人間嫌いの木の上の妖は、自分が見える夏目をからかっていたが

夏目の孤独に気付いて声をかけようとした。

でも、不本意ながら夏目を脅かしてしまい、嫌われる。

猫の姿になって夏目に会いに行くと、夏目は猫を抱き寄せてつぶやいた。



妖も

人のことはよくわからない
けれどひとりは悲しいことだよ
それだけはわかるよ
それだけはしっているよ(木の上の妖)


そう思って夏目を思いやっていた



大きくなった夏目が不意に木の上の妖の元を訪れた。

ああきっと
優しい誰かに会えたんだね
そんな顔ができるほどの(木の上の妖)


妖は夏目に抱きついた。

夏目はそのとき妖の臭いから、あのときの猫はこの妖だったことに気付く。

夏目の肩には、にゃんこ先生という、その誰かがいた。







僕は、アニメ「夏目友人帳 参」を見ていないので

この話がアニメ化されているかどうかは知らないが

ショートストーリーなのでアニメ化されることはないのではと思う。

けれど、他の人には見えないものを恐れるだけの夏目が

それを得難い友人と感じるようになったのが分かる場面でもある。



それは、にゃんこ先生という存在もあるけれど

「友人帳」を残してくれた祖母・レイコと

時間を超えて対話するようになったことも大きいと思う。

また、レイコのやり残したことを夏目がしてあげているようで、

祖先を敬う日本人の心を描く良いマンガだと思う。














なんだか、喘息はまぁまぁ、じっとしている分には息は足りてる

って感じなのだけど、今日これからの仕事は

花火大会の警備。

「あいつらは、このどこかで楽しくやってるんだなー」

なんて、情けないこと思うと、気の重いことだ。



このピグやピグライフのチャットで話す人はと言うと、

表現悪くて申し訳ないが、存在するが実際に合うことはないので

丁度、妖のようでもある。



話しているときは、とても楽しいのだけど、普段感じることができなくて

いつも独りなのが果てしなく苦痛だ。

とはいえ、僕もかつての夏目のように人が信じられない。

独りが良いと思っているのだから、この矛盾にとても迷いが出る。



彼らが行く風水の勉強会に戻って彼らと戦うもよしだが、

独りの今と比べてどちらが幸福なのか?



ピグの仲間を背に、戦うか、このままか。ちょっと考えている。