今回はバスターミナルのご紹介。
前回の高雄客運の墾丁快線
で降り立った枋寮は國光客運の管理するバス乗り場です。ここは路上のバス停ではありますが、待合スペースやトイレ、切符売場が備えられています。
写真は高雄、屏東方面の乗り場、こちら側にトイレと切符売場があります。ICカードの悠遊カードと一卡通へのチャージもできます(台湾通は不可)。
向かい側には墾丁、台東方面のバス乗り場があります。こちらにも待合スペースが用意されています。
高雄方面の乗り場にある時刻表と運賃表。高雄から来る台東行きはなんと3:50発の便があります。
高雄~墾丁間は30分間隔等と書いていますが、実際にはもっと来る日の方が多いです。高雄方面の最終は22:30発。
台鐵を利用して墾丁へ向かう場合は、ここでバスへ乗り換える方も多いようで、駅にはバス乗り場までの道のりが書かれた看板があります。親切に日本語表記もあるのですが書いてあることが意味不明…(苦笑)。
やってくる路線も多彩です。まずは高雄と墾丁を結ぶ墾丁列車。9188は高雄から枋寮の間の速達路線でもあり、ここからの利用者も多いです。9117は下道経由のため地域輸送が主体で、9117Aという高雄~枋寮間の便も設定されています。
9188には高鐵左営発着の便もあります。こちらは墾丁快線よりも停車停留所が多いですが、最南端の鵝鑾鼻と左営の間を乗り換えなしで移動することができます。また、左営行きでも高雄駅も経由します。
撮影した便は高雄客運の新車が使用されていました。日野セレガに似たデザインが特徴的ですね。
墾丁快線のノンステップバスが墾丁から戻ってきました。ここで停車時間があったのでじっくり観察しましたが、やはりこれで高速経由2時間半はちょっと…。枋寮駅のポールに貼ってある方の時刻表では、どの便がノンステップバスかを確認することができます。
こちらは恆春から屏東経由で高雄MRT鳳山國中駅へ向かう1773系統。恆春轉運站の記事ではトップドア車を紹介しましたが、枋寮ではノンステップバスでの運用を見ることができました。
こちらは時刻表にも出ていない屏東~恆春の区間便で、走行距離は若干短いにせよノンステで2時間以上は少々キツそうですね…。
こちらは屏東と枋寮を佳冬経由で結ぶ1780系統。こちらも國光客運の単独運行で、トップドア車での運行です。
こちらは屏東と恆春を下竹田、潮州経由で結ぶ8237系統。こちらは屏東客運の単独運行のためか、國光客運の乗り場の外れで乗降扱いをしていました。車両はハイデッカー車による運行です。
こちらは台東と高雄を結ぶ1778系統。台東から枋寮まで峠を2つほど越えて、枋寮からは高速道路経由で高雄へと向かいます。台東側では通学利用も多く、地域の足として欠かせない存在です。このために台東の朝ラッシュにかかるよう、高雄発の便が3時台と早朝に設定されているようです。
國光客運による単独運行で、車両は大型ショート車を使用。トイレ付の4列シートになっています。
枋寮駅は高雄、屏東、枋寮の各方面への拠点となっており、墾丁方面以外にも様々な路線が運行されています。2時間以上の所要時間となる路線が大半で、しかもこれらが一般郊外路線ばかりというのは、まだまだこのあたりのバスが栄えている証拠なのではないかと思います。
地域の足として、旅行者の足として、バスがこれからも愛される存在であってほしいですね。