まずは言い訳から入ろう | 自分の人生の舵を取れ! ⭐︎武井義勇(kammy)のブログ

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僕は、公立小学校の教員をしています。

その中で大切にしたいことや、自分の生き方を考えてきました。それをシェアしていきます。

自分の人生の主役は自分自身です。いかに生きればもっと幸せになれるのかを追究しています。

いつもお読みいただきありがとうございます😊本質の追究者の武井義勇(たけいきゆう)です。


今日の記事は、より良い人生を送るための努力をしている人で、かつ自分を責めてしまいがちな方に贈ります。楽をして生きようとする方には不向きな記事ですので、自覚がある人はこの先を読まないでください。



僕は人生に前向きな人が好きです。だから上手くいこうがいくまいが、自分のため、人のために行動している人を応援しています。


でもそういう人にありがちなのが、自分を責めてしまうことです。上手くいかないことがあったときに「私に足りないところがあったから上手くいかなかった」と思いがちです。

そう思うことは大切なことです。しかし自分を責めることは百害あって一利なしです。


そこで、上手に反省するために今日は僕からの提案をします。

その提案とは

「まずは言い訳から入ろう」

というものです。


失敗した時に、真っ先に言い訳する人がいるとイラっとしませんか?僕なら、「言い訳する前にできることやれや!」と思います。

でも人は最初に言い訳をしたくなるものです。僕も失敗した時に真っ先に言い訳が思い浮かびます。

ただ、この言い訳をする自分をセルフ・コンパッションの観点から見るととても大切なのではないかと考えました。

少し例を挙げて説明します。

今日(4月中旬)、久しぶりにボーボーになった家の前の生垣を剪定しました。剪定バサミで切っていると、結構太い枝を切り落としてしまいました。そこだけツンツルテンになってしまって不恰好になりました。

切った瞬間僕は「しまった!」と思いました。残念な気持ちや後悔が瞬時に広がりそうになりました。

しかしそこですぐさま僕は言い訳を始めたのです。

「いや仕方なくない?だってさ、こんなにいっぱい切るとこあるしさ、暑い中やってるのだから、ミスなんてあるよね。うん、これは仕方ない、仕方ない・・・」といった感じです。


特に誰に聞かせるわけでもなく、独り言でぶつぶつ言っていたわけなのですが、これが抜群に効果的です。


まず、言い訳することで言語化できます。すると自分の気持ちに気づいたり、可哀想な自分に寄り添えたりします。


可哀想な自分に寄り添うと安心します。それ以上自分を責める必要がなくなります。


安心できると、今度は素直に反省できます。「たくさん切るところもあったし暑かったけど、あの時考え事して集中力を乱していたよね。」といった具合です。


まず一旦自分を守るために言い訳をしてみるのです。すると罪悪感というか外に向かっての悪かったな、という気持ちが出てきます。この気持ちをもつことで、より良くしていこうという意欲をもつことができるわけです。



もしここで「言い訳するなよ!」と誰かに(自分に)叱られてしまったら、最初の気持ちの消化ができずにもやもやすることになります。これが自分責めに繋がります。


自分責めをすると、ネガティブな感情を内在させ続けるので、それが他のネガティブな状況を引き寄せてしまうのです。


ここで1つポイントなのですが、言い訳をする時には「自分に対して」する方がよくて、「他者に対して」はしない方がよいです。というのも他者に言い訳すると、確実に怒られるからです。


子供がお皿を落とした時に「だってパパが早く片付けろと言ったから!」とか言い出したら、余計にムキーッとなります。自分を守るための言葉は、自分だけに向けた方が無難です。


さて、ネガティブな気持ちというのは「もってはならないもの」ではありません。それを感じるのは自然なことです。だからその気持ちを否定するわけではなく、感じる切ることが大切です。


そのためにはまず、言い訳から入ってもよいのではないかと考えたのでした。


僕は息子たちを怒鳴りつけてしまうことが度々あります。特に最近は次男に対してイライラします。イライラを抑えられないのです。

「だって仕方なくないですか?こちらは忙しい時間の合間を縫って、食器の片付けをしているのです。そのような時に、『パパ、テープを切ってください』とか言われたら、可愛いけど無理ってなりますよね。いつでもどこでも息子の気持ちに寄り添い続けるとか、無理ですから〜!」

と思います。「僕にも時間をください!」


だから僕は最近自分責めをほとんどしていません。自分が悪いところがあっても、まずは言い訳してみます。


これをやってみて、確実に変わったことがあります。それは「気持ちの切り替えがかなり早くなったこと」です。以前はネガティブ感情を引きずって、長時間イライラしていることが多かったですが、最近は短時間で気持ちが切り替わっていることを感じられます。


ネガティブな感情を発散させようとするのではなく、感じ切る。これがかなり大切です。これを行うために言い訳から入ることを勧めているのです。


僕のブログの読者は、自分を責めがちな真面目な方々が多いです。ぜひ言い訳から入ってみてはいかがでしょうか。きっと救われる思いがしますよ。


最後までお読みくださりありがとうございました。