[レビュー] 知識ゼロ、資産ゼロから始める 誰も教えてくれない不動産投資 | 目指すは「老後は不労所得だけで生活」。FPの投資記録

目指すは「老後は不労所得だけで生活」。FPの投資記録

都内某所の社内インフラエンジニアです。
主に
・FPとして、様々な投資成果のメモ
・気象予報士として、技能の維持と向上(きまぐれ)
について記事にします

私が多く本を読むきっかけとなった記事はこちら

 

 

 

さて、書籍レビューのお時間です。
きょうはこちらを紹介したいと思います。

 

 

知識ゼロ、資産ゼロから始める 誰も教えてくれない不動産投資
細川 勝矢 さん著書




去年11月に初版なので、わりかし新しい不動産投資本だと思います。

◾️この本を手にしたきっかけ
不動産投資を初めて9年経ちますが、
まだまだ学ぶことは多いです。
とりあえず片っ端から不動産投資本を読んでいる、という感じです

 

 

 

 

 

◾️この本の内容
「知識ゼロ」
とありますが、本当に知識ゼロでいけるのかなぁ〜、という内容ですね。
私は9年不動産投資をしているので、ある程度のノウハウがありますが、
全くやったことがない人にとっては、専門用語から理解するといった
結構ハードルはそれなりにあると思っています。

私は不動産会社の営業さんから、
物件を紹介してもらって、手続きを簡素化(営業さんがある程度準備しれくれる)、
管理も不動産管理会社に一任と、
何もかも手間がかかっていないですが、
この本は、自分でやることの方が多いので、
「不動産投資って大変だなぁ」
って思ってしまうかもしれませんね。

融資してもらうときに事業計画書なんて、私は書きませんでしたし。

 

 

 

 

 

共感できる点をいくつか。
1)
トマ・ピケティのお話が出てきました。
やっぱりこういうインカムゲインが出る不動産投資などでは、
この経済学者の名前が使われるようになってきましたね。

私はまだトマ・ピケティの論文等を読んだことはないですが、
労働所得の限界や、不労所得の利益のほうが労働所得より上回るとか、
非常に理解できます

 

 

 

 

 

2)
買っちゃいけない物件は「新築ワンルームマンション」である。
私が最初に手を出したのが、まさにこれです。
「生命保険になりますよ」
という売り文句に買いましたが、やはり毎月マイナスの収支というのは気分が良いものではないです。
確定申告で一瞬還付されますが、それで得した気分には一時的にはなるものの、
「本当に将来的に、これでよいのだろうか...」
という不安にいつも悩まされました。

ただ、資産価値という意味では、新築ワンルームマンションは、

中古よりもアパートよりも価値が上だと思いますし、
売りやすくはなりますよねぇ。

 

 

 

 

 

3)
借金自体は悪いことではない。
 

しても良い借金というのはあると思います。
お金が貯まって現金一括で自宅なんて買えませんからねぇ。
これは「してもよい借金」と言えるでしょう。
事業を開業するにあたってお金を借りるのは「してもよい借金」と言えると思っています。
まさに不動産投資も当てはまるかと。

事業計画において、ちゃんと稼げることが描けているのであれば、
それは借金してでも事業を推進した方が良いでしょう

 

 

 

 

 

4)
収益が上がったら2軒目を買う。

 

物によりますけどね、2軒目はリスク分散や収益性向上という意味で、
1軒目とは異なった戦略で持っておくことがよいとは思っています。
私はいま2軒目の購入に向けて銀行審査中ですが、
1軒目は愛知県、2軒目は東京都と土地柄を分けています。
地震が起きた時のリスク分散という意味合いでしょうか。

もしかしたら、ワンルーム戦略とファミリー層戦略で分けるというのもありかもしれません。
ワンルームだと2年更新のタイミングで解約されて空室のリスクは高いでしょうが、
ファミリー層だとワンルームよりは長く借りてもらえるかもしれない、という戦略ですね。
こちらはあくまで持論、また予測しづらいですし、かなり土地勘とかがないと物件選択に失敗することもあると思うので、戦略にはならないかもですが。
 

 

 

 

 

 

こういった不動産投資本を読むことで、
再度考え直したり、自分の意見を交えて考察したりなど、
1冊読んだだけ、または物件購入前だけ集中して読んだだけ、では間違いに気づきにくいですし、
なかなか不動産投資に学びが生まれません。

常に最新の本を読んで、自分なりにブレストすることによって、
危機感を感じるとともに、自分の中のズレを少しずつ修正できるので、
不動産投資をされている方は、継続していろんな本を読むことをお勧めします