これまでのお話


1話目


2話目


3話目



どこかの海上自衛官が大切な青色迷彩服を道端に5、6着落としていたものを、オタクの私が拾って海上自衛隊基地に届けるお話です。目的は南鳥島Tシャツがお礼に欲しいから!というお話の続きです。

果たして、手に入ったのでしょうか。結果はいかに…キラキラキラキラキラキラ




海上自衛官に17日に持って行くことになった連絡をすると…


にっこり「届けた謝礼は、海自しか買いにいけない南鳥島Tシャツじゃないと、届ける時間と交通費とこの優しさが割に合わないんです。

なので南鳥島Tシャツがいいんです。」


船「それ以外なら…何か貰えると思うけど…。」


にっこり「意義あり!

あのままにしてたら

どこかの国の方が持って帰って悪用して侵入しかねない所を私が阻止したという、いわば国家の安全を守ったんです!

つまり南鳥島Tシャツじゃないと釣り合わないと思います。」


船「落とした本人に届けると謝礼はありますね。南鳥島Tシャツは無理かと…」



関西人の私は、多少ボケて欲しいなと思いつつ

真面目な返事に対しずっと南鳥島Tシャツと言い続けました。



にっこり「いや、無理とか言葉は聞きたくない」


にっこり「自衛官はイエスマンなはず…」


船「何れにしても、謝礼は期待出来ます。」


にっこり「触りたくないから数えてないけど上下合わせて6着くらい入ってますよ。」


船「それでも6万円の価値があります。

日本の保全を考えても届けるべきかと。」


にっこり「もう届ける連絡はしたんですが、

仕事の都合で休日の17日に届けますと伝えました

(3日あるんだから南鳥島Tシャツ準備しておけよ)

という腹黒い京都府民の本音と建前です。

17日しか持っていけないのは事実なんですが。」




そして当日を迎えました。



動き出したのが15時頃。

バッチリメイクを整えて、

きちんとした服装でキラキラパンプスも履いて、

教えていただいた基地へ向かいましたニコニコ

オタク、イベント行く時と同じテンションで。


歩く歩く歩く



よいしょ、と鞄を持ち上げて…



10歩目で後悔しました。



重たすぎる。無気力



2度ほど「取りに伺いましょうか。」と言ってくださったのを断ったことに後悔しました。



しかし持って行くと言ったからには届ける義務があるんです不満びっくりマーク

30m歩いては、左から右に持ち替えて、

また30m歩いては、右から左に持ち替えて…

結局両腕で抱えて持ち、

200m歩いたくらいで信号待ち時に気づきました!



これ、トートバッグやんニコニコ

リュックみたいに背負えばいいやんキラキラ




トートバッグの肩掛け紐に腕を通しリュックのようにして持ちました。

そこからは足取りが軽くなりました気づき

初めて歩く道なので観光気分でウキウキワクワクキラキラ

キョロキョロしながら、50分ほど歩いてようやく到着!



門の前から大声で、

「すみません!落とし物を届けに伺いました!!」

と言ったのに声が届いておらず…ぐすん



何かを懸命に叫んでると気づいて下さった青色迷彩自衛官が駆け寄ってくださり、

門の前からオレンジ鞄を渡そうとすると…



船「中にお入りください。」



と門の中へ入れてくださったのです目がハート

オタク感激よだれキラキラ



しかし…たったの5歩のみ。



ん?ここまで??

オタク楽しみにしてきたのに、ここまでしか入れないの?

これじゃ何も見れないじゃないか。

バッチリ充電もして、写真パシャパシャカメラ撮る気だったのに凝視



そして少々お待ちくださいと言われ、

風がビュービュー雪だるま冷たい中、

約10〜15分ほど待ちました。



ずっと男性自衛官から、どこでどのように置かれていて…と具体的に聞かれましたが、出身が京都の私は道の名前などさっぱりわからず。


目印になる建物という建物もあまり知らず…

身振り手振りで伝えました。



そしたらメガネをかけたグラサン女性自衛官がきてくださり、

「落とし主が見つかればご連絡いたします。連絡先を教えてください。」

と言われ、

紙と赤色ペンを渡され電話番号のみ記入しました。



今思えば怪しまれないために運転免許証とか見せたほうが良かったんかな?



そして…




「ありがとうございました!」

と見送られました。




え???あれ?おかしいな。

南鳥島Tシャツどころか何もないぞ…びっくり

門から5歩しか入れなかったし。




すぐさま海上自衛官数名へ愚痴LINEムキー



にっこり「渡してきました

なにもいただけなかったです」


船「後日、謝礼がある。

と思う…。」


にっこり「重いもの持って30分以上歩いたのに」


にっこり「しかも入口で待たされて10分も」


にっこり「寒いのに」


にっこり「何の建物も見れず」


船「お疲れ様でした。

日本の平和に貢献しましたよ。」



別の海上自衛官からは…


にっこり「重かったわー。後悔するくらい重かったわー。」


にっこり「渡してきたよ

何ももらえへんかった…」


船「粗品くらいは貰えるかもって思ってた笑

施設には入れた?」


にっこり「どこにも入れてもらえず、

警戒されてて10分入口で待たされて

そのまま『はいっ』て渡して終わり」


にっこり「オタク…建物も見せてもらえへんかった」


船「笑」




これなら素直に甘えて受け取りに来て貰えば良かったです。



言っとくけど、このオタク

令和4、5年度海上自衛隊舞鶴基地モニターなんやからね!怪しい者じゃないのに、熱狂的なオタクなだけなのに。



南鳥島、南鳥島と何回書いたことでしょう笑

きっと調べた方もいるはず。

本州から遠く離れた南東部に位置する南鳥島。

日本固有の領土であり、日本最東端の島なんです。

海上自衛隊とたまに航空自衛隊も行くことができるその島は、なぜか一般人の私たちは行けないので…

そこで売ってるグッズが我々自衛隊オタクにはレアグッズなのです。

どうしたら南鳥島Tシャツが手に入るんだろう…おねだりと日々模索中です。

袖に国旗が描かれてるんですよ日本

それを着て自衛隊イベントに行くのが楽しみなんです飛び出すハート



まだまだ諦めていません、南鳥島Tシャツ。

今回の落とし主さんからの謝礼に加え、

本物海上自衛官のファンの方からいただけるのを楽しみにしておりますハートハートハートチュー



(一気にフォロワーやいいねが増えました。

ありがとうね。ありがとうございます♪

そのお知らせが来るたび幸せです。)