ホルンフェルスに咲く桜 | 鉱物でぶつぶつ

テーマ:
京都、湯の花の桜石


京都府亀岡市一帯に広がる
ホルンフェルス中に
六角柱状にできる菫青石の
変化したもの(仮晶)


見たまんま
桜の花びらに似ているので
平安の昔から桜石と呼ばれている


桜天神周辺のものは
天然記念物に指定されているが
この標本は前記した通り
湯の花産なので合法(笑)


菫青石からの変化と書いたが
雲母などの
複数の鉱物に変化したもので
「桜石」という
一つの鉱物が存在する訳ではない


いわば
鉱物という材料を使って
自然が作った
造形作品である


もう一つ

原石を・・・

同じく湯の花産のもの


思わず歌でも詠みたくなるような
風情がある

桜を詠んだ和歌は多いが
自分が一番好きなのは
勅撰「古今集」に入る
在原業平の歌

世の中に絶えて桜のなかりせば
春の心はのどけからまし


世の中に
桜なんてものがなかったら
春はどんだけ
気が楽だったことだろう

こんなものがあるから
咲けば愛で
散れば物悲しく
私の心は
かき乱されっ放しぢゃんか

というような意味かな
と思う



自分ならこんな感じ

世の中に絶えて鉱物なかりせば
さぞや宇宙ものどけからまし


世の中に鉱物がなかったら
宇宙も存在せず
人間も存在せず
したがって
自分も存在せず
さぞかしのどかだったろうに・・・

やめとこう


さて
今更だが
桜石は柱状結晶になっており
桜の花のような断面が特徴


大抵、花弁は六枚


ピザみたいだ・・・

桜の花弁はご周知のごとく
五枚なので
惜しいなと思うが
中には六枚ものもあるようなので
セーフかな




崩れ花もいい


散る桜残る桜も散る桜


特攻隊員のメモにあったが
作者不詳とされる句

良寛の辞世の句ではないかとも
言われている

自分なら
拾う石捨てる石もまた拾う石

なんか
しみじみしてきた

呑もう!


湯の花の桜見をればあはれにも
酒飲まざりてをれる我なし

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