TVR T350c フルコン
現在ではすでにTVRのECU本体の供給がなくなりました。
SPEEDSIXもAJP8も新品ECUを購入する事は不可能なので当社ではイギリス本国に修理を依頼をしていましたが悲しい事に「現在ではECUの修理をするところがなくなりました」と連絡が有り途方に暮れていました。
お客様からエンジン不調でお預かりしてなんとかならないかと思いロムを交換したり中古のECUを手に入れて交換してみたり色々手を尽くしてみましたがやはりごまかすことができません。
そこでお客様に相談してフルコン化を提案したところ快く承諾していただきイバラの道を進むことになりました。
内容は、
オリジナルECUをいわゆるフルコンに入替
エンジンルーム内室内配線ケーブル製作
バキュームタンクアップデート
ダイレクトコイル化
っといった作業内容です。
内容的には少ないですがなかなか大変な作業です。
アルミ板からバキュームタンク製作
大きすぎてもダメ、小さすぎてもダメ、ちゃんと計算して中には仕切り板を溶接してブレーキのタッチもよくなるように。
アイドルアップもするようにISCバルブも取り付けて完成です。
ポリッシュにしましたが残念な事に全く見えません。
ポート加工もきっちりしました。
ブラストも色々種類番手を変えて仕上げはガラスビーズでピッカピッカに。
カムカバーもブラストあてて塗装しました。
カム角センサーがついていないので取付加工。
シーケンシャルにするには絶対に必要です。
ダイレクトコイルとインジェクターここは信頼のおける
BOSCH製です。
ダイレクトコイルを取り付けるのにカラーは製作しました。
次号につづく・・・
TVR Cerbera4.5ショートインダクションキット
TVR サーブラウのインダクションを交換です。
元々はロングタイプが装着されていますが、スペースが無くてホース パイプ自体が押し合いをして段々と押しつぶされエアーの吸い込みが少なくなり、上に盛り上がってきてボンネットに干渉します。
サーブラウ4.5を乗っておられる方は経験があると思いますが、上から押してペシャンコのなっているパイプの整形をしなくてはないません。
エアーボックスの吸い込み口もカーボンに変更です。
これはかなりの効果が得られます。
すごい吹け上がりを体感できると思います。
チョットづつカッターで切っていきます。
完成しました。
かなりスッキリしました。
フューエルパイプも見えてカッコいいです。
今までパイプで隠れていたので燃料とオルタネーターの冷却になります。