京都亀岡の天然記念物の聖地一帯を巡礼 | 鉱物でぶつぶつ

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岩石、鉱物、地質、バイク、鳥、撮り鉄、カメラ、ラジコン、多肉植物その他、気の向くまま。不定期で中長期的に居なくなりますが、そのうち復帰するので大丈夫です。いいね!は返せないので閉じてます。営利目的はスルーします。


3/25(月)


かみさんが京都のイベントに参加するってんで、運転手として同行。

朝9時頃、現地にかみさんを降ろし、夕方まで自由行動ということで、以前から行ってみたかった、とある聖地へ。


さあ、わかる人はどこでわかるか。

石・・・には関係ある

梅には関係ない・・・梅には

積善寺というお寺の敷地内である

もうほぼほぼ絶産と聞いており、採取できるとはまったく思ってもいない。

はい、稗田野の菫青石仮晶です

通称「桜石」で、この積善寺内の桜天神のものは国の天然記念物に指定されており、ホジボシできないことになっている。

だから表面採取しかないが、まあそうね、落ちてるハズがないわ、もう絶産と言ってよいのではないか?(遠い目)


とにかく、この桜天神のものでは当然ないが、湯の花産のものはいくつか「買って」持ってるので、別に採れなくても問題はない。


あとは、せっかくだから、この稗田野から湯の花にかけての、ホルンフェルス地層を観察させてもらおう。

泥岩に花崗岩マグマが貫入した、泥質ホルンフェルス

ホルンフェルス化の過程の中で、SiO、Al、Mgといった分子がいい感じに結合して菫青石の結晶が生成される。

さらに、それらが風化・・・と言っていいのか知らないが、ウンモや緑泥石に変化してキラキラな模様になったのが桜石である。


この、元菫青石でしたよー、というのが、専門用語で「菫青石仮晶」と呼ばれるわけです。


あるいは「菫青石を仮晶したウンモや緑泥石」などと言うわけです。



はい、菫青石仮晶の桜石・・・。



あと、あたしのお宝は根尾で自採して、玄人衆をざわつかせた、こちら。


ちょっと横道に逸れたので、そろそろ話題を回収していこう。

そんなこんなで、亀岡を堪能したので、本日の石イベントは終了。

この後は「撮り鉄」に変身である。


あ、そうそう。
実は夕方、かみさんと合流したあと、新京極の方に行き、せっかくだからクリスタルワールドの本店に行ってみたが、なんと「国産鉱物はほとんど東京店に送ってしまって、今あるのは糸魚川翡翠ぐらいです」とのこと。

はっはっはっ、ここも絶産か!
( ̄∀ ̄)


《撮影》
OLYMPUS E-M5 mark3
OLYMPUS E-M10 mark3
iPhoneSE3のどれかっす


よろしくですよー
m(_ _)m
 
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