マタニティマーク -再発 急性期- | 妻と私の異世界生活

妻と私の異世界生活

2020年の春
妻が統合失調症を発症

突然、異世界に放り出された妻と私の闘病記録

急性期、休息期を経て回復期に入り安定したのも束の間、2023年の夏、妊娠発覚と同時に再発

いつかこのブログが誰かの助け舟になります様に。







 

-統合失調症 再発から4ヶ月-

-妊娠20W-





今日は精神科の通院日でした。


少し遅刻してしまいましたが、


ゆっくり診察してもらいました。














退院後、大きな妄想はないですが、


今の妻の症状は、


・終始幻聴に集中していて反応が遅れる


・夜は少しそわそわする


・昼間1人の時は怖くなる時がある


・自分で行動を決められない


こんな感じです。













「退院後としては順調だと思いますよ」


「家事はできてるみたいだし」


「何もしてなくてもいいんだよ」


「休む事が今の仕事だからね」














先生は妻にアドバイスをした後、


自分が妊婦だった頃の話を妻にしていました。














妻もその話だけは穏やかに聞いていました。


私も退院後にしては良いかなと思います、


焦らず見守ろうと思いました。














薬局の待ち時間にいつもの様に昼ご飯へ、


前回来来亭で無料券をもらっていたので、


飽きずに来来亭にいきました。














しかし今日は風も強くかなり寒かったです。


店も混んでおり店内で並び、


入り口付近のカウンターに通されたのですが、


扉が開くたびに冷たい風が…















少しして店員さんが私達の所にきました。


「お客様、妊婦さんですよね?」


「奥の席が空きますので移動しませんか?」


びっくりしました。













座った席が寒いことを把握していること。


見た目ではまだわからない妊婦という情報、


鞄につけた小さいマタニティマークを、


見逃していないこと。


満員席で忙しいのに隙を見て移動させる能力。



優しさと能力を兼ね備えた店員に脱帽です。














ラーメンももちろん美味しかったです。


アンケート用紙があったので、


その店員さん宛に感謝の気持ちを綴りました。


また行こうと思いました。
















薬局に戻ってからも、


妻に先を譲ってくれた方がいました。


精神科のみの病院の横の薬局なので、


何らかの辛さを抱えているであろうその方も、


妻を労ってくれました。














薬局の薬剤師さんも、


マタニティマークを見て、


妊娠であることを確認したあとに、


薬の説明を付け加えてくれました。














優しさに溢れている…


そして妻の母子手帳を取りに行くまで、


マタニティマークを知らなかった私は、


深く反省しました。














これまでの人生で、


たくさん見逃してきたのではないかと。


無知はとても怖い事だとおもいました。







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