-再発から2週間後-
攫われて拷問されると言う妄想が強くなり、
2人で家にいると危ないと言って寝ないので、
妹夫妻に助けてもらうことになりました。
妹夫妻の家は山奥にあり、
ログハウスのようなテレビもない家です。
人懐っこい猫と、妻が名付け親の亀がいます。
妻の妹の旦那さんも非常に協力的で、
病気にも理解があり宥めるのが上手です。
この頃から2週間、
私達は夕方になると妹夫妻の家にいき、
4人で寝るようになりました。
「今日くる!助けて!」
「大丈夫だよ、みんなで守るから」
「4人じゃ足りないよ、もう連れ去られる」
そんな夜が続き恐怖は増すばかり、
妹の旦那さんは、
「村全員で守るから安心して」
と妻を慰めました。
実際に妻と私を連れてご近所さんに、
「襲われるかもしれないから」
「みんなで守ってほしい」
そうやって数件回ってくれました。
村の方々も、
「絶対守るから大丈夫だよ!」
「みんないるから怖くないよ!」
凄く元気に励ましてくれました。
数日間は妻も安心して寝るようになり、
その間私もよく寝て回復できました。
それでも波が激しい夜は、
「0時に来るって!もう終わりだ!」
と怖がる妻を安心させるため、
「0時までみんなで見張るから大丈夫」
とみんなでなだめていました。
実際に0時になって外に確認しに行き、
「やっぱり嘘じゃないかな?」
「誰もきてないから大丈夫だね」
そうやってやり過ごしていました。
朝はデグーの世話があるので帰宅し、
夜は妹夫妻の家で寝る日々が続きました。
2週間後に妻が、
「今日は行くのやめとく」
と言い始めた為、
2人で家で寝て何も起きない事を確認しました。
次第に襲われるという強い妄想が消えました。
ただ、急性期が続いており、
予想通り次の妄想が始まったのです。
(次回書こうと思います)
クエチアピンを100mg増やし、
寝つきが良くなったので今妻は寝ています。
その間に記録として、
再発後の出来事を書いています。
詳しく書くと長くなるので、
要約しましたが、
この間も車検があったり、
車検の点検で引っかかり延期したり、
代車の調子が悪かったりと、
その他にもいろんな不運が続きました。
妻に刺激を与えないように平然としていましたが、
心の中では、
「こんな時に勘弁してください」
と何度も呟いていました。
本当に目まぐるしい日々でしたが、
妹夫妻は頼もしく、感謝しきれません。
まだまだ頼ることになりそうですが、
毎日状況を聞いてくれるので助かっています。