★Around The World : 3,401 days : 世界一周3,401日間
☆161 countries : in Nagano, Japan. : 161カ国目・現在地：日本 長野県 諏訪地方
★Total Distance 158,406k km : 総走行距離：158,406km
【161ヶ国目🇲🇳モンゴル🚲🏕️自転車冒険旅★6日目】
Bulgun→ Kharkhorin, Ovorkhangai.
6日目距離：105km. 獲得標高：900m
トータル距離：444km. 獲得標高：4,200m。
「旅は人をポエマーにさせ、冒険は人をモチベーションスピーカーにする。」
YouTubeチャンネル〜6日目ハイライト動画↓
モンゴルに来て、6日目の朝を迎える。
旅にもモンゴルにも慣れてきた。
昨晩は久々のベット。
室内の温かさだけでなく、野犬にも強盗にも警察にも遭わないと言う安心感は、日本では中々味わえないかもしれない。
朝からコーヒーを頂き、ふと耽る。
朝早くにも関わらず、ホームステイさせてくれたパパが見送ってくれた。
自転車旅のご褒美は、朝陽が大地から生まれ、夕陽が大地に亡くなるのを見れること。
朝陽が作った影帽子に会話する。
世界一周自転車旅をしている時もそうだった。
「独りで旅をしているつもりはない。」
実際は独りなのだが、いつも心には多くの人の心が寄り添っている。
みんなの応援をバックに詰め込み、今日もペダルを回す。
それがモチベーション。
つい、旅はおセンチになり、人をポエマーにさせる。
6日も異国の野外に触れていると、感性も野生に還ってくる。
見るもの全てがキラキラと輝き、美しく見えてくる。
空には辰年らしく、2匹の昇り龍。
彼らも応援してくれている。
今日は、気温−7℃、向かい風7mと一昨日からの寒さと風よりは柔らいだ。
普通であれば、今日のコンディションであっても相当なものだが、現場よりも困難な事を経験していると、腹をくくえれる。
「この状況化は、あの絶望的な時よりも大したことない。絶対やれるはずだ。」
冒険は、人をモチベーションナルスピーカーとして育てる。
結果的にまる一日中向かい風だ。
時速も8km。
それでもペダルは嘘をつかない。
確実に目的地に近づく。
腹を決めれば余裕も生まれる。
昨日よりも風景を見る余裕がある。
地形と気候が変わり始めたのがわかる。
積雪は消え始め、代わりに雪解けの川が出来始めた。
雪の下にあった大地は、荒野から高原に、そして砂漠化した。
中央アジア付近に生息するフタコブラクダにも遭った。
ゲルと良く似合う風景。
永遠と真っ直ぐに伸びる道に感動と共に、ため息もつく。
アメリカのモニュメントバレーや、南米大陸最南端のウシュアイアの冬の景色にも似ている。
また場所によっては、四国カルストや山口県の秋吉台にも見えた。
世界は広いが、同じ地球圏の兄弟であることを実感する。
「こんな風景の中を走れる贅沢を忘れるな。日本に帰国したら、また恋しくなるぞ！」
今の困難ですら、時間が経てば甘美な記憶になる。
それは世界一周自転車旅の時からわかってはいたこと。
あんなに憧れていた日々が、非日常が日常となり、つまらなくなる。
「辞めてしまえば、後悔する自分を知っている者だけが、その先の世界を知る事ができる。さらに高く広い世界を目にする事が。」
6日目は、独り言が多かった気がする。
冒険旅にも慣れ、疲れも出て、ナチュラルに野生化した人間味ある考えになる。
旅や冒険は、人をおしゃべりにさせる。
おしゃべりしている間に、105km先の目的地のハラホルンに着いた。
もう真っ暗だ。
情報がない中での移動は避けたい、
6日目になると、自転車キャンプ能力も上がり、その国で安全地の高いキャンプ地をすぐに見つけられる。
相変わらずの激風でテントもバタバタゆれる。
でもこの天幕の下の安心感は、家の中以上だと思える時がある。
今日がそうだ。
さ〜寝に落ちる間際のメモリアルタイムに入ろう。
おやすみ、世界のみんな。
