ウクライナ情勢を巡るグローバルメディアの論調 | リベラルアーツの精進と実践の日記

リベラルアーツの精進と実践の日記

通算97か国訪問し農村・スラムから先端企業徹底取材。世界情勢、歴史、哲学、アート、テクノロジー、ビジネスを繋げ、世界の行方を思索する。

日本にいると今一つ実感がわかないウクライナ情勢。


メディアの報道も事実関係についての報道が中心で世界が何かをすべきといった論調は少なめです。


エコノミストやニューヨークタイムズでは連日のように大きな報道がなされています。アップ


その多くは、


・ロシアの今回の暴挙によって、冷戦終結後のロシアを含めた世界の経済大国の協調時代が終わった


・国境を武力の威嚇をもって変更することを許すと他の国にもドミノ的に広がってとんでもないことになる


といった論調で、ロシアの行動を強く批判する者が多いですね。


グローバルメディアは米英発のものが多いのである意味当然だと思いますが。


日本のめでぁいの場合、


「日露関係が悪化して、北方領土問題に支障」


「日本は米欧と協調するべき」


といった論調が多く、世界がどのように対応して、冷戦後のレジームに対応していくべきかといった主体的な議論が少ないように思います。


主語を「日本は」ではなく「世界は」にしないといけません。