは価値が高いと思います。
また、韓国でのユニバースの乗り心地ですが、比較的年式が新しいこともあり、非常に満足のいくものだったと思います。車内の清潔感も日本とさほど変わらず、空調パネルなどは日本のユニバースと全く同じもので使いやすかったです。高速バスでは3列シートのユニバースもいるようですので、機会を作ってまた乗りに行きたいですね。