兄弟姉妹の助け -再発 急性期- | 妻と私の異世界生活

妻と私の異世界生活

2020年の春
妻が統合失調症を発症

突然、異世界に放り出された妻と私の闘病記録

急性期、休息期を経て回復期に入り安定したのも束の間、2023年の夏、妊娠発覚と同時に再発、そして出産

いつかこのブログが誰かの助け舟になります様に。








-再発から2週間後-

攫われて拷問されると言う妄想が強くなり、

2人で家にいると危ないと言って寝ないので、

妹夫妻に助けてもらうことになりました。







妹夫妻の家は山奥にあり、

ログハウスのようなテレビもない家です。

人懐っこい猫と、妻が名付け親の亀がいます。







妻の妹の旦那さんも非常に協力的で、

病気にも理解があり宥めるのが上手です。







この頃から2週間、

私達は夕方になると妹夫妻の家にいき、

4人で寝るようになりました。







「今日くる!助けて!」

「大丈夫だよ、みんなで守るから」

「4人じゃ足りないよ、もう連れ去られる







そんな夜が続き恐怖は増すばかり、

妹の旦那さんは、

「村全員で守るから安心して」

と妻を慰めました。








実際に妻と私を連れてご近所さんに、

「襲われるかもしれないから」

「みんなで守ってほしい」

そうやって数件回ってくれました。







村の方々も、

「絶対守るから大丈夫だよ!」

「みんないるから怖くないよ!」

凄く元気に励ましてくれました。







数日間は妻も安心して寝るようになり、

その間私もよく寝て回復できました。







それでも波が激しい夜は、

「0時に来るって!もう終わりだ!」

と怖がる妻を安心させるため、

「0時までみんなで見張るから大丈夫」

とみんなでなだめていました。









実際に0時になって外に確認しに行き、

「やっぱり嘘じゃないかな?」

「誰もきてないから大丈夫だね」

そうやってやり過ごしていました。








朝はデグーの世話があるので帰宅し、

夜は妹夫妻の家で寝る日々が続きました。







2週間後に妻が、

「今日は行くのやめとく」

と言い始めた為、

2人で家で寝て何も起きない事を確認しました。








次第に襲われるという強い妄想が消えました。

ただ、急性期が続いており、

予想通り次の妄想が始まったのです。
(次回書こうと思います)









クエチアピンを100mg増やし、

寝つきが良くなったので今妻は寝ています。

その間に記録として、

再発後の出来事を書いています。








詳しく書くと長くなるので、

要約しましたが、

この間も車検があったり、

車検の点検で引っかかり延期したり、

代車の調子が悪かったりと、

その他にもいろんな不運が続きました。






妻に刺激を与えないように平然としていましたが、

心の中では、

「こんな時に勘弁してください」

と何度も呟いていました。








本当に目まぐるしい日々でしたが、

妹夫妻は頼もしく、感謝しきれません。

まだまだ頼ることになりそうですが、

毎日状況を聞いてくれるので助かっています。



イベントバナー