【雑記】岐阜県博物館の常設展クルーズ | 鉱物でぶつぶつ

鉱物でぶつぶつ

岩石、鉱物、地質、バイク、鳥、撮り鉄、カメラ、ラジコン、多肉植物その他、気の向くまま。不定期で中長期的に居なくなりますが、そのうち復帰するので大丈夫です。いいね!は返せないので閉じてます。営利目的はスルーします。


どうしても岐阜県博物館の鉱物展に行きたかったので、年度末の連休最終日である3/1(金)に行ってきた話の最終回。

企画展、併設展を一通り見終えたところで、別行動中のかみさんから合流の連絡が入ったので、時間調整がてら常設展をクルージング。


美濃隕石コーナー



明治42年に美濃地方に降り注いだ隕石雨の一つ。


30個近く回収されたうちの一つだそうだが、レプリカじゃないのは、博物館としてのメンツを保った。



隕石は大きく分けると「石隕石」「鉄隕石」「石鉄隕石」の3種類で、降ってきた隕石としては石隕石が圧倒的に多いはずだが、そんなに見つからないのは、それは・・・


ただの石だから、見分けがつかないのだ。

(´・ω・`)


でもさすがに近現代に降ったものは放っておかれないので、なんぼか回収できたということ。


回収された欠片には、それぞれ地名にちなんだ名がつけられており、中でも岐阜市北部の太郎丸に落ちたので「Taromaru」と名付けられたものが、私が玉扇太郎なので何となく親近感が湧く、というしょーもない話。




続いて上麻生礫岩コーナー


礫岩というのは、要するに瓦礫の寄せ集めのような岩石で、中にはお宝な瓦礫もあったりする。


矢印の先がお宝。



日本最古の岩石の礫。



微妙だよね。


片麻岩が日本最古級なのだが、その片麻岩にはさらに各種鉱物が入っているわけで、それらは日本最古の鉱物というわけではないだろう。



っていうか、どこ?




続いて化石コーナー。



化石はねー、ぼくはねー、ちょっと出来ない。

守備範囲外です、基本。



基本、というのは、要するに岩石・鉱物と化石の境界線がないから、グレーゾーンはカバーせざるを得ない。

貝化石からの方解石とか、黄鉄鉱化した貝とか、そもそもチャートや石灰岩なんかは、それぞれプランクトン、放散虫の死骸が積もって岩石となったわけで、微細な化石の堆積岩と言っても過言ではない。


また、わりと好きな亀甲石の類は、割ると(割らないけど)中から化石が出てきたりする。

亀甲石は大抵泥岩だから、化石出てきても当然と言えば当然。


さておなじみ(?)四方珊瑚。



たまに産地で落ちてる菊花石っぽいやつ。

多分、この化石じゃないかと。


参考までに、落ちてたやつを加工して磨いたもの。



もちろん、正式にはこれは菊花石ではないが、これはこれで面白いのだ。


続いてナポレオン石。



あるいは「時計石」なんて呼ぶ人間も・・・いるはずだが・・・もう絶滅危惧種?



お。



シカマイヤちゃん。



二枚貝説が有力だが・・・、エビデンスが・・・


説明プレートが何気に「謎の・・・二枚貝」ってなってて、謎だけど二枚貝は確定なんかい! ってツッコミ入れそうになる。



で、このウミユリ標本の・・・



立体っぷりのハンパねーこと。

トンカントンカン、ハンマーでぶっ叩くしか脳のないあたしには、とてもできる世界ではない。

化石畑の人ら、マジリスペクトっすよ。

かなりながーくなりましたが、これで県博物館シリーズを終わります。


《撮影》
OLYMPUS E-M5 mark3
OLYMPUS E-M10 mark3
iPhoneSE3のどれかっす


よろしくですよー
m(_ _)m
 
石以外の記事の検索は
便利ですよー
(*'▽'*)