HHCH規制するってよ。 | その名も、あきらくん~思いもよらない毎日~

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大麻には含まれない成分であるHHCHが主成分のグミが、「効用が大麻似」という理由で「大麻グミ」と表現され、死亡事故は1件もないのに健康被害、「搬送者多数」と市民の不安をあおり、熟睡すれば気を失ったと報道され、青少年にとって一番身近である「市販薬・処方薬の乱用」、「アルコールの害」はスポンサーに忖度して報道しない。

 

大麻グミの危険性を報道した後は、「若い女性がおいしそうに飲むアルコール」が放送される。

 

 

まあ、メディアは酒より危険性が低い大麻に似せた化学合成品を大麻グミと呼び、本物の大麻への恐怖心をあおり、その後美女がおいしそうに飲むCMで視聴者をアルコールに引っ張っていくわけです。

 

こういうのを「犬笛」といいます。良く出来ていますね。

番組では決して「HHCHでなくアルコールに」と勧めませんが、HHCHをことさら危険に報道した後、さりげなくビールのCMを流し、それに反応した人間がアルコール摂取者になっていくというパターンですね。

 

さすがスポンサーあってのマスメディアですよ。愚かな国民は都合のいいように引っ張られていく。

 

大麻が合法化されたカナダの新指針では、アルコールの害の強さを忖度せず発表しました。

 

 

ビールは週に1~2杯。それ以上の度数の高い酒はそれ以下でないと、深刻な健康被害を生みますよ。

 

日本では大麻に新たに使用罪が制定され、最高懲役7年だそうです

 

それをメディアは今回HHCH報道で盛んに「健康被害」という表現を使用していましたが、「体調不良」との違いは皆さまご存じですか?

 

健康被害、という定義は厳密に統一はされていませんが、各団体このような定義を用いています。

 

一般財団法人健康食品産業協議会は「消費者が商品を摂取し、それが原因となり健康を害するような症状等が発生することを健康被害」とおおざっぱですが、他の三団体は基本的に「その摂取と発現症状が医学的・科学的に関連があるまたは強く疑われ、医師の診断書など客観的な情報が必要」や具体的な機能低下などの数値が求められます。

 

今回のHHCHなんぞ緊急搬送が○○件、だけで、具体的な健康被害何かありました?眠くなったとか過剰摂取して気持ち悪くなっちゃったとかくらいでしょう。

 

こんな程度で指定薬物にするのは「醤油を赤ちゃんにがぶ飲みさせると死ぬから醤油を禁止」くらいの愚行ですよ。

餅だって年間3500人が「死亡」している。どっちが危険か、と。

東京消防庁によりますと、東京消防庁管内で発生したアルコールの緊急搬送は毎年1万人。

 

HHCHが数十人の搬送で薬物指定なら、現在野放しのアルコールや餅も当然規制すべきでしょう。

 

アルコールや餅が無くとも正月は来ます。

 

 

大麻の依存症化率はアルコールの半分以下だ。とりあえず、国家公務員・地方公務員は公務時間内は勿論時間外、休日も原則アルコール服用禁止にし、国民の見本となるべきだ。

 

自ら国民にあるべき姿を示す。美しいではないか。

 

 

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