なかなかの十字石 | 鉱物でぶつぶつ

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スタウロライト

ロシア、ムルマンスク州の
コラ半島出土


鉄とマグネシウムを含む
アルミニウムの珪酸塩鉱物

和名は十字石

ザ・十字双晶とも言うべき
貫入十字双晶の代表

ただ、日本で十字双晶が
見られるのは
富山県宇奈月産ぐらいだと
されている


モース硬度は7~7.5とかなり硬い

ほとんどが広域変成によって作られる


白雲母(マイカ)や
藍晶石(カイヤナイト)や
鉄ばんザクロ石(アルマンディン)
などが
広域変成(動力変成)を受けて
ギューっとなったところで
出来るらしい


まるで
十字架のように見えるため
古くは十字軍の兵士が
お守りとして携帯した
という


このロシア産は
十字双晶の定番だが
なかなかこの大きさで
しっかり十字にクロス
しているものは
お目にかからないので
貴重かな、と思う

裏面


スタウロライトがないと
ただの雲母片岩・・・



よろしくですよー
m(_ _)m