鉄不足によるイライラ改善にも!鉄とメンタルヘルス | h4z3f2のブログ

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栄養素「鉄」は、健康や美容だけでなく、メンタルヘルス(こころの健康)においても大きくかかわってきます。イライラ、キレる、不安、うつなどの精神状態も鉄を補うことで改善する場合があります。

 

メンタルヘルスにおける「鉄」の役割についてご紹介します。

鉄が足りなくてキレやすい

鉄が足りない方の多くは生理のある女性です。性格だから仕方ないと思ってあきらめていた女性も、キレやすい性格を鉄の補充で改善できることがあります。注意することは、貧血がなくても鉄が足りない『潜在性鉄欠乏症』であれば、イライラしやすい、キレやすいといった症状がしばしばみられます。

 

鉄が足りなくてイライラしている女性に対して、男性はプレゼントとして、ヘム鉄のサプリメントを添えてみるのもよいかもしれません。美容と健康にも効果的ですが、精神状態の改善も期待できることでしょう。

鉄が足りなくて疲れやすい

鉄は、赤血球(ヘモグロビン)を作って、体内に酸素を運ぶ働きがあります。鉄欠乏の症状のある方の多くはヘモグロビンは基準値内、つまり貧血ではありません。

 

潜在性鉄欠乏症の方の倦怠感は、細胞内のミトコンドリアの電子伝達系を中心としたエネルギー産生の能力が低下している可能性があります。 鉄はミトコンドリアにおけるエネルギー産生に重要な酸化還元反応を触媒する酵素の活性中心です。

鉄が足りなくて不安・うつ

鉄を補うことによって、不安発作や抑うつ状態が軽減または消失する方がいます。

鉄と神経伝達物質

  • フェニルアラニン⇒ドーパミン
  • フェニルアラニン⇒ノルアドレナリン
  • トリプトファン⇒セロトニン
  • トリプトファン⇒メラトニン

脳内の上記の合成過程において、鉄は必須因子です。

子供における鉄不足

鉄不足は、知能の発達、身体発育の低下、情緒不安定、注意力散漫、多動などに関与します。妊娠時、母体に起こる鉄不足は胎児の神経の発達に影響を及ぼします。妊娠出産予定のある女性はフェリチンを50ng/ml以上にしておく方がいいでしょう。

最後に

精神症状がある方は、鉄欠乏症という身体的な影響因子は常に考慮しておく必要があります。うつ病、パニック障害、躁うつ病、摂食障害、発達障害、統合失調症、認知症などで精神科や心療内科に通院している方も、鉄欠乏症が併存していないか、医師と一緒に血液検査にて確認しておきましょう。会社の健康診断で血液検査が正常とされた有経女性の多くに鉄欠乏症の方がたくさん隠れています。鉄欠乏症の考慮は、精神科薬を多剤服用している方の減薬の一助になるかもしれません。