MV「コロンブス」とひろゆき | 小春日和日記

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Mrs green appleの曲「コロンブス」のMVが差別的だと炎上した件について、具体的にどこが良くないの?とひろゆきがXで呟き、逆張りだと話題になっていた。


 

 


おもしろいと思った。

明らかに差別的な内容だ、誰が見たってアウトだ、という勢力が圧倒的に強い中で、この発言。

ツイートには、まさかの逆張りだの、それくらいわからないのかだの、ダメな理由を懇々と説明してあげる返信だのが続々と続いている。

だけどよく読むと、ひろゆきは、

(コロンブスというタイトルじゃなかったら)「具体的にどこが良くないという話なのだろう?」

と問題提起しているけど、悪くないとの擁護もしてもいない。

コロンブスだから悪いのだと、何も考えず鸚鵡のように付和雷同するムーブメントを指摘しているんだ。


私は初め「コロンブス」というMVが問題になっているという話を知った時、MVは皮肉か風刺で作ったんじゃないかと思った。でも実際の映像を見たら、ああ、これは当然まずいよね、コロンブスじゃなくたって西洋的な文明の驕りや傲慢さが表れていて、どっちの立場から見ても失礼だと。


そう、コロンブスじゃなくても、全体の構図が無邪気に稚拙なのだと思った。しかし世間では「コロンブス」の歴史的評価の方が注目され、コロンブスそのものが悪なのだと騒ぎ立てている。

新大陸を発見した人物として教科書で習った日本人としてコロンブスが悪人だなんてみんな本当に心から思えるのだろうか?

日本人の身の内に根付いているわけでもないところで、表層の潮流に乗っかって言葉遊びをしている。ひろゆきが「社会正義ごっこ」と評しているのはわかるような気がする。


一石を投じたひろゆきの言葉が、おもしろいなぁと思った。


私は今までこの人に好感を持っていなかったのだけれど、最近ある動画がきっかけで、計算づくで言葉を自在に繰り出す賢い人なのだと見方が変わった。

なのでこの件も文字通りではないのでは?と思った次第。