「蓬莱山」:実在と想像のものを掛け合わせる | リベラルアーツの精進と実践の日記

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通算97か国訪問し農村・スラムから先端企業徹底取材。世界情勢、歴史、哲学、アート、テクノロジー、ビジネスを繋げ、世界の行方を思索する。

島根県安来市の足立美術館に行きました。

 

2年間パスを持っており、頻繁に訪問しています。庭園が美しいことで有名です。丁度雪が積もっていました。

 

足立美術館|ADACHI MUSEUM OF ART (adachi-museum.or.jp)

 

12月からのテーマは、「日本画散歩」です。絵画の中に入っていく面白さを体感できました。

 

その中で今回特にinspireされたのは、横山大観の「蓬莱山」。

(同絵画は、企画展というよりもどちらかというと常設展として展示されいます)

 

蓬莱山とは、仙人が住んでいると言われる伝説の山であり、ここでは不老不死の薬が手に入ると言われています。

 

秦の始皇帝は、不老不死の薬を求めて、徐福を日本に派遣したとの伝説もあります。

 

大観のすごいところは、この伝説の神話の山と富士山を繋げていること。

 

実在のものと空想のものは、本来は交錯しないはず。

 

そこをあえて交錯させる点が面白いところです。

 

イノベーションにもつながると思いました。