高血圧の人が旅行の際に注意すること | 薬なしで高血圧・糖尿病を改善する方法

薬なしで高血圧・糖尿病を改善する方法

現在 高血圧、糖尿病でお悩みの方、もしくは予備軍の方のために、正しい知識・対策を発信していきます。


さて、5月のゴールデンウィークにむけて、そろそろ旅行の計画を立て始めている方も多いのではないでしょうか?




最近では、国内旅行も人気ではありますが、長期の休みが取れる時期には、海外に行かれる人も多くおられると思います。


そこで今回は、高血圧の人が海外旅行に行く際に、気をつけておきたいポイントについてお話したいと思います。


○事前に準備が必要な事
1. 健康状況のチェック
旅行の出発前に、担当医に自分の健康状態のチェックをしてもらい、飛行機を利用するのに支障がないか確認しましょう。

2. 旅行の計画とスタイル
時間的に無理がなく、ゆとりのある旅行スケジュールをたてましょう。
ストレスを防ぎ、血圧の上昇を防ぐよう注意して下さい。

高齢の人は若い人が多い旅行に参加するとストレスを感じやすいので、なるべく避けるようにしましょうね。

3. 服薬時間の確認
旅行中は、時差もあり、服薬時間が乱れがちです。
服薬間隔をきちんと守らなければならない薬を確認しましょう。



○旅行を控えたほうが良い人
高血圧の患者さんにおいて、下記のような合併症がある人は、旅行の申込前に必ず担当医に相談しましょう。

1. 脳血管障害・心筋梗塞
発病してから日が浅いと、再発作のリスクが高くなりますので、少なくとも発病して3ヵ月以内の旅行は控えましょう。

2. 心不全・腎不全
海外旅行中は、外食が中心となりますので、なかなか食事を制限することが出来ません。
そのため、病状悪化のリスクが高くなります。


○機内での注意事項
1. 減塩・低カロリー食の予約
機内食では、塩分やカロリーの過剰摂取となる可能性が高くなりますので、事前に航空会社に減塩食、低カロリー食の予約をしましょう。

2. アルコール摂取をひかえる
アルコールは血圧を上昇させます。
また機内は湿度が低いので、長時間搭乗することにより、脱水とアルコールで酔いがひどくなることがあります。


○旅先での注意事項
1. 食事量の調整
減塩食や低カロリー食が食べられない場合は味で調節することよりも量で調節しましょう。

2. アルコールはほどほどに
旅行中はついつい名物料理などでアルコールも進みがちとなりますが、飲みすぎないよう十分注意しましょう。

3.睡眠を1十分にとりましょう
旅行中は過労や緊張などでストレスを感じやすくなります。
これらをとり除くためにも、充分な睡眠を心がけて下さい。


海外の旅行先で何かあると、病院でのやりとりや支払いは大変です。

行かれる際は上記のことに注意して楽しんでくださいね。