撤退 | Good Life Company 社長ブログ

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「撤退」。それはリーダーのみに与えられた権限。
そして、その決断をすることはリーダーの役割であり責任である。
 
2020年3月よりサービスを提供しておりました、ハイブリッドアパートメントホテルについて、このたび「ホテル」から「賃貸マンション」へ転換することを決断いたしました。
今回の決断に至った理由といたしまして、新型コロナウィルス感染症(Covid-19)の拡大によるインバウンド需要の冷え込みに伴うホテル需要の低下が挙げられます。
今後のホテル需要の回復見通しが不透明なことから、オーナー様とも協議した結果、早期に「賃貸マンション」へ転換することを決定いたしました。
 
今回の「決断」において意識したことは「スピード」です。
わたしたちは、新規事業であるホテル事業のスタートに向けて、手探りの中、およそ1年がかりで全社一丸となって運営スキームを構築してきました。
その事業をわずか1カ月でやめる。
一般的に考えればありえないことだと思います。
もちろん私にとっても簡単な決断ではありませんでした。
しかし、先ほど述べたように先行きが不透明な中で事業を継続するよりも、損失額が計算できる撤退の方が次の打つ手を定量的に判断できます。
 
私の経営手法はとにかく「数字」で判断することです。
数字で表すことのできないものに感覚で臨むことはできません。
そうなれば一日も早い撤退が良いという判断になります。
 
我々グッドライフカンパニー、このような有事に対峙するのは3度目になります。
一度目は2008年のリーマンショック。
二度目は2016年の熊本地震。
そして三度目となる、2020年Covid-19。
もちろん、全てが想定内であったと言えばこれは嘘になります。
しかし、結果をみてください。危機を乗り越え、上場を達成し、今、こうして生き抜いています。
「痛み」が伴わない、「撤退」などありません。
もちろん今回の決断も、オーナー様、外部パートナー、弊社含め決して小さくない「痛み」を伴っております。
しかし、私含め確実にわが社には経験、ノウハウは蓄積されており、これが弊社のオーナー様、入居者様、そして株主様へいずれ還元できると考えております。
 
 
今回のCovid-19により、私たちは多くの変化を求められています。
 
最も強い者が生き残るのではなく
最も賢いものが生き延びるのでもない
唯一生き残るのは、変化できる者である
ダーウィンが語ったとされる言葉を胸に刻み、突き進んで参ります。