英語起業塾主宰者 武智さやかプロフィール
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英語起業プロデューサー
兼
英語コーチ
武智（たけち）さやかです。
先日英語起業塾のカウンセリングを
受けてくださった方から、
「色んな英語コーチの方がいて、
自分が発信しても埋もれるんじゃないか」
そんなご相談を頂きました。
そこで今日は私のビジネス仲間である、
54歳のある女性のストーリーをご紹介しますね。
その女性（恵子さん）と私が
出会ったのは２年前。
あるビジネスの講座で
偶然隣の席だったんです。
恵子さんはご自身で開発された
馬油を販売していて、
もっと販路を拡大したい、という気持ちで
その講座を受けていらっしゃたんです。
↑その講座の様子
実は私の母や祖母が
保湿によく馬油を使っていて、
昔から家にあり、馴染みがあったので
どんな馬油なんだろう？
と思っていたんですね。
そんな時、恵子さんがその講座の先生に、
「あなたの商品の強みは何ですか？」
と質問されます。
その時、恵子さんが最初にしていた説明は、
「馬のたてがみから出来ているので、
通常の馬油とちがって保湿力が強い。
最高級の品質なんです」
正直言うと 、
家にある馬油との違いがピンと来なくて、
あまりよくその魅力って
感じられなかったんですね。
でも、その後、自分の人生を
振り返るワークというのを
ペアでやることになって、
隣の席の恵子さんと
そのワークを進めることに。
その中で、恵子さんの
これまでの人生ストーリーを
聞いていて、、、衝撃を受けたんです！
恵子さんが起業したきっかけになる、
約30年前にある事件が起こります。
恵子さんは20歳の時、
事故で両手に大火傷を負い、
手の表皮を損傷。皮膚移植を受けます。
そしてその後、その移植した皮膚が
30年以上に渡って
恵子さんを苦しめたのです。
移植した影響で、恵子さんの手は
いつも乾燥し、ただれていました。
長年のステロイドで肌は黒ずんでいていたので
周りの人に手を見られるのが恥ずかしくて、
手を隠すことが多かったそう。
ネイル、アクセサリーもできなくて、
ママ友と集まる時、いつも憂鬱だった。
45歳からは朝起きると
寒い日は指先が硬直して
動かなかったのだそう。
そして、いつも潤いのない手からは
血が滲んでいました。
病院に行ってもステロイドだけ渡されて
何も変わらない。
一生この痒み、
痛みと付き合わなければ
ならないのだろか。
と恵子さんは絶望を感じていました。
そんなある時、転機が訪れます。
ご主人から仕事先で出会った馬油を
プレゼントされたのです。
手の乾燥にいいから、
と進められた馬油を塗り出すと、
しっとりいい感じ。
それから毎日塗っていくと
だんだん手の痒みが減り、
1年後には肌のカサカサが和らぎ
2年後には肌が柔らかくなってきて、
痒みもなくなって、
ついに、恵子さんは手を隠し続ける
生活から30年ぶりに解放されたのです。
そしてその後、その移植した皮膚が
20年以上に渡って
恵子さんを苦しめたのです。
私がこの話を聞いた時、一番驚いたのは、
恵子さんの手が綺麗過ぎて、
そんな過去があったなんて、
信じられなかったことです。
恵子さんと最初に出会い 、
挨拶をした時に、
お洒落なネイルと指輪をされた手が
本当にお綺麗で、
その印象が強かったからです。
恵子さんはそんなご自身の経験から、
自分のように肌のトラブルで悩んでいて、
自信をなくしている女性を救いたい。
自分がもっと早く出会いたかった、
この馬油を1人でも多くの人に届けたい。
そして、自分の手が治った、
その感謝の気持ちを込めて
サンキューバーユというブランドを
５４歳の時に自分で立ち上げて、起業。
↓
全くビジネス経験がなく、
専業主婦だった恵子さん。
そして自分の手を隠すことだけに
必死だった、
人前に出て何かをするなんて
想像もつかなかったのに、
ただ、これを届けたいという想いだけで
起業に踏み出したのです。
でも、そこからも
苦難の連続でした。
色々なお店や
百貨店に営業に行っても、
経験がない恵子さんは
全く相手にさ れない。
神様からいただいたこの馬油という
ギフトを絶対にたくさんの人に届けたい。
と老後のために貯めた貯金を使って
活動を続けていきます。
そんなある時、
ある催事会社の社長さんと
出会うことができ、
馬油を気に入っていただき、
取引をしていただくことに。
最初は駅中の販売から始まり、
緊張で話せなかったり、
迷惑な顔をされたり、
そんな経験をしながらも諦めず
売り続けていると、
口コミで話題となり、
なんと、大手百貨店のバイヤーさんから
お声をいただき、
百貨店の催事で販 売。
そこで売上２位の成績を残し、
そこから他の百貨店のバイヤーさんから
注目され、大手百貨店への出店が
決まったのです。
今ではなんと、
全国の有名百貨店さんと
直接取引をされているそう。
そして、ちょうど先月
アマゾン、楽天の馬油
売れ行きランキングで上位14商品の
１つに選ばれ、そこからなんと！
１位！！！を獲得したのです。
ここまでのストーリーを
読まれてみて、
いかが思われましたか？
この話を2年前に聞いて、私はすぐ、
Aさんから馬油を買って、
母と祖母に送りました。
もう、Aさんのところ以外から、
馬油買えなくなりましたよね。笑
もしあなたが馬油が必要じゃなくても、
買いたい、応援したいって
思いませんでしたか？
これがまさに最初にお伝えした、
差別化に繋がる要素の１つです。
自分のファンになってもらう、
この人、応援したい！と思ってもらう
ということです。
最初に恵子さんが説明していた、
商品の内容ってもはやもう
あまり重要じゃないんですよね。
これからのビジ ネスって、
「応援してもらう」ことが
益々重要になってきます。
応援してもらうために
あなたが発信で意識することは２つです。
１、自分の「死からの復活」を語る
２、目指したい未来を語る
１、はAさんで言う、大火傷ですね。
Aさんは大火傷という死を経験して、
そこから復活した。
どん底からの必死の復活、その努力に
みんな惹かれるのです。
２、は自分がこんな世の中にしていきたい、
社会を目指したい！ということを
伝えていくことです。
私が引っ張っていくから、みんなでそんな
未来に行こうよ！という感じです。
Aさんは、女性が素肌に自信を持てて、
生き生きと活動できる社会を目指すために
馬油を持って先頭を切って走っているのです。
だからAさんはみんなに応援されているのです。
ちなみに、これよく聞かれるんですが、
「私、そんな挫折、どん底経験
したことないんです」
大火傷をしたり、私だったら
背負い投げからの頸椎捻挫事件ですね。
そんな経験がないし、
例えば英語も元々得意だったから、
英語コーチとして情報発信をする時に、
復活ストーリーを描きにくい。
と質問を受けることがあります。
結論としては、
どんな人にもストーリーはあるんだから、
それをどう今のサービスとか想いに
繋げていくか、
「どこに、どう
スポットライトを当てて
自分のストーリーを描くか」
これがポイントだと思っています。
これまで生きてきて、絶望したことがない、
失敗したことがない、不安に思ったことがない
人なんでいないはずです。
もしいたら、それは忘れているだけです。
意外に自分の過去を振り返ると、
あ、 あの時こんな気持ちで、
こんなことに悩んでいたんだって
思い出しますし、
それをそこにフォーカスして、
どう描いていくのか、で
誰でも、共感、応援してもらえる
ストーリーは描くことができます。
そして、この「差別化」
という言葉も、もしかしたら
ライバルと区別してもらう
っていう捉え方ではなく、
「自分のストーリーやサービスに
共感してもらって
いいと思った人に選んでもらう」
という捉え方にできるといいですよね。
こうやってそれぞれがみんな
ストーリーに共感しあって
お互い応援しあって
ビジネスができたら、
温かい関係性を作りながら、
いいお仕事ができるのに！
って私はいつも思っています。
「共感・応援してもらうビジネス」
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