「日本の路地を旅する」:江戸時代の身分制 | リベラルアーツの精進と実践の日記

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上原善広著「日本の路地を旅する」を読みました。

 

江戸時代に端を発する被差別部落(=路地)についてのルポです。

 

・東北の路地のほとんどは城下町に近くにある。

 

・自分の地区名を出したら、「あの臭いところ」と言われた。

 

・江戸には全国を統括する理事が置かれた。禅左衛門は関東全域のエタを統括する立場にあり、江戸城にまで自由に入ることができた。広大な邸宅に住んでいた。

 

・江戸の歌舞伎役者も禅左衛門に統べられていた。

 

・江戸時代でも、大名と最下層の人々は牛肉を食べた。奈良町奉行の川路聖あきらは、エタから赤牛をもらっておいしいと食べた。

 

・長野では温泉の近くに路地が置かれた。

 

大宅壮一ノンフィクション賞受賞。

 

お勧めです。